« T.R.Y.(2002/日本) | トップページ | 『哥哥的全半生・張國榮入門三十首』張國榮 »

恭喜!李安先生、恭喜!!

作品賞が獲れなかったのはホントにホントに悔しいけど、受賞には納得してるし素直に喜んでいますよハイ。日本人的には『ハウル』が長編アニメ賞を逃したのも残念だけどね。

作品賞に「クラッシュ」 米アカデミー賞(asahi.com)

主な賞では、作品賞が、人種対立が題材の群像劇「クラッシュ」。監督賞に、保守的な土地で同性愛に目覚めた若いカウボーイ2人の愛と苦悩を描いた「ブロークバック・マウンテン」のアン・リーが決まった。

李安監督、アカデミー賞史上アジア人初の最優秀監督賞受賞おめでとーう!

彼の名前を初めて知ったのは、今から13年前のベルリン映画祭で金熊賞を受賞した『ウエディングバンケット』。アメリカで映画制作を学んだ台湾人監督がいたということ自体が初耳だったけど、アメリカが舞台でもしっかりアジア映画していたのが好印象だったっけ。李安監督作品の常連だった今は亡き郎雄さんとン・シンリンが親子を演じ、台北を舞台に撮った『恋人たちの食卓』もステキな映画だったなぁ。
本格的にアメリカで映画を撮り始めてからの作品では『いつか晴れた日に』がよかった。てゆーか、『臥虎蔵龍(グリーン・デスティニー)』以外は実はそれしか観ていません。いや、なぜかこっちで上映されなかったんですよ、『アイス・ストーム』も『楽園をください』も。あ、確かに『ハルク』はやったけど、けど…(^_^;)。

しかし、『ブロークバック・マウンテン』の作品賞はやっぱり無理だったのね…(泣)。アカデミー協会員が同性愛を嫌う超保守的集団であるって言うのはホントだったか。最近の受賞結果を見る限りでは、変わりつつあるのかなって思ったけど、決してそんなことはなかったのか。ああ、ガッカリ。
ま、李安監督には次回作でまた作品賞にチャレンジできるチャンスもあるもんね。これがゴールじゃないんだから。ところで次回作では女性の同性愛を描くって冗談みたいな噂があるんだけど、それマジっすか?

でもでも李安さん、また中華電影界にちょっとだけ戻ってきませんか?
どこぞのインタビューで『臥虎蔵龍』の撮影はホントにしんどかったって言っているけど、別に武侠ものじゃなくていいし、トニー・レオンを主演に1本撮ってくれなんて実現不可能なワガママは言いませんよ。20世紀初頭の上海を舞台にした欧米人と中国人が入り乱れて繰り広げられる大ロマン(『T.R.Y.』への不満をまだ引きずっているのか>我)とか、アメリカ人の夫を得た中華系女性の里帰りロードムービーとか、そんなんでいいんで。(ってそれでオスカーを狙えるのか?)

最後に今だからいえる恥ずかしい話を一つ。
ベルリン映画祭のニュースで初めて彼の名前を聞いたとき、てっきり女性監督だと思っていましたよ。だって「アン・リー(Ang Lee)」って英語表記で書かれたら、誰だってこれは女の人かって思っちゃうもんね。

|

« T.R.Y.(2002/日本) | トップページ | 『哥哥的全半生・張國榮入門三十首』張國榮 »

コラム(中華芸能)」カテゴリの記事

文化・芸術」カテゴリの記事

コメント

 私も、「推手」のころだったか、アン・リー=アン・ホイ許鞍華みたいな女性監督だと勘違いしたことがありましたねえ。
 トラン・アン・ユンも国際映画祭で、取材者に女性だと思われてたらしいし…。(漢字で書けば陳英雄で間違えそうにないのに)
>トニー・レオンを主演に1本撮ってくれ
 確か、以前の台湾金馬奨授賞式で、アン・リーが授賞式後のパーティーでトニーを捕まえて次回作「ブロークバック・マウンテン」について熱く語り、トニーにもいつか自作に出て欲しいようなことを言ってた記憶があるので、トニーさえ「もう映画にでませーん」と言わなければ、ありうるかも…? だって、数年前までは、誰も真田広之が陳凱歌と結びつくなんて想像だにしなかったし…。トニー、引くなひくな、王家衛にばっかり義理立てするなぁぁぁー(と一応言ってみるけど多分…)。
 

投稿: nancix | 2006.03.07 18:59

欧米人からしてみれば、たしかにアジア人(特に中華系?)の名前は女性っぽいのかも。誤解されてもしょうがないかもしれないですね。逆に韓国人の名前を英語表記にすると、女性でも男性っぽい感じがするのは気のせいか?

トニーと李安さんが会った金馬の授賞式って、2003年か2004年くらいなのでしょうか?そしたら李安さんがトニーを起用して映画を作る希望ってないわけではないのですね。それならもういますぐでも作って欲しいかも。噂になっている女性の同性愛映画を後回しにしてでも!(こらこら)

投稿: もとはし | 2006.03.07 23:28

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/14197/8973324

この記事へのトラックバック一覧です: 恭喜!李安先生、恭喜!!:

» 今年もまた米国のアカデミー賞に思ふ。 [In the groove for life]
…しかし、アカデミー賞ってもうメジャー映画にしか賞をあげないのね。それも放映局が絡んでいる作品には大量に賞をあげちゃうってーのはどーよ。いや、大好きなひろ子ねえさんが助演賞受賞ってのは別に問題ないよ。でもねぇ…。ま、こんなことはかなり前からわかっていた。1...... [続きを読む]

受信: 2006.03.06 19:58

» 米国アカデミー賞の監督賞にアン・リー [nancix diary]
CNNより。 「ブロークバック・マウンテン」は監督賞と脚色賞、作曲賞の3部門受賞にとどまった、そうです。 うーん、作品賞は「クラッシュ」かあ……。 だけどとにかくアン・リー李安監督、おめでとう! とりあえずの速報でした!!!!! 主な受賞リストは以下の通り..... [続きを読む]

受信: 2006.03.07 02:42

» なぜ「クラッシュ」がアカデミー賞? [万歳!映画パラダイス〜京都ほろ酔い日記]
 1カ月近く映画を観ず、従って、このブログも更新していなかった。「コメントスパム」という恐るべきコメント、TB攻撃に遭い(大量の無意味なコメント、TBが押し寄せてくるのです)、ブログにちょっと興味を失いかけていたのも事実。しかし、きょうは映画の祭典、アカ....... [続きを読む]

受信: 2006.03.07 16:17

» ブロークバック・マウンテン [In the groove for life]
『恋愛』という熟語を新明解国語辞典で調べてみたら、こんな記述がされていた。特定の異性に特別の愛情を抱き、高揚した気分で、二人だけで一緒にいたい、精神的な一体感をわかちあいたい、出来るなら肉体的な一体感も得たいと願いながら、常にはかなえられないで、やるせな....... [続きを読む]

受信: 2006.05.15 20:52

« T.R.Y.(2002/日本) | トップページ | 『哥哥的全半生・張國榮入門三十首』張國榮 »