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2006年4月

黄金週特別企画(笑)不思議バトンが回ってきましたよ。

黄金週まっただなかな今日この頃、皆様いかがお過ごしでせうか?
ワタシは明日と明後日は暦通りの出勤です。以前はこの黄金週で香港へ行きたいと思ったものですが、ホテルがめちゃ高かったので泣く泣く諦めた次第です。とりあえず、お盆前に行ければ嬉しいもんですわ。

それはともあれ、本題。またまたバトンを受け取ってきましたよ。
今回のバトンは「My favorite things☆」の東雲さんから託された、その名も「不思議バトン」です。

★ルール説明
(1)1,2,3で回してくれた人の質問に答える。
(2)4で次の人への質問を考える。(3問)
(3)5でバトンを渡してくれた人にメッセージ
(4)6でバトンを回す人3人。

えー、ここはあくまでも中華blogなので、(1)~(3)は
あえて中華限定で解答いたします。
へんなこだわりで失礼します。非中華ヴァージョンは後ほど日記blogにアップいたします。

(1) 今までの人生の中で、感銘を受けた本は?

とりあえず3冊あげますね。
まずは、新米の香港電影迷だった頃に出会った、藤木弘子さんの香港旅行本2冊。

オンライン書店ビーケーワン:秘伝香港街歩き術秘伝香港街歩き術

遊遊香港道楽
遊遊香港道楽
posted with 簡単リンクくん at 2006. 4.30
藤木 弘子文・イラストレーション
草思社 (1997.6)
通常2-3日以内に発送します。

10年前に@niftyのパソコン通信フォーラムで、とある読書&映画系ライターさんと出会い、ワタシが新米香港迷であることを自己紹介すると、お友達が書かれた本として紹介してくださったのが藤木さんの本。そのお友達も本文中に登場するんですよー(笑)。映画や明星だけのガイドでもなく、一般的な香港旅行ガイドでも登場しないような香港の顔を紹介してくれたことがとても嬉しく、初香港上陸時には参考書代わりに街歩きプランを練ったものでした。
あと、藤木さんが文庫版(上の画像がそれですが、こっちは残念ながら品切れ…)あと書きで書かれていた「新宿のコンランショップでレスリーと逢った」話が個人的に大ウケでした。

もうひとつはウィン・シャのブエノス写真集。写真もよかったけど、あの本のどこか手作り感あふれるデザインがとっても好きだったの。

(2) いま一番好きな曲はなんですか?(熱く思いを語ってほしいなぁ)

今だったら♪霍霍霍霍霍霍霍霍だったり、南拳の『破曉』宏くんの『放開[イ尓]的心』あたりが好きなのだけど、久々にジェイの『外婆(おばあちゃん)(『七里香』収録)を聴いたら、しんみりしてしまったよ…。2月の演唱会でジェイ自身におばあちゃん本人が紹介されたり、彼の生まれ育った淡水(歌詞に♪在淡水河的河畔~と出てくる)に自分が短期間だけど住んでいたことがあるという、個人的な想い出も入っちゃうんだけどね。そんなこともあってかなり心にしみます。

(3) 好きなお国の言葉(方言)を教えてくださいまし。

北京語だったら「馬馬虎虎(いいかげん)」で、広東語だったら「無問題」(笑)。こんな感じでしょうか。

(4) 次の人への質問

 (1)自分の中で一番古い記憶は、何歳の時でどんなことですか?
 (2)旅に出るとき、これだけは欠かせない!というものを教えてください。
 (3)1997年7月1日
(時間は不問。ちなみにこの日付は香港の返還日です)、どこで何をしていましたか?
…設問を考えていたら、ちょっと王家衛モードが入ってしまいました(笑)。

(5) バトンをいただいた東雲さんへのメッセージ

最近は、お互いに宏くんモードで大盛り上がりでしたね。
東雲さんのような、お若くて元気なレスリー迷の方がおられると、長年中華芸能迷をやっている身としてはとっても安心するし、心強いです。
やっぱり、若い世代にももっとレスリーや香港映画や中華芸能の魅力を知ってもらいたいと思っているので。お忙しいと思いますが、今後も頑張ってくださいませ。

(6) お次にご指名のお三方

「藍*aiの雑想記」藍*aiさん
「C4U」かなさん
「はちみつダイアリー」honeymilkさん

あ、もちろん強制ではございませんし、すでに重複して受け取ってしまっているかもしれませんが、お暇でしたら引継ぎよろしくお願いいたします。

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ほー、レスリー・キーかぁ。…セセセセシリア、なんて大胆な!

今週の 『週刊朝日』の広告に、コン・リー姐&セシリアの名前を発見。一緒にあった名前はレスリー・キー。張國榮さんと全く関係がないのは言うまでもない(こらこら)。
…あれ、この人の名前、聞いたことがあるぞ。確か7、8年くらい前、『號外』やヴォーグ香港版などの香港ファッション誌で、よくファッションフォトを手がけていた人じゃないか?(ちなみにシンガポール出身で今年35歳)そういえば彼、あの『無間輪舞曲』で竹野内捜査官&チェさんのポスターも撮っていたと聞いたような…。今は日本で仕事をしていたのか?と思い、雑誌を立ち読みした。

彼が手がけたのはグラビア記事で、題して「ASIAN WOMAN」
コン・リー姐&セシ以外はみんな日本明星。アジア進出を目指すユーミン、成龍さんと共演したゴクミ、スタンリーさんと仕事したかおり姐さん、結婚してママになってもまだまだアジアのアイドルであるのりぴー、ホウちゃん映画のヒロインヨウちゃんこと一青窈小姐、ナイスバデーをひけらかしてジェイに迫った(?)杉本彩兄貴、金城くんのファンであり(今もか?)、學友さんと同じステージに立ったみさっちゃんこと渡辺美里など、大なり小なりアジアに縁があるタレント&女優&歌手が14人も集まっている。
なにせファッションフォトグラファーによる撮影なので、意外性に富んだグラビアでしたよ。日本明星はジャケ写から作られたドレスをまとったり、ものすごーく兄貴な脱ぎっぷり(でも大事なところは隠す)を見せてくれたりとなかなかアヴァンギャルド。こーゆーのは日本人にはない発想かな?個人的には清楚な白いドレス姿のヨウちゃんと、追い風に髪をふわふわとなびかせているみさっちゃんのアップがお気に入り。(二人とも好きだというヒイキも多少あるよ。ははは)
で、コン・リー姐は『エロス』や『SAYURI』の延長線にあるようなオトナの色気系?と思ったら、髪をしっかり束ねて意外と地味。これは狙ったか?
そしてなによりも驚かされたのがセシ。これは『無極』のパロディかよ!と思ってしまったものすごーく濃いメイクに、着ているのはジーンズだけ!つまりセミヌード!(もちろん女優生命にかかわる大事なところは隠している、それも腕で)うおおおおおセシよ、キミの大胆ショットは杉本彩兄貴より上を行っているぞ!
そーいえばウィン・シャ展で観たマギーのセミヌード(ここでも大事なところは隠している)にもドッキリしたけど、ファッションフォトにおける中華明星ってもしかして映画より大胆?
…あと、日本で中華女子明星というと真っ先に名が挙がるツーイーはいませんでした。珍しいなぁ。

雑誌にはキーさんとユーミンの対談があったので、買って(!)読んだら詳細を追記いたします。グラビアも記憶うろ覚えっぽいので(苦笑)。

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えぢ&杏in京都@ハニカミ

ハリウッド版『呪○』こと《The Grunge》撮影出演のため、最近東京に滞在していたというえぢ25歳。そして野田秀樹さんの戯曲『白夜の女騎士』に出演中の杏ちゃん18歳。
宏演唱会で大いに盛り上がっていた先週金曜の夜に放映されていた 『恋するハニカミ!』では、えぢ&杏ちゃんの京都デートが展開されていた。そして、今週はその後編が放映。
お互いに国際的なキャリアを積み、『イニD』で共演したけど絡みはなかった二人がハニカミでデート。しかも舞台は東京じゃなくて群馬(イニDつながり)でもなくて京都。

うおおおお、なんてかわいいんだ二人とも。絵になるなぁ…
もうただひたすら、それしか言えずに二人のラブラブぶりを眺めるばかり。杏ちゃんも結構英語がしゃべれるから柔軟性もあるし、二人のことを知らずに観ていても、ちゃーんと「中華系欧米人の彼氏に京都を案内しているの女の子ちゃんの図」になるんだよね。えぢには全然ツボはないんだけど、「えぢよ、オマエってそんなにかわいかったのか…(もちろん杏ちゃんは彼以上にかわいいが。爆)」なんて思ったのは言うまでもなくてよ。まーねー、確かに腰パン野郎だし、イマドキの男子くさいテレテレした歩きかたしてるんだけどさー(実はそこが苦手なのだ)。それでも和服をビシッと着こなし、おお、希少爺!なんて思わず中国語で声もかけたくなるほどの若旦那ぶりだったもんなー。(以前、レスリーが和服を着こなしていい若旦那っぷりを見せてくれたのも思い出したよ)
もちろん、杏ちゃんもめちゃめちゃかわいかった。あんなに目をクリクリッとさせるんだー、気がつかなかったよ(笑)。顔立ちもお人形さんみたいなので、えぢやジェイや張震のような中華系な男子とのバランスがよく取れるのね(^o^)。ワタシはえぢ迷ではないので、あんなにラブラブな姿を見せつけられた杏ちゃんに嫉妬なんかしなかったけどね。
この二人の濃密なデート、なんだかお嬢様のお屋敷付きのお女中頭のような気分で見守ってしまいましたよ。そんで杏お嬢様がご帰宅なされたら、「お帰りなさいませ杏お嬢様、冠希お坊ちゃまとのお出かけはいかがでしたか?」なんて聞きたい気分だよ(爆)。
そして、この二人が交わした“絶対に破れない約束”って、いったいなんだろうね。

京都は昨年行ったけど、近いうちにまた行きたいなーなんて思う次第。
そのときはえぢアンコンビの愛の奇跡を追うロケ地ツアーでもするか…ってもちろん冗談ですわよ、杏お嬢様。

Edison

これは6年前に初めて買ったえぢの生写真。この子がまさかここまで来るとは、この頃は思わなかったよなー。

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TOKYO中国茶めぐり・2006春

先の記事に書いたとおり、先週末の東京ツアーでは久々に中国茶めぐりもしよう♪と思い、早速実行。
最初に行ったのは六本木から大江戸線で行ける東麻布の『海風號』。サイトの地図をプリントアウトして行かなかったのでやや不安だったけど、ちょっと中に入ったところにあったので安心。
ここでは閩南烏龍なる青茶を頼んだけど、よく考えれば気候が暑いくらいに気持ちよかったから、西湖龍井にしておけばよかったかなぁ、などといまさらのように思う。お茶菓子はミニドーナツとイモかりんとうだった。
閩南烏龍はその名前でわかるように、福建省(閩南地方。台湾本省人のルーツはここにあるという)のお茶。ちょっとワイルドな感じの味わいだった。青茶では甘く感じるお茶を好んでいるので、この味わいをそう感じてしまったけど、たまにはいいかな。
他のお茶は試飲できるのかな?と思ったけど、ご主人さんがカウンターで常連さんを接客していたこともあって、ちょっと勇気が出なかった(恥)。日曜・祝日も開いているようなので、また足を運んでみようかな。今度は友人も誘おうっと。

その後は表参道の遊茶をのぞく(実は前日ちょっと立ち寄った)か、思い切って華泰茶荘まで行こうかとあれこれ考えたけど、東麻布から麻布十番まで歩いていけると知ったので、ヒルズの英記茶荘に行くことにした。実はここ、今まで前は通ってものぞいたことがなかったのだ。香港の英記茶荘自体は、6年前に金鐘パシフィックプレイスの西武にあったお店に行って、ライチ紅茶を買ったことがあったっけ。
土曜日の夕方近くということもあり、英記はお土産目当てのお客さんでそこそこ混雑。どんな茶葉を買おうかしばしば悩む。店頭ではオリジナルの「春の香りの烏龍茶」なるものの試飲をやっていたけど…すみません、おいしかったけどちょっと香料が強すぎちゃって(/_;)。
これくらい香りがあるなら花茶でも買うか、そーいえばもにかるさんのblogで八寶茶について書かれていたのを見かけたから、久々に八寶茶でも買うか、と2種類(菊花ベース&メイクイベース)購入。これ、まだ飲んでいないので、飲んだら感想をここで書きますね。

実は一番寄りたかったのは、銀座の陸羽茶荘。でもここは、店長さんの香港出張と重なって休業だった。だからまたまた行けなかった…。日曜祭日がお休みだから、夏休みの時に行ければいいのかなー。
こんな感じで、意外にもはしごできなかったけど、また来る機会があるのでその時にまた寄っていこうかな。幸い家にはしゃおしゃんの青プーもまだまだあるし。

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運命の六本木交差点を渡れば、シネマートまでたどり着ける…はずである。

という意味不明な題名だけど、この記事は『ディバージェンス・運命の交差点』鑑賞報告。
まず、初鑑賞時(at去年の東京国際)の感想はこちらをどうぞ

2005_1226photo0019_28

東京国際のときにヒルズのウエストウォーク内に掲示されていたオリジナルポスター。確かに彦が主役のように見える…。

初めて行ったシネマート六本木は、ここ数年、東京国際やらイベントやらでやたらと足を運ぶことが増えた六本木ヒルズより内側にあり、地下鉄も日比谷線より都営大江戸線で降りたほうが便利という地理にある。HPの行き先案内をメモして行ったんだけど、ある場所があまりにも地味だ。六本木のくせに(笑)。

シネコンなので入り口のすぐ前にチケットカウンターとコンセッションあり。『ディバージェンス』の上映は3階だった。100席くらいのスクリーンで、真ん中の席を取ってもらった。スクリーンが小さいと前のほうにとる(地元の盛岡フォーラムや渋谷の旧ユーロスペース、現シアターNなど)んだけど、見上げるかたちの配置だったのでど真ん中で正解だったかも。ただ、見やすい席だったせいか、妙にシングル観客の人口密度が高かったです(笑)。お客さんの入りは満席の半分以下…ちょっとこれは悲しいぞ(T_T)。公開初日土曜は先着50名様にアーロン生写真(from映画のスチール)が配布されていて、2回目の上映に足を運んだワタシも余裕でゲットできたくらいなんだから…。

予告編がやたらと多かったのは、この映画館がまだ新しいからか?ほとんどが大韓電影だったけど、6月から上映される『ドラゴン・プロジェクト』の予告が流れたのは嬉しかったー。オープニングで登場する秋生父さんの白い学生…もといカンフー服(&月を背負っている)姿を入れてくれたのもよかったわ。

Divergence

本編に比べて、イーキンの髪が短く、彦の前髪が厚い。もちろんアーロンは変わらない。これって多分、公開直前に撮ったスチールなのかな。

(以下、内容に触れている部分あり。未見の人は読まないでくださいませ)

しかし、映画祭で鑑賞した時、いかに自分が夢うつつでこれを観ていたかってことが丸わかりだった。
中盤、イウ・ハーのスキャンダルを激写したカメラマンが撃ち殺されていたのをシュンが発見し、同じくその場に居合わせたコークと高架道路から上環街市の中までおっかけっこして大爆発(ベニーさん映画のお約束)に巻き込まれるシーンが断片的にしか記憶になかったもの。あと、ティンの出番ってけっこう多かったんだねー、ウィッグかぶっているからわかりにくいよ(こらこら)とか、フィリピンの貨物船に身を隠したコークが狙われるシーンも記憶から落ちていたなーと。すみません、あの時は深夜バス上京&連続3本鑑賞だったから、かなりきていたんですよねー(苦笑)。
で、イウ・ハーは結局行方不明のままなのか?イウパパと手を組んでいた(操っていた?)ジムさんが手を下したってことなのか?で、コークたちを狙っていたのもジムさんの刺客だったのか?話の断片をはめ込んでみても、このあたりはあれこれ想像しなきゃいけないってことかな。
こうやって見ても香港映画にしては複雑でも日本のサスペンス映画的な凝った展開なので、ストーリーも楽しめる。案外日本でリメイクも可能なんじゃないか?なんて口をすべらせたらまずいか。だいたいアーロンのように血まみれになりながらも執拗に事件を追って様になる30代終わりから40代始めの日本俳優って果たして存在するか?(爆)

あ、そうだ。これも書かなきゃだな。
この映画の美術担当は言わずもがなのウィリアムさん。パンフによると、いつもとは趣を変えて機能的かつ実用的なインテリアを目指したそうだが、それってありあわせのものを使ったってこと?(笑)もっとも、コークが身を潜めた貨物船の個室にかかっていたカーテンは古そうな花柄だったので、このへんがウィリアムさん的だなーって思った次第。

ところで行ったのが初日、ということで、初日名物ぴあ満足度出口調査に捕まってしまいました(笑)。ええ、日本での香港映画公開増加期待のために思いっきり誉めておきました。でも、写真撮られちゃいました。明日発売のぴあに出るかどうかはわかりません。出たらどうしよー(@o@)。でも地元じゃ多分ばれないからいいか。ははは。

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王力宏蓋世英雄日本演唱會2006atNHKホール

ああ宏よ、キミはやっぱり“音楽の申し子”だ。鬼に金棒、宏に楽器とはこのことだな。あの王力宏第一次日本演唱会[HEAR MY VOICE]から2年、“Chinked-Out”を引っさげて再襲来した一昨日の演唱会で、ワタシはこの思いを新たにしたのは言うまでもない。

Leehom_2006

4月21日(金)夕方、渋谷のNHKホール。
思えば最後にこのホールに来たのは9年前の今頃で、しかもアーロンの演唱会だったよなぁ、と中華明星つながりの縁を感じつつ、宏くんことリーホンの、2年ぶり(&単独ホール公演は初)の演唱会に望んだのであった。2年前の「Hear My Voice」では、彼の豊かな音楽的センスに驚き、満足しつつも、米国人とはいえどもやっぱり中華明星だからホールコンサートで歌って踊る姿が観たいもんよ、なんてちょっと思ったりもした。そして今、日本での初主演映画の撮影と『心中的日月(心の陽)』&『蓋世英雄』の2枚のアルバムを経て、よりパワーアップして帰ってきてくれたのは非常に嬉しいものがあった。さらにこの演唱会では、新たな音楽の地平を切り開き、アーティストとして安心できる姿を見せてくれたようにも感じたのだった。

席は2階左側の前方席。そんなに見えにくい場所ではない。
ホテルに電池式蛍光棒を置いてきてしまったので焦ったけど、同行のHさん&Pちゃんに「愛が足りないわねー」なんて言われつつ使い捨て蛍光棒をもらった。ジェイ演唱会の時もそうだったらしいが、最近の中華明星日本演唱会では物販コーナーでちゃんと蛍光棒を売ってくれるらしい。ああ、いい時代になったもんだわねー。(近くの席の若いお嬢さんに蛍光棒の使い方を聞かれたので教えたところ、彼女の持っていた棒に「王力宏蓋世英雄日本演唱会」のシールが貼ってあったのでそう気づいた次第)
ステージにかかった幕には「蓋世英雄」の文字がある。うーん、思った以上に中華テイスト満載。

午後7時、定刻通りに開演。まずバックバンド(オーストラリア人、タイ人と多国籍構成メンバー。'02年學友さん音楽之旅日本演唱会のメンバーと重なっているらしい。by gicchaさん情報)、バックダンサーズ、そしてダブルスクリーンに流れたオープニングフィルムに続いて(多分この順番)、黄色い長袍を身にまとい、赤地にト音記号型の龍のモチーフの旗(いかにも中華だ、これが!)を振りながら宏くんがゴンドラでご登場。ひな壇に降り立ってさっとお着替えし(当然二の腕もちらり見え)、青いジャケットを羽織って発した第一声は

「蓋世英雄到来!」


はい、当然ファーストトラックは演唱会ツアータイトルと同じ『蓋世英雄』であった!もう狂喜乱舞で蛍光棒振りまくり。お次は個人的に好きな『放開[イ尓]的心』。ええ、当然一緒に歌いましたよ、♪Baby 我愛[イ尓]ーってね!踊りも頑張っているし、女子ダンサーズとも絡んでくれるしで、観て嬉しい聞いて嬉しい第1部。この夏公開が決定した『真昼ノ星空』予告に、共演した香椎由宇ちゃん(彼女は『ローレライ』以前にこの映画に参加していたとのことで、実際これが初出演映画だったとか)とゴスの皆さんのビデオメッセージをはさみ、二の腕を惜しげもなくさらしてくれた衣装にチェンジしてくれたのはもちろん嬉しかったですわ、はい。

宏くんの真骨頂は、どんな楽器を持たせても、“鬼に金棒、宏に楽器”といわんばかりに弾きこなしてくれる音楽の申し子っぷり。
フリンジジャケットに白シャツ、ジーンズという“ブロークバックじゃなくてカウボーイだってば”スタイルにチェンジしたパートではそれがもう思う存分味わえた。ギター(オープニングですでに弾いていたが)→ピアノ(ジャズアレンジの『Follow Me』や御馴染の日本語曲『Dream Again』を披露。MCの日本語はまだまだだけど、歌の発音には磨きかかってますね)→単独のドラムからセットドラムを組み立てながらのプレイ(これは見事!)→お約束の『ニューシネマパラダイス』から『ジュリア』という流れはもうホントによくて…。あまりに率なくこなしてしまうと物足りないって思うかもしれないけど、ほら、やっぱりこの人音楽の申し子だからー(笑)、なんて思っちゃうのであった。ははは。
ゴスの皆さんがハードディスクで参加した(本人たちが登場したら会場は騒然としちゃうだろう)『愛にゆこう』は、生で聴いてさらによかったのはもちろん言うまでもなし。

そして、山場はお待ちかね、いまや宏くんといえばこれ、となりつつある独自ジャンルの“Chinked-Out”。
衣装もHIPHOPスタイルだけど、Tシャツには“蓋”の字をあしらったりしてかなり中華を意識。『在梅邊』の京劇ラップはスクリーンに映る字幕とのおっかけっこだし、一緒に歌った『花田錯』と『心中的日月』はやっぱり素敵だし、『在那遥遠的地方』の二胡演奏には当然魅了された。…実は今「二胡やらない?」って誘われてるんだよね、宏くんみたいに弾きこなせるかどうかはわからんけど、やってみたいかもなんて思ったのは嘘じゃない。ええ、このパートが一番よかったなぁ。
アンコールでは再び二の腕全開で登場。しっとりと日本語曲『たった一人の君に(唯一)』で締めてくれた。

その後、客電がついても席を立つ人は少なかった。どうやら来月のお誕生日をここで祝っちゃおうという計画らしく、会場のあちこちから「♪Happy Birthday to you」が聞こえてくる。それでも非情の終了アナウンスが…と思ったら出て来てくれたよ、宏くん!
いやぁよかったねぇ、迷の皆さん!ここまで祝福されたし、日本ツアーはファイナルだもんね。本格的な迷じゃないワタシも大いに喜び、感謝したのであるよん。

なお、セットリストはもにかるさんのblogにて挙がっております。参考いたしました.多謝。

4日間のツアーもけっこうハードだったみたいで、ところどころ音を外していたかな?なんて思ったところもあったけど、全力でホールコンサートをこなした宏くんには、ホントにホントにお疲れ様とこの場を借りてねぎらいたいです。そして、また日本に来て演唱会をやってもらいたいねぇ。日本語曲のレパートリーもどんどん増やせるだろうし、いろいろ面白そうなことをやってくれそうだものね。

2月のジェイに引き続いての正統派中華明星演唱会に大いに満足。この調子で認知度を高めて、台湾アーティストが韓流明星と一緒くたにされなくなる日が来るといいなぁ。
しかし、次はヴァネスが単独で日本演唱会をするらしいが…うーん、これは、どーしようかなー。いや、電影明星としての彼の可能性は大いに買いたいんだけどさぁ…。

最後に、楽しかったんだけど、演唱会で初めて目にして愕然とした光景について少しだけ、あえて書く。
演唱会の中盤、コンビの女子2組が2階席前方にやって来た。あれ、この人たち、この近辺に座ってた人だったっけ?でも違う感じ…と思ったら、そのうち1組の女子(ギャル風だった)がケータイで宏くんの熱唱を何度もパチリ。
…なにこれ、こんなことやっちゃまずいじゃん。
とにかくビックリしたんだけど、席が通路側じゃなかったので動けず。でも、誰かが係の人を呼んでくれたみたいで、その人たちは注意されて移動させられていた。
ここが香港の紅館だったら、コンサートでもバシバシ写真が撮れるんだろうけど、やっぱり日本ではコンサート中の撮影は禁止。そんな常識がない人は宏くん迷じゃないよなーと思ったのであった。でも、ここでああいう光景があったってことは、日本のあらゆるコンサートでもすでに起こっている光景なんだろうな…。
(日本コンサートでも時々中華圏の迷らしき方が公演中に写真をバシバシ撮っていたけど、そんな人でも注意されるところは観たことあったからね)
そのことだけが唯一残念だったけど、それ以外は大いに満足。

あ、決してイヤなことではなかったけど、最前列の人は握手してもらっていたねー。パニックになっていなかったのがよかった。でもプレゼントやタオルが投げこまれていたのはアリなのか?

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今年のカンヌ、作品はアレだが審査員は派手だ。

我らがオレ様監督、王家衛先生が究極のオレ様である審査委員長を務めることで、年明けから話題になっていた今年のCannes Film Festival。この週末、いよいよ出品作品が紹介されたようですが…。

報知新聞のこの記事を見ると日本映画のコンペ出品はなく、中華圏映画も『パープル・バタフライ』のロウ・イエ監督の新作のみ。淋しい。地味だ。というかいつものメンツ大集合らしい(from:M.さんの記事より)。
もっとも、役所さんがアンジェリーナの彼氏と共演した作品とか、江口洋介出演の台湾映画などのアジアンコラボ映画が出てる(注・コンペ外)ので、そのへんの端っこで騒ぐことになるんだなー、日本では。
コンペ外ではジョニーさんの『黒社会2』が出品決定なので、またまたあの濃ゆーいメンツがレッドカーペットをそぞろ歩くのかと思うと顔がにやけちゃうんだが(爆)。

でもさー、審査員は派手なんだよねー。俳優さんばっかだし、なんでツーイーが入っているねん、王家衛に愛を注がれなかった女(参考:『2046』感想)が?トニーやアンディの前になぜキミが審査員?とうっかり暴言を吐いてしまったのであった。

さて、今年のカンヌはどこまで追っかけできるのだろうか。多分、3年連続で大騒ぎすることはないような気がするが…。

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宏演唱会&運命の交差点ツアー、無事終了。

宏演唱会&運命の交差点ツアー、無事終了。

ただいま帰還の途についております。

一夜明け、晴れのち曇りの東京を、日が落ちるまで歩き回ってました。起床が遅かった(あらかじめレイトチェックアウトのホテルにしておいてホントによかった)のでほとんどブランチ状態の朝食を取り、12時頃六本木へ。地下鉄の出口を間違えた以外は難なくシネマートへたどり着けたけど、地味なところにあったなー(^_^;)。あ、映画に関するいろんな感想はまた別項で。同じ回で観たお客さんには昨日の宏演唱会に行かれた方もいらしたようです。

映画鑑賞後は東麻布にある茶館「海風[号虎]」へ。ここではビン南烏龍という青茶をいただいた。でも後になって西湖龍井にすればよかったかな、なんて思った次第。春は緑茶の季節だものね。
その後は麻布十番経由でヒルズまで歩き、英記茶荘で八寶茶を2種類買い、恵比寿経由で新宿の書店に寄り、帰途に。たいして歩いてないのに、なぜ足が痛いのだろーか?(笑)…こんな感じの一日でした。

最後に私信:Hさん&Pちゃん、お互いお疲れ様でした。また地元でお逢いしましょう!(^o^)/~~

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宏の二の腕(違う)、堪能してきました。

ただいま友人との打ち上げから帰ってきました。
2年ぶりの宏コンサート、楽しかったです〜(^o^)。やっぱり中華明星はホールコンサートで歌って踊って「アイシテル〜!」って叫んでもらうのが一番いいよな。なんてね♪
衣装替えでは二の腕全開なノースリーブ姿も見せてくれたし、あらゆる楽器を演奏もしたし、満足でしたよん。
詳細はまた後ほどアップします。

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行くぞ東京、待ってろよ宏(こらこら!)

ただいま新幹線は盛岡を出たところ。空は明るいけど雲が結構低い。

宏くん演唱会、火曜の名古屋&水曜の大阪(東雲さん、お疲れ様でした!コメントには明日の夜レスします)と好評だったようでなにより。今日はジャパンツアー千秋楽だし、初めてホールで宏の歌声を体験できるとあって、二度目のワタシもかなりワクワク。

今日のライブに行かれる皆さん、お互いに楽しみましょう\(^o^)/!

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この週末は、東京で中国茶を飲みたい(希望)。

いよいよ明日は宏くんが東京にやって来る。そして、ワタシも友人と宏くんを観に上京する。
土曜日はシネマート六本木『ディバージェンス』を観るつもりだけど、今回はわりと遅めの新幹線で帰るので、東京で過ごす時間はいっぱいある。
2週間後の黄金週も上京する機会はあるけど、今回は中国茶館にも寄ってみたいかなと検討している。
とりあえず、[中国茶]All Aboutを見るか。

自分が今まで行ったことのある東京の茶館は麻布十番商店街にあった竹裏館(現在は移転し、サロンのみ営業とのこと)、表参道の遊茶、渋谷道玄坂の華泰茶荘、そして新宿高島屋の茶語。どこも中国茶ブーム前後からあるメジャー店である。どこも場所がわかるから、もう一度足を運んでみてもいいけど、やっぱり今まで行ったことのないところに行きたいかなーと思ってチェックしたのが赤羽橋の海風號、目黒の岩茶房、代々木の如意庭、そして白金台の千年茶館あたり。午後6時くらいまでお茶が飲めると、格好いい時間潰しになるかも。(それ以前にどこか散歩したいという意思はある)
あと、久々に茶葉も欲しい。最近茶葉の消費量がすごく、先月買ったしゃおしゃんの青プーアル茶がもうすぐなくなりそう。もちろん地元で買える青プーが一番だけど、たまには飲むお茶のバリエーションも増やしたいな、と思ったので。
で、前から一度足を運んでみたかったのが、東銀座の陸羽茶荘。この間、ジェイ演唱会の前にここを通ったら休みだったので、日曜祝日を避けないといけないのね、と思った次第で。ここは今回のホテルからも歩いていけるから、いつ行ってもいいかな。あとは六本木に行くので、ヒルズの英記茶荘も覗いてこよう。

もっとも予定は未定。もしかしたら行けないかもしれない。それでもいいかな、2週間後にまたチャンスもありそうだしね。

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リヨン谷原のリヨン化計画(笑)、好調に進行中。

ふと思ったことがある。いま、中国語を勉強するという人はどんな学習動機を持っているのかなーって。
中国語学習歴だけは二桁(ただ頻繁に使っていないので実力はかなり怪しい)いってるワタシは、外国語に興味があって、ちょうど高校時代に中国がこれから来るといわれて興味を持ったことが始まりで、ヒーヒー苦労しながら勉強した後にイーモウやカイコーを知り、台湾留学準備のために観た『悲情城市』でホウちゃんとトニーを知ったのが決定打となって中華電影迷となり、香港ブームがきっかけで香港好きになった。だから、もしかしたら中国語をやっていなかったら、今のワタシはいなかったのかもしれない。でも、そんなことはないかもな(笑)。
今だったらF4や台湾ドラマ、宏くんやジェイがきっかけで中国語を学び始めたって人もきっといるだろう。ワタシも香港映画にハマって広東語を勉強し始めたクチだから。

今年は珍しくNHKの中国語会話を続けて観ている。今のうちはホントに簡単で、ここから勉強しなくてもいいとおもっちゃうのだけど、今年は「大プロデューサーアンディ先生に英語名を賜った男」ことリヨン谷原が出演しているので、リヨン谷原のリヨンっぷりを楽しもうと思って観ているのだ。
NHKのテレビ語学講座にタレントが出始めて久しいけど、横浜生まれで台湾&香港人の血をひくはなちゃんや金子貴俊くんが出ていたときはノーマークだった。来日した中華系映画人のインタビューが流れると知った2年前はリッチーメイベルさんのインタビュー目当てにちょこちょこと観ていた(でもジェイやリンチェイのインタビューは見逃した…)けど、続けて観るほどでもなかったのは事実。この春まで?出演してたタレントの亀ちゃんもよく知らなかったし。吉本のコメディエンヌ?
でも、リヨン谷原の出演が決定して、記者会見「自分はアジアンスターに似ていると言われて」云々と発言していたことを知って、「おお、アンディからリヨンの英語名をもらった時から、リヨン谷原のリヨン化計画は始まっていたのか!」と改めて驚かされたのである。そんなわけなのだ。

今年の中国語会話はドラマ仕立てで進行。舞台は北京の雑誌編集プロダクション。
キャストはメイン講師の陳淑梅さんが編集長、サブ講師の黄鶴さんと日本人アシスタントの前田知恵さん(カイコー映画にハマって中国留学を果たしたタレントらしい。そのせいか発音はいい)が編集部員、モデルとして活躍している張熙寧くんがカメラマンという設定。そこに日本からやって来た新米編集部員リヨン谷原が、陳編集長や黄鶴さんたちに助けられ、北京で暮らす日本人の生活会話を学びながら、スキットに登場したフレーズを生かして記事を書いていくという筋立て。
普段の会話は日本語と中国語が織り交ぜられるけど、特に違和感がなく観られてよい。講師のお三方、さすがにヴェテランだから日本語うまいよなー。
で、肝心のリヨン谷原の中国語ですが、ワタシの耳のせいかもしれないけど、けっこうキザっぽい発音です。思わず笑っちゃいます。演技してるからか?というのもあるけどね。今のところは獅堂くんレベルか?とりあえず真田大将軍レベルを目指してもらいたい(笑)。で、番組卒業時はリヨンをゲストに迎えて、ダブルリヨンを是非観たいものなのである(爆)。

上級者としては、中国での新語や流行語を説明したコーナー「街で見つけた新語・造語」が興味深い。こういう話題は普段の中国語の授業ではなかなか登場しないので、知りたかったのだ。…でも、大陸の言葉と台湾とでは違う表記になるからなぁ。しょうがないといえばしょうがないけど。例えば、「博客」は大陸の北京語でblogを指すけど、台湾や香港ではなんというのかな、ってことも知りたいな。
来日中華映画人・芸能人のコーナーももちろん健在。今週は『the EYE 2』主演のすーちーが登場。今度出演するハリウッド映画で謙さんと共演したらしいけど、どうだったんだろう?アンジェリーナ嬢と充分タメが張れる(笑)トレードマークのぷにぷに唇がグロスとピンク系ルージュで際立っていたのが印象的だったわ。
でも、やっぱり映画自体は観たくないのであった。悪霊&呪い系ホラーがダメなので。
(今回は悪霊役が死体で金像新人賞のヴァージニア・ユアン嬢だという。カレーナちゃん、アンジェリカちゃんに続くホラー女優なのか?)

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『Heroes of earth 蓋世英雄』王力宏

いよいよ今日から宏くんことリーホンが日本上陸。まずは名古屋から始まるそうで、中部&関西方面の宏ファン&中華芸能好きは盛り上がっている頃でしょうか。金曜の東京演唱会、楽しみだなぁ(*^_^*)。
そんななか、やーっとのことで宏くんの新譜『蓋世英雄』を日本盤で買った次第。そーいやぁジェイの新譜も演唱会直前に買って、集中的に聴いていたんだっけなぁ。

Heroesofearth

心中的日月(心の月)』から1年を待たずして作られたこの新譜は、前作で見られた、中華的伝統音楽と現代ポップスの融合をさらに実験的に推し進めたもの。
中国の伝統的民謡「草原情歌」をミックスドアップしたり、チベット合唱など中華エスニックのテイストを取り入れた前作から進化して、今作ではなんと、京劇をHIPHOPに取り入れるという大胆な手法(これらの流れは名付けて“chinked-out”というらしい。chinkというのは欧米世界における中華民族の蔑称らしいが、あえてこの言葉を使っているとのこと)に挑戦している。中華と西洋の融合といえばジェイの『霍元甲』もそうだけど、かの曲は中華メロディ&ハードロックというスタイルのアグレッシブな曲だったっけ。それを考えると、こっちはまた違う感じなのだ。

五月天の阿信の詞による1曲目『在梅邊』は、出だしこそバッシバシに京劇(正確に言えば崑曲)のお囃子で、中華趣味者としてはそこだけでかなりワクワクするのに、歌い出しで「なにぃ!?そう来るか!」と驚かされ、そこから最後までとにかく驚かされまくるという恐ろしい(こらこら)曲。…なんかうまく表現できなくてごめんなさい。この驚きは次の『花田錯』、そしてタイトルトラックの『蓋世英雄』まで引きずられる。この曲こそ、彼の歌う“chinked-out”の精神を込めた、まさに一曲入魂なナンバーなのね。ああ、『覇王別姫』をモチーフにしたというのは、まさにですわね。これは後ほど詳述しますが。ところで、フィーチャリングされているラッパーの“ジン”こと歐陽靖って、うっかり“歐陽峰”かと思ってしまいました。すまーん。
もちろん、宏くんお得意のバラードも健在だし、メッセージ性が高い曲も入っている。…しかし『譲開』で「華流が終わっているならchinked-outだ」という意味の詞があって、日本語訳とオリジナルを比べたらまさに同じだったので、台湾でも“華流”って単語がもうすでに根付いているのか?と疑問に思った次第。ああ、確かにそう言いたい気持ちはわかるぜ、宏よ。宏はまさに宏だ。そして、このサウンドはやっぱり彼にしか作れない。
ゴスペラーズとコラボした『愛にゆこう』は『心中的日月』収録の『forever love』のセルフカバー。宏くんの日本語の歌い方に違和感がないのは、日本語アルバム『Hear My Voice』や2年前のライヴの時にも思ったけど、その歌声がゴスの皆さんにも負けていない!と感じたのは、単に自分が彼をヒイキしているからでしょうか(笑)?曲調もゴスっぽい感じがするので、この曲でコラボっていう選択は大正解。しかーし、歌詞を見ないで聴くと、「♪こーぼーれー落ーちた言葉をー、愛にー」って聞こえちゃうんですが。わはははは。

このところ、ずっと考えてきたのには、同じHIPHOPやR&Bを楽曲に取り入れながらも、ジェイと宏くんとではやっぱり全く違うもんだよなーということだったりする。
個人的にはゴリゴリのHIPHOPが苦手なので、日本やアメリカのこのへんのアーティストでは誰が誰だか全くわからんちんな状態になっているのは事実である(まーもう若くないから、自分)。でも、宏くんとジェイは、それをやってもあまり気にならないし、二人の生い立ちや音楽の土台が全く違っていることもあって、宏くんは宏くんのよさがあり、ジェイにはジェイのよさがあるんだなーと思う次第なのである。もっとはしょって言えば、二人とも音楽に対してすっごく真摯な姿勢で臨んでいるんだなぁという印象。なんてね。もっともなによりも、歌う当人の姿を眼にすると、確かに嬉しくなってしまって大好きになるってーのもあるか。ははは。思えばレスリーも學友さんも、舞台で歌う姿を見てググッと心にきたもんだったからね。

ブックレットの最後には、宏くんが愛し、インスパイアされ、リスペクトしている“heroes of my world”が列挙されている。二人のおばあちゃんを始め、彼が師事を受けた先生方や一緒にアルバムを作った人々、阿妹(多分)やジョリーン(これも多分)やデビタオさんや順子や孫燕姿など多くの台湾アーティストに混じって、今やオスカー監督のブロークバック李安さんとレスリーの名前があった。…そういえば宏くんはレスリーに縁が深い。それを思って『覇王別姫』をモチーフに使っている『蓋世英雄』を聴きなおすと、ああ、そうか…なんて気分になって、なぜかしんみりしてしまうのであった。レスリーの名の後に書かれた「you continue to inspire us」の言葉にもシミジミさせられますわ。

おまけのDVDはまだ観ておりませぬ。これについては宏演唱会の後に、改めて感想を書かせていただきます。

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春光乍洩な日本の北の方で、地球の裏側で春に愛し合った男たちのことを想う。

このたび、Yahoo!動画にて 「TV Bank - ブエノスアイレス チャンネル」なるものがいきなり開局。王家衛が初めてカンヌに出品し、いきなり監督賞を受賞し、トニーの存在も世界的に知られることになった記念すべきこの作品が無料(それも日本公開当時のトニー&家衛インタビューつき)で観られる。
しかし、『恋する惑星』でも『天使の涙』でも『花様年華』でも『2046』でもなく、なぜこれ?レスリーへの追憶?王家衛カンヌ映画祭審査委員長記念か?それともブロークバック記念(fromみったんさん)か?ああ、ブロークバック・ブエノスアイレス。…やっぱしくどいな。

というわけで、久々に…それも今世紀になってから初めてだな、『ブエノスアイレス』を観た。ビデオで(おいおい!Yahoo!で観ろよ)

Happytogether_1 
実物があまりにもでかすぎてスキャンできなかった(苦笑)、国際版ポスターをモチーフにしたサントラの裏ジャケットの一部。もちろん、デザインはshya-la-laである。写真を撮ってモブログしたほうがよかったか。

いつ観ても妙にもぞもぞした気分になってしまってしょうがない冒頭のベッドシーン、ファイ(トニー)を濃厚に攻めてるウィン(レスリー)に思わずくらり(苦笑)。
そして、モノクロの前半シーンでのファイの瞳の深さに改めて気づく。その瞳には、恋人のはしたないまでの奔放さにあきれ、怒りをこらえながらも心の底ではやはり彼を求めずにはいられないという深い想いがあったのか。この映画の全編に渡ってのトニーの瞳には深い黒さがある。それは映像がザラザラしているために黒味が強調されているからか、それとも単にビデオテープが古くなって色がつぶれ気味になっているからか。(それはどうだ?)
どんな放蕩を尽くしても自分にはファイがいる、だから自由に飛びまわれるのだとばかりに恋人のファイに甘え、思うがままの快楽に浸るウィン。彼が常に丸いなで肩を小刻みに震わせているのは、決してマクダルのような貧乏ゆすり(笑)ではなく、小さな鳥(脚は多分ないと思う)みたいな気質を持ち合わせたキャラだからか?
お互いに愛し合っているくせに、なにかというとすぐにぶつかり合い、傷つけ合ってしまう。ファイはそれを悔やんでは関係を終わらせたがり、ウィンは「やり直そう」という。でもやはり、互いが愛しくてしょうがない。そして悪循環を繰り返す。
そんな二人の関係を、公開当時はいろんな人といろいろ話し合った。レスリー迷のマダムとはほとんどケンカ状態でお互いの意見を戦わせた。そのころのワタシはまだ若かったから、この映画で語られる愛の意味はわかっていた振りをしても、実は全然わかっていなかったのだと思う。…もちろん、今もわかっていないのだけどさ。

ファイは、ウィンを愛するが故に関係を断つ決意をし、ウィンは、ファイを愛するが故に何をやっても自分は彼のもとに安心して帰れるんだと思っていたのかな。確かに、二人ともお互いを愛していた。…でも、彼らの求めていたそれぞれの愛がどこかずれていたから、故郷から遠く離れた地球の裏側で、二人の愛が終わってしまったんだろうな。
…なんて、初見から9年を経て、はたして成長しているか否かよくわからない、あの映画のトニーに年齢が追いついた自分は思うのであった。

そうそう、チャンこと張震も忘れちゃいけないね。
彼が仕事先の仲のいい先輩の恋人が男性だと気づいたかどうかはわからないけど(でも気づいてないと思う)、先輩の悲しみを察し、どこかでその恋模様を静観していた、観客に近い存在なんじゃないかと思いつつ、ファイを立ち直らせるきっかけ(でも、決して新しい恋の相手ではない)を与えたという彼の役割は、今思えば案外重要だったのかも。
ウシュワイアには、いずれ行きたいと思ったもんだ。

ホントに久々に観たんで、なんだかほとんどとりとめもなく書いているなぁ。
それに思いがけず大泣きしてしまった。レスリーがもういないということもあるし、今になって妙にウィンに肩入れしてしまっている自分がいると思ったし。

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第25届香港電影金像奨頒奨典禮特刊(以下金像奨特刊)を入手。

主演男優賞候補の皆さんがカッコよく(洋服のセンスは別として)表紙を飾ったこのプログラムが、電影節および金像奨の前後に香港のコンビニや道端のマガジンスタンドを飾るようになってもう3回目なのか…。なんて香港在住じゃないのにそうシミジミしてしまうワタシ。
先ごろ香港へ渡った同好の方のご好意により、今年の金像奨特刊をゲットいたしました。この場を借りて御礼申し上げます。

さて、金像奨特刊とは、香港電影金像奨全カテゴリーのノミネートリストと、最優秀主演俳優候補、最優秀新人賞候補、そして最優秀監督賞候補の撮り下ろしフォトが満載のちょっと珍しいタイプの公式ガイドブック。日本はもちろん、アメリカのオスカーでも、こういう公式ガイドって出ていないよね。
昨年は、主演女優は赤、新人賞は白、主演男優は黒(なのに約1名アンフォーマルなボーダージャンパーの人が存在。誰とは言わないよ、我らが影視娯楽大使さまとかさぁ)とそれぞれテーマカラーがあったけど、今年は皆さん、ばしっとブラックスーツ(女優もパンツルック。スカートだと下から中身が見えるもんな。笑)に身を包んで、主演俳優も新人も監督も集合写真はグレイな香港の街をバックに空中でキメキメ(ただしサミーとジョニーさんは欠席)。さらに皆さんの手もとを観るとなぜかみんなネックレスを持っていたり、腕にジュエリーを巻いている。しかも個人ごとにカルティエだったりティファニーだったり周太福だったりとバラバラなので、ジュエリーショップの陰謀…もとい販促も兼ねているらしい。(こらこら!笑)イニD監督コンビのタキシードの胸に挿したお揃いの木の葉型ペンダントがよい。“旅の仲間(from指輪物語)”かお二人は(笑)

個別ポートレートはどアップで素敵だよー。集合写真でも二役していた家輝はちゃんとオールバックのイケイケ黒家輝(《黒社会》か)とナチュラルヘアのジェントル白家輝(こっちが《長恨歌》)のダブルショット。集合写真で欠席のサミーも個人写真では登場。(でも撮り下ろしじゃない?)2年連続ノミネートのカレーナちゃんとシルヴィア姐さんは、昨年とまた違ったイメージだったのでいい感じ。我的お気に入りはカレン。新人賞に黒一点のジェイも女子の皆さんに負けていないぞ。
また、ノミネート者がイメージキャラを務める企業(ヤムヤムのオメガ、アーロンのロンジン、アンディのBaLeNo)や映画&ソフト製作会社、そして現在香港で公開中&これから公開される映画の広告(《伊莎貝拉》やジョニー親分の新作《放逐》、ニコ主演の《龍虎門》にピーターさん&トンシンさんというビッグな顔合わせの《Protage》など)が掲載されていて、こっちをながめても楽しい。うーむ、夏に香港に行けば、《龍虎門》と《放逐》が観られるのかな?

後半の特集ページ。昨年は中国語映画100年記念として、香港の映画人が選んだ中国語圏映画ベスト100を一挙掲載。そして今年は金像奨設立25周年を記念してのメモリアルインタビューと昨年までの全ノミネート者リスト。金像奨の歴史がよくわかる1冊となっています。金像トリビアも満載。あとは金像なぞなぞもあるんだけど、日本人にはわかりずらい…(苦笑)。金像クロスワードもあるので、あとで挑戦するか。

金像奨特刊を入手。

付録も金像25周年にちなんだものがふたつ。ひとつは歴代受賞監督・スタッフ・俳優の大集合ポスター(上の写真)。もちろん、亡くなられた人もいるので全員ではないのは言うまでもないけど、監督編ではトンシンさん、スタンリーさん、ピーターさん、徐克さん、フルーツさん、ゴードンさん、家衛、紅一点のメイベルさん、アンドリューさん、ダンテさんが大集合。俳優編は今年の影帝である家輝を中心に、最多受賞女優マギー、最多受賞(含む助演)男優トニー、臨月のサンドラ姐、シルヴィア姐、エリック兄貴、久々に顔を観た気がするユンれんれん、第1回受賞者マイケル・ホイさん、実は…だった(!)成龍さん、学友さん、母は盗賊、娘は死体役で受賞しているチェン・ペイペイ&ヴァージニア・ユアンの恐るべき母子、ローランおばあちゃん、エレイン・チンお母さん、フォン・ポーポーさん、狄龍さん、元華さん、マンタおやじ、坊主にアゴヒゲだったので最初誰だかわからなかったサム、そのほかの皆さんとそうそうたるメンバー。ちなみにシルヴィアさんと第1回女優賞受賞者の惠英紅さんにはさまれているトニーはブラックスーツにレースの襟のドレスシャツを着てます。けっこうイケイケです(爆)。

Tonykinzo2006

そして歴代授賞式のハイライトを集めたというDVD《流金歳月》。これ、『花様年華』でトニーが主演男優賞を受賞した時、プレゼンターだったレスリーがちゅー(キスよりこっちの方が表現しやすい)した場面があるというので、ワクワクしながらDVDをプレイヤーに納めたら…。

「このディスクはPAL方式のため、再生できません」

という表示が出た。ガッカリ。自分のパソでもDVDプレイヤーが入っていないのでもちろん再生できず。しょうがない、連休に帰省したら、実家のVAIOで再生できるかどうか試そう。

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『彩虹天堂』劉畊宏

中華明星って(もちろんそれ以外でもそうだが)、最初に見たイメージが強烈ならば、それだけ強烈な印象に残る。劉畊宏(ウィール・リュウまたはリュウ・ゲンホン)といえば、初見は『山田太郎ものがたり』のあの強烈な杉浦先輩だったので、どうも彼のことは「ウィール君」とか「ゲンホン」とか呼べず、未だに「杉浦先輩」と呼んでしまう。だって、顔は結構いい男なのに役柄はあんなにエキセントリック(例:「オレは太郎を愛してるー」とか叫んでいる)で、本編では常にご立派な二の腕か(もう一人の「宏くん」ことリーホンよりもしかして立派?)、さらにご立派過ぎて鳩胸寸前でなんとか踏みとどまっている胸筋のどっちかをさらしているんだもの。簡単に言えばかなりマッチョ。でもそれがかえっていい味になっていたんじゃないかな、太郎では。

そんな杉浦先輩はジェイの盟友でもあり、彼のアルバムに詞を提供したりしている。過去にはユニット“SBDW”に参加していたそうだけど、今年めでたくソロデビューをしたとのことで、記念すべきデビューアルバム『彩虹天堂(Rainbow Paradise)』を聴いてみた。

Genghong

タイトルトラックのPVはジェイが監督し、物語は『11月的蕭邦』収録曲『楓』のPV(このPV自体は『霍元甲』に収録…ってややこしいなぁ)の続編になっているというけど、買った盤にはVCDもDVDもついておらず…そんなわけで以前KEIさんから教えてもらったyoutubeで観た。おお、枯葉降る森でピアノ弾いてるよ杉浦先輩。なんてロマンティックなヤツだ。で、肝心の続編だが、杉浦先輩演じる美容師の彼女は実は仕事仲間のジェイの彼女で記憶をすっかり失っていて、ジェイは自分の家に彼女と撮った写真をダーッと貼りまくって彼女の思い出を守っていたという『楓』ラストの謎が明らかになったわけなのだが、なんなんだそれはよぉと思わずあきれて笑った次第。しかも彼女が先輩の前からも姿を消した後、ラストは二人で友情を再確認しているし。もしかしたらホントに愛し合っていたのはこの二人なんじゃないか、というのはあまりにも誤読しすぎですね(爆)
この曲のほかに気に入っているのは、4曲目の『心霊交戦』。これは初めて聴いて一発でジェイの曲だって気づいた。ピアノのメロディライン(でも弾いているのは先輩本人か?)とラップとサビの歌い上げがすっごく特徴的でね。このところジェイばっかり聴いていたこともあって、だんだんわかるようになってきたみたい。でも、ジェイ当人の曲にこれと似ているのがあったなぁ…と手元のCDを聴きまくって、たどり着いたのは『外婆(おばあちゃん)』。かなり似てると思ったけど、それはやっぱりワタシの気のせいなんだろうか。ははは。

CD全体はわりとオーソドックスな美メロバラードが揃っている。多少HIPHOP色の強い曲もあるけど、それほど(ジェイほど?)イケイケじゃない。これは意外だったかな。
ブックレットの写真も男前に写っているけど、なぜずっと帽子をかぶり続けているのだろうか?帽子の下は坊主なのか?でも帽子からもみあげと後ろ髪がちょろっとのぞいているからそういうわけじゃなさそうだし…。もしかしたらいまの髪型が気にいっていないのだろうか。先輩、けっこう美形だよね、二重まぶたもくっきりしていて。そんでマッチョ。フィットネス本も出しているくらいだもんね、うん。

あ、ハンサムでマッチョといえば香港には彦祖がいるなぁ。この二人、いちどマッチョ競演をしてほしいぜ…ってわけのわからないことを言い放ってこの記事終わり。

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奄美の歌姫対音楽の申し子、おまけで若き金像ウィナーのネタ。

先週の土曜日、香港では金像奨授賞式があり、上海では滾石樂團(ローリング・ストーンズ)の中国初公演があって、中華圏の各都市で大いに盛り上がっていたようだが、台湾ではソニー(台湾新力)のイベントがあったとのこと。ジェイは周知の通り金像に出ていたから、もちろんこの日の出演はなかったんだけど、このイベント、宏くんやココや仔仔やバネだけじゃなく、ハーリンや南拳も出ていたのね。
そんな中、日本から招かれたのが、先ごろ育児休暇を終えて音楽活動を再スタートさせた元千歳小姐、つまり元ちとせ嬢(以下ちぃちゃん)。実はワタシも彼女の歌声が好きだったりする。ほほほほほ。

元ちとせがリーホンと夢の競演:芸能:スポーツ報知.

台北(台湾)8日】歌手の元ちとせ(27)が8日、台北市のドーム式体育館「台北小巨蛋(小ビッグエッグ)」で行われた音楽イベントに出演した。昨冬オープンした台湾最大の“台北ドーム”で日本人が歌うのは初めて。イベントには、中国系米国歌手のワン・リーホン(29)ら12組が参加。元はリーホンと「オーバー・ザ・レインボー」を共演するなど、1万5000人が集まった台湾史上最大のインドア音楽イベントで日本代表らしい存在感を見せつけた。

  さらに、豪華な“競演”が実現した。元が「お待たせしました。ワン・リーホンです!」と叫ぶと、台湾トップアーティストが舞台の下からピアノとともに現れた。

 リーホンのピアノに合わせ、名曲「オーバー・ザ・レインボー」をセッション。リーホンは以前から“神の声”といわれる元の歌声を評価しており、共演後は元に歩み寄り「ちとせさん、ありがとう。きょうは一緒にパフォーマンスできて、とってもうれしかった」と日本語でお返しのあいさつ。夢の共演に会場はこの日一番の歓声が起きた。

 この日のイベント「ソニー・フェア@台湾」は1万5000人を集め、台湾史上最大のインドア音楽イベントになった。リーホンや、日本でも人気のグループ「F4」からヴァネス・ウーとヴィック・チョウ、米国デビューした実力派女性シンガーのココ・リーら11組の台湾を代表するアーティストが参加。

宏くんと日本アーティストといえばガッくん(来年上杉謙信になるあの人ですね)とか、葉加瀬太郎氏と芸大同期生の皆さんとか、新譜の日本版で初共演したゴスペラーズとか、イベントで共演した平井のケンケンとか、化学超男子(…だったっけ?)とか野郎ばっかの共演しか思い浮かばないんだが、他にいたっけ?
それを考えればちぃちゃんとの共演は「あー、いいなぁー」って素直に思っちゃうんだけど、どうせ共演するならちぃちゃんの得意の島唄と宏くんの草原情歌のセッションが聴きたかったかな、ってそれじゃマニアックすぎるよな。
さて、いよいよ来週に迫った宏くんのコンサート。はたして、会場にはオフィスオーガスタ(ちぃちゃんの事務所)から花束が来るのかな?そんなワタシはまだ、宏くんの新譜を入手しておりません。すみません。
…ところで台北小巨蛋、おそらく東京ドームを意識しての愛称だと思うのだが、それなら“リトルエッグ”になるんじゃないのか?と素朴な疑問を呈してみたりする。

で、おまけネタですが、今月のmen's non-no若き金像ウィナー杰倫先生が登場しておりました。巻頭特集のグラビアざんす。これが日本演唱会前に受けた取材のうちのひとつってヤツですね。これ、もうちょっと早く載っけてくれれば『霍元甲』主題歌差し替えを吹っ飛ばせるくらいの知名度UPが期待できたのに…ってはたしてそうか?

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第25回香港電影金像奨の結果に思ふ。

昨年はライヴで金像奨授賞式会場にいられたけど、今年は忙しい年度始めと重なったこともあり、ネット情報&ネットラジオのストリーミング、及び香港滞在中のもにかるさんのblognancixさんのblog速報を頼りに、ドキドキ(?)しながら夜中まで楽しんでいました。

今回は金像の結果に思うことを。

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その前に今年のトニカリコンビ。某脚本家監督邦画の主演俳優さんのような貫禄(えっ?)のトニーと、エスニックな雰囲気の嘉玲姐。

最優秀作品賞 《黒社会》
     
最優秀監督賞 ジョニー・トウ(黒社会)

最優秀脚本賞 ヤウ・ナイホイ&葉天成(黒社会)

最優秀主演男優賞 レオン・カーファイ(黒社会)

最優秀主演女優賞 チョウ・シュン(如果・愛)

最優秀助演男優賞 アンソニー・ウォン(頭文字D)

最優秀助演女優賞 テレサ・モウ(早熟)

最優秀新人賞 ジェイ・チョウ(頭文字D)

最優秀撮影賞 ピーター・パウ(如果・愛)

最優秀編集賞 邱志偉(ディバージェンス)

最優秀美術賞 ハイ・チョンマン&黄炳耀(如果・愛)

最優秀衣装デザイン賞 ハイ・チョンマン&ドーラ・ン(如果・愛)

最優秀アクション指導賞 ドニー・イェン(SPL 殺破狼)

最優秀音楽賞 ピーター・カム&高世章(如果・愛)

最優秀主題歌賞『如果・愛』ジャッキー・チョン(如果・愛)
    
最優秀音響効果賞 曾景祥(頭文字D)

最優秀視覚効果賞 黄宏顯&黄宏達&張仲華(頭文字D)

最優秀アジア映画賞 『ココシリ マウンテンパトロール』(中国)

最優秀新人監督賞 ケネス・ビー(ライス・ラプソディー)

主要賞7部門だけ見れば《黒社会》の圧勝だけど、全体的に見れば最多は《如果・愛》が6部門、《黒社会》とイニDが4部門とある意味均等な配分ですね。他には《早熟》『ディバージェンス』《SPL》『ライス・ラプソディー』が1部門ずつ、『七剣』『神話』は無冠。

そういえばジョニーさん、去年は実質上《黒社会》だけしか撮っていなかったんだっけ?あの多作主義の親分にしては意外なような気もしたけど、これでカンヌに殴りこんだし、渾身の一作(といってももうすぐ続編が上映されるけど)が受賞したのは喜ぶべきことじゃないかなぁ。いや、喜んでると思いたいけど、ジョニー親分。…しかし、ホントにこの人は隔年受賞だよなー。香港にはほかに監督おらんのかって気もするんだが。ああ、星仔がもーちょっと製作ペースをアップしてくれれば…、家衛がサクサク早撮りしてくれれば…(-_-;)。
ちょっと前ではあまり顔を見なかった家輝、このところ活躍が続いていますねぇ。余裕あるオトナっぷりが嬉しかった『柔道龍虎房』に続いてのジョニー親分作品での男優賞受賞、これは楽しみざんす。個人的にはアーロンに獲ってもらいたかったけど…。

最多受賞の《如果・愛》。多分10年くらいぶり?の香港での長編製作だったピーターさんが監督賞を獲れなかったのも残念だけど、周迅の女優賞を始め、美術&衣裳&撮影、そして音楽関係受賞とのことで、美しい作品なのね♪と勝手に期待してますがいかがなんざんしょ。ネットラジオで學友さんの主題歌を聴いたけど、これは確かに主題歌賞を獲るべくして獲った曲だ!と思った次第。日本公開は秋以降(ネット投票していた邦題は決定したのか?もう直訳の『もしも、その愛が』とかでいいんじゃないのー?)らしいけど、チ・ジニ出演をやたらとクローズアップする韓流方面で売り出さないで、正統派宣伝をお願いしたいもんです。だって金城くん主演だしさー。

イニDの藤原親子受賞(秋生さん&ジェイ)はなんといってもめでたい!ますますDVDが売れるぞ!ますますジェイの知名度が上がるぞ!ますます『SPIRIT』日本公開版の主題歌差し替えが罪に思えるぞ!♪霍霍霍霍霍霍霍霍!>喜びのフォー連発
ジェイの次回作はイーモウ作品なので中国映画にカテゴラれる(笑)んだろうけど、また香港映画にも出てねー。そして主題歌賞もリベンジだ!

今年は観ていない映画(黒社会&如果、愛)が主要賞を受賞したので、はっきりいってどんなもんだか、観るまではわからない。両作とも日本公開が決まっているというので、字幕がつくまで待ってもいいのかなーって思ったけど、やっぱり先に観たいなぁ。あと、テレサさんに念願の受賞をもたらしたという《早熟》も観たい。これ、いくらジェイシーが成龍さんの息子だからといって、日本じゃ絶対公開されなさそうな映画だもんなー。

さて、来年の金像奨、つまり今年の香港映画はどうなるのかなー。ベルリンでホーチョンの《Isabella》が賞を受けたり、まだ香港での新作に取り掛かれない(苦笑)王家衛がカンヌの審査委員長を務めたりして、国際的に評価されてはきているけど…。
ま、先のことはわからない。今度香港へ飛んだときに、何が観られるか楽しみにしなければね。やっぱり香港映画はやめられないわ、当分はね!

追記1:栗山千明ちゃんか宮崎あおい(崎の字はホントは違う)ちゃん登場か?と一部を騒然とさせた(笑)金像の日本人プレゼンターは、貫禄の金像ウィナー、ワダエミ様でしたね。まさに彼女はプレゼンターにふさわしき人物。
追記2:あちこちの中華blogでも述べられていますが、『SPL』で助演ノミネートされていたリウ・カイチーさんのお子様のご冥福をお祈りします…。

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第25回香港電影金像奨、正在開始。

始まりましたね、 第25回香港電影金像奨(from sina.com。捜狐にも特設サイトあり)。
今年はパープルカーペット(tom.comに動画あり)だったのか…。なんかビミョー(笑)。
上記サイトではえらいワイルドなサモハンさんや、ホウちゃん&李冰冰小姐、ラウチンなどのショットが観られます。

司会はエリック兄貴&テレサさん&チャッピー。《大丈夫》っすね(笑)。

おお、ジェイが新人賞受賞!プレゼンターは李sir&羅蘭おばあちゃんだったらしい。恭喜恭喜!これで主題歌賞獲れたらいいねぇ!(その後、主題歌賞は學友さんの『如果、愛』が受賞と発表。来年は『霍元甲』ノミネートに期待)
もう一つの新人、新人監督賞は『ライス・ラプソディ』のケネス・ビー監督が受賞。うーん、残念だったねステ監督!
最優秀アジア映画賞は日本でも公開が決定したらしい『ココシリ』だって。これは予想通り。
うおおおー、最優秀助演男優賞は秋生さんだ!新人賞とあわせて藤原親子が受賞だぞ!
全体的に見ると《如果、愛》が結構強いねぇ。音楽賞(ピーター・カム)も受賞したし。日本公開時にはチ・ジニよりも是非これを売りに(…無理か?)と思ったら周迅が主演女優賞受賞だ!恭喜恭喜!
監督賞はジョニーさん。…親分、一年おき受賞かよ(爆)!

Tonyziyi

監督賞プレゼンターは昨年の影帝影后カップル。会場(ラジオ経由)では結構ウケていたみたいだが、いったい何をいってたんだろー。

ここから《黒社会》が怒涛の進撃。主演男優賞を家輝が受賞し、そして最優秀作品賞までゲット!

詳細なる受賞リストと感想は、また明日改めてアップいたします。
受賞された皆さん、本当におめでとう!

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憂鬱な楽園(1996/台湾)

ホウちゃんの映画の特徴は、どんな人間の物語でも淡々と描いてしまうことだ。それを考えれば、多分『悲情城市』が彼の映画の中でも一番派手なんじゃないかと思うんだけど、他の映画は一見しただけで「あー地味ー。」っていう印象を持ってしまう…って自分、ホントにホウちゃんのファンなのか?
そんなホウちゃんが“台湾現代史三部作”を経て作り上げた『憂鬱な楽園』もまた地味な映画であったが、なんと題名と全然違って、その中身はヤクザ映画であった。でも立派にホウちゃんの作品である。…これ、もしかして世界一地味なヤクザ映画なんじゃないか?

台北のチンピラ、高(高捷)は弟分の扁頭(林強)と彼の恋人麻花(伊能静)を連れて電車で平渓へ行く。高の兄貴分の命令で、賭博場のしきりに来たのであるが、絶壁頭をからかわれた扁頭が地元の男とトラブルを起こしてメチャクチャになる。高はいずれは上海にレストランを出したいと恋人の阿瑛に語るが、高が手を出した仕事は次々と失敗する。扁頭と麻花もちょくちょくトラブルを起こし、阿瑛と同じ店でホステスをしている麻花は借金を踏み倒すため自殺未遂まで引き起こす。高と兄貴分は電力会社の土地買収に乗じて豚を集めて土地の評価額を集めて成功するが、成功の宴会後泥酔する高は仕事もろくにできず、阿瑛と結婚できない自分の情けなさを愚痴る。
扁頭は高と麻花と共に故郷の嘉義に行く。一族の土地が買収された時、自分だけが金をもらえなかったのはなぜかと兄に問い、その詳細を知っているという叔父のところに行くが、取り合ってもらえないばかりか従兄弟の刑事に恐喝罪で連行され、ボコボコにされてしまう。扁頭は従兄弟に復讐すると言い、高も彼に手を貸そうとするが…。

ヤのつく人々(と呼んでいる)を描いた映画は世界中にいろいろある。日本なら『仁義なき戦い』や健さんの映画、最近は北野武監督作品や三池崇史さん作品。香港ならウーさん作品や《古惑仔》シリーズ、製作にヤのつく人々が係わっているものもある。ハリウッドならコッポラのゴッドファーザー三部作にスコセッシの作品。台湾にもアンディと家輝さんが主演した《黒金》というヤクザ映画もあるけど、これは残念ながら未見。こうやって書き出してみると、それぞれお国柄も出て個性的な印象を受ける。
日本でヤクザ映画というと、やっぱり健さんや文太さんや若山富三郎さんの映画になるんだろうか。わたしは『仁義』なんか当然観たことないし、若山さんは『ブラックレイン』の大阪ヤクザのボスってイメージしかないんだけどね。健さんたちの時代のヤクザ映画って、ヒーローっぽかったんだろうなー。カッコよくて(ってよく知らんが)。
最近のヤクザ映画では、たけしが『brother』で描いた破滅的なものとか、三池監督が力兄貴や翔さんと組んで作ったカッコいいんだが脱力系って感じのものが多いので、もう日本でのヤクザ映画にはヒロイズムってものが求められてないのかな。(注・暴言ですが本気で言っていないので真剣なヤクザ映画好きの方は聞き流してください。文句つけられても反論できないので…って弱気だなー自分)
これ以上ヤクザ映画について書くとますます脱線するに違いないので本題へ(こらこら)。

ホウちゃん映画の常連、高捷(カオ・ジエまたはジャック・カオ)さん演じる高は健さんや力兄貴からあまりにも遠く離れすぎたヘタレなチンピラ。弟分の扁頭はさらに輪をかけてヘタレ。そんな三人が不器用(さだけは健さんに負けない)な毎日を過ごしている。その毎日をホウちゃんはいつもの如く淡々と書く。…ああ、そりゃ確かに地味だよ。誰がなんと言おうと地味だよ。おかげで(やっぱり途中眠くなって)李天禄おじいちゃんの場面を見逃しそうになったもの。ところで阿禄おじいちゃんはこの映画の2年後に亡くなっているけど、これが遺作になるのか?
でも、多少は眠気を誘うにしろ、この映画は全編を観ている分にはあまりつらくない。なぜなら画面が驚くほど明るいから(爆)。画面が観やすいのは撮影にリー・ピンビンさんが入っているせいか…ってそうか?ともかく、この映画では夜のシーンは例によって暗いものの、外を照らす太陽の光は部屋の中にも鮮やかに入ってきていて、オープニングの電車の景色や、高たち3人がバイクで扁頭の故郷嘉義に向かう場面は印象的だった。

あ、あと今さら気がついたんだけど、ホウちゃんの映画の出演女優って10年間固定みたいなもんなのね(笑)。
『童年往事』から『悲情城市』までの80年代は辛樹芬。90年代の『好男好女』とこの映画(あと『海上花』も)は伊能静。そして『ミレニアムマンボ』と『スリータイムス』はすーちー。男優はトニーから張震までころころ変わっているけど。

トニーとホウちゃんといえば、件のローレンス・ブロックの映画はブロック本人の脚本でと妙に話が広がっちゃってるみたいだけど、台北を舞台にした香港人探偵の話っていう設定も捨てがたいんだよなー。もうヒロインはすーちーでいいから、実現させませんかホウちゃんってば?多分当分、葉問映画の撮影も始まらないだろうし、ホウちゃん自身自分は早撮りだからって言って、さっさと撮れるんだからさぁ。

原題:南國再見、南國
監督:候孝賢 原作:高 捷 脚本:朱天文 撮影:李屏賓 音楽:林 強
出演:高 捷 林 強 伊能静 李天禄

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するってーと、今年の金像プレゼンターはゴーゴー千明ちゃんなんですか?あ、違うのか?

香港国際映画祭がいよいよ開幕。毎日もにかるさんの香港レポートを楽しく読んで、昨年の金像奨ツアーを思い出す今日この頃。…といっても映画祭の作品自体は全く観ていなかったのよね。劇場で去年のオープニング作品だった『精武家庭』を観たとはいえ。
そして来週の日曜日は金像奨の授賞式。最多受賞はやっぱり『黒社会』なのかなー、《如果、愛》や『七剣』はどーだろうか、ジェイは新人賞と主題歌賞のどっちかを取れるんだろうか、そしてトニーは何のプレゼンターで出るんだろーかと、海を隔てた本州の端っこでワクワクしているのであった。

ところで、今朝の報知新聞にこんな記事が載っていたんですが…。

栗山千明、香港映画祭30周年祝う:芸能:スポーツ報知.

女優・栗山千明(21)が4日から香港文化センターで開幕した「第30回香港国際映画祭」(19日まで)を訪れ、同映画祭30周年を記念した「ベスト・コリオグラファー賞」のプレゼンターを務めた。

 同賞は優れたアクション監督を表彰するもので、「酔拳2」のラウ・カーリョン、「キル・ビル」「マトリックス」のユエン・ウーピン、「少林サッカー」のチン・シートン、俳優ジャッキー・チェン、サモ・ハンの5人が受賞。栗山はハリウッドデビュー作「キル・ビル」で指導を受けたウーピンにトロフィーを手渡し、「ウーピンさんの指導があって、以後アクション映画の仕事が増えました。ウーピンさんがいなければ、この場に私はいません」と祝福した。映画祭では、栗山がオダギリジョー、加瀬亮と共演した「スクラップ・ヘブン」(李相日監督)が招待作品として上映予定。

…ふーん。でもこれは金像じゃないのね?映画祭の企画なのね
ここ数年、金像では日本人女優がプレゼンターを務めることが多く、昨年は杏ちゃんが張震&アンドリューさんと日台港アジアンミックストリオでプレゼンターを務めたり、常盤姫もイケイケだった頃にやってたりしてたんだが…。千明ちゃん、金像のプレゼンターはしないの?
ただ、これってなんかビミョー。と思ったのはワタシだけかしら?暴言っぽくてごめんね。

ところで、中華圏女子に人気の日本男優って、ジャニ系は言うまでもないけど、竹野内潜入捜査官やカッシー(柏原崇)など、美形俳優が多いような気がする。昔は阿部ちゃんが台湾で人気だったよなー。あと、ジョーもそれなりに評価されてたような印象。逆に積極的にアジアンコラボに取り組んでいる浅野くんや獅童くんは、日本では人気でもハンサムじゃないからって敬遠されてるらしい。なんて正直な(笑)!
日本女優は本国での人気が連動してるみたい。ちょっと前では香港の新聞やサイトでよく「紀香」「菜々子」の字を見たり、映画でその名前がネタにされているからね。
では、いま人気の日本女優は誰なんだろ?黒木瞳姐さん?それとも仲間ちゃん?
…もしかしたらウィン・シャが被写体にした某日本明星?(隠さないであややって書けよ>自分)

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ターゲット・ブルー(1994/香港)

うう、この映画『霍元甲』の前に観ていたのに、なぜか今まで感想が書けなかったのよ…。というわけで、今さらながら『霍元甲』公開記念、リンチェイ過去作品鑑賞の感想。

学生時代は、中華映画以上にハリウッド映画を観ていたのだが、その頃全盛期だったスターがケヴィン・コスナーだった。90年半ばに出演した超大作が大コケして以来、急激に凋落してしまって今や3年に1本くらいのペースで地味ーに主演を張っているみたいだが、そのケヴィン絶頂時のエンタメ系代表作といえば、やっぱり『ボディガード』だったように思う。(ワタシの個人的好みは『さよならゲーム』や『フィールド・オブ・ドリームス』の野球映画系なんだが)
3度目の台湾旅行に行った頃、ちょうど台北でこの映画が上映されていた。中文題は《終極保[金票]》。「終極」は究極って意味だというのはわかっていたけど、「保[金票]」を辞書で調べたら「用心棒」と出ていて、なるほどと納得。そういえば金庸の小説にも運送業と用心棒を兼ねた職業を束ねる場所として「[金票]局」っていうのが出てきたもんなぁ。
でも、真の意味での“究極の用心棒”は、実はケヴィンじゃない。ケヴィンより断然強い(大笑)『ターゲット・ブルー』でリンチェイ演じる許正陽こそが、その名に値する人物ではないか。

許正陽(リンチェイ)は、要人警護を担当する腕利きのSP。彼に与えられた任務は、中国政府に多大な貢献をしている香港人実業家ジェームズ・ソンの恋人、ミシェル・ヨン(クリスティ)の身辺警護だった。ミシェルは企業の不正取引に絡んだ殺人を目撃してしまい、その実行犯から命を狙われていた。彼女と同居しているその甥には、香港警察のポー(ケント・チェン)とケンが護衛についていたが、正陽は彼女の住む豪邸の警備を厳重にする。彼の持つ中国大陸の軍人らしい石頭で堅物の気質にミシェルは苛立つ。しかし、お忍びで出かけたショッピングモールで襲撃され、そのときに彼が身体を張って自分を救おうとした姿を見て、ミシェルは考えを改め、正陽に惹かれていく。
ミシェルは正陽を誘惑するが、任務が一番の彼はまったく取り合わない。そんなある日、実行犯が放った、中国特殊部隊出身の殺し屋ウォン(コリン・チョウ)率いる刺客の一味がミシェル邸を襲う…!

えーと、いうまでもなく元ネタは『ボディガード』で、話もそのまんまなわけだけど、これはリンチェイの記念すべき初現代劇だそーで、(そっか、これ以前のリンチェイって少林寺と黄飛鴻と令孤冲…)そう言われれば人民解放軍の軍服…じゃなくて公安の制服はメチャクチャ似合うのに、どことなく洋服の着こなしがどっか不自然。(こらこら!)しかもこの当時はカジュアルスタイルがイマイチのような…。ま、決してカジュアルが似合わないわけじゃなく、最近は細身カットソーにワークパンツも難なく着こなすんだけどさ。
しかしこの映画、黄飛鴻から始まってハリウッド経由で霍元甲にたどり着いたリンチェイの現在を思えば(それでも見逃している映画は多い。だいたい自分は『少林寺』を観ていないし)、リンチェイの基本映画(特に現代劇)じゃないかなーって思うほど、お約束ネタがつまっている。簡単に言えばこんな感じ。

 1)大陸から来た功夫の達人。
 2)正義感が強すぎてくそマジメ。ジョークも通じない。
 3)女性に迫られてもキスすらしないし、そもそも相手にしない。
 4)ボコボコにされながらも立ち上がる雄姿。

他には思いつかないなぁ。リンチェイの現代劇って話は違えども、みんなこんな感じのような気がする。
でもさー、確かに惚れるよ、この映画のリンチェイには。だって「仕事するオトコのかっこよさ」がバシバシ出ているもの。本人は恋愛なんか抜きで「要人だから」ミシェルを守っているっていうのはよくわかるんだけどね。これぞまさしく“究極の用心棒”なんだよね。
…まぁ、ワタシは観ても惚れませんでしたが。すみません。

クリスティはその唇同様(笑)、おいしい役だなぁ。といってもその愛は一方的ではあるんだけど。あと、寝間着姿の悩ましいボディライン(コットンだから下に着ているキャミソールが透けている)がたまりません…なに書いているんだ自分(爆)。
ポー刑事のケント・チェンは最近姿を観なくなったせいか、なんか懐かしかったのはいうまでもない。彼のような役柄、今なら林雪かヴィンセントさんかシウハンさんだもんな。
正陽の宿敵を演じるのは霍元甲パパ、またはマトリックスのセラフことコリン・チョウさん(この映画での芸名は倪星)。…あれ?この3人はホントに同一人物?てゆーかマトリックス自体が忘却の彼方に行ってるんですが…。今度テレビで『リローデッド』あるから観てコリンさんを確認するか。

原題&英題:中南海保[金票](The bodyguard from Beijing)
監督:コーリー・ユン
出演:リー・リンチェイ(ジェット・リー) クリスティ・チョン ケント・チェン コリン・チョウ(ニー・シン)

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