« ただいま帰盛の途中です。 | トップページ | 忘れえぬ想い(2003/香港) »

周杰倫無與倫比日本演唱會at東京国際フォーラム

2月5日日曜日、東京国際フォーラムで行われたジェイ・チョウの日本初ライヴ。ここで行われる中華アーティスト単独ライヴは4年前のアーロン、そして学友さん以来だ。もちろん台湾人アーティストは初…のはず(リーホンは小規模なクエストホールだったし)。
開演15分くらい前に会場入りしたけど、満員御礼のお客さんはこれまでの中華明星演唱会より若い雰囲気。だいたい20代後半から30代くらいかなぁ。男性の姿も目立っている。いまの“華流ブーム”はF4のドラマはもちろん、旅行で台湾を訪れた若い女性たちがTVやCDショップ店頭でジェイのPVなどを観てハマったというのが多いらしいと聞いたことがあり、この客層を見て、ほほーなるほどね、と思った次第。(そういえば、毎度御馴染しゃおしゃん店主の小香さんも、台湾お茶修行時代にジェイがデビューしていて、「周杰倫の人気はすごかったよー」と話されていたな)
ワタシの席は30列後半でなんとステージ中央。入るのは大変だったけど観るのには絶好の位置。でもやっぱり遠いかなぁ…なんて贅沢なわがままを言ってしまったりして。

6時をちょっとすぎたところで開演。まずは左右のスクリーンにバンドメンバーが紹介され(かっちょいい編集!)、その後でゴシックっぽくメロディアスな重低音の『以父之名』のイントロが響く。うぉーオープニングはこれか!ヘヴィだな、とステージに目を向けると、ダンサーが勢ぞろいし、赤い十字架型のゴンドラに乗ってジェイが降りてきた!おおお、ゴシックというかロマン派というか。オペラグラスを抱えていたけど、スクリーン(左右と真ん中の3つ)にジェイの表情がばっちり映っていたので、これは親切だなぁと、この後はほとんどオペラグラスに頼らなかった。
この曲に続くのは、これまたヘヴィな『止戦之殤』。ジェイの歌声にスクリーンに映されるイメージアニメとダンサーの華麗なソロダンスが加わると、なぜか涙が目に滲む…(;_;)。(反戦曲に弱いんですよワタシ。以前も書いた二胡の曹雪晶さんが参加されている『undercooled』も聴くとびーびー泣いていたので)
この2曲のあと、ジェイの日本語MCを挟んで、前半はダンサーとの絡みをメインにした正統的中華明星コンサートスタイル。それでもやっぱりジェイなので、インターミッションにターンテーブルとツインドラムのバトルを交えたり(クラブでは観たことあるけど、こういう大規模ライヴでターンテーブルのプレイを見たのは初めて)、バックに日本語に翻訳したメッセージを始め、PVやイメージアニメを多用したり(♪こ、こ、こ…これだけ?こと『乱舞春秋』のアニメが面白かった)、幼少期の写真を日本語コメントつきで公開したりと、ヴィジュアル面での工夫は香港ヴェテラン明星と違ってかなり新鮮。まわりには一人で来た方が多かったのだけど、そんな中でも一人3色蛍光棒を振ってしまいいましたよ(*^_^*)。しかも銀色のふさふさつきだったので、ふさふさを前の席にバラバラ落としてしまいご迷惑をおかけしました。ごめんなさい(とこの場を借りて謝る)。

中盤は事務所の後輩にして友人でもあるバンド「南拳媽媽」のメンバーがギターやピアノの連弾(これはよかったー♪)でジェイと共演しながら登場。
えー、お恥ずかしい話でなんですが、実はワタクシ、彼らは名前だけしか知りませんでした。すみませぬ<(_ _)>。インターミッションでフルメンバーが登場して歌った時、ほー、なかなかいい感じの若者じゃん、なんだか台湾版ライダーができそうじゃなーい(ってなんだそれは)とかいいつつも、え、みんなヴォーカルはれるの?え、女の子もいるの!(『珊瑚海』でジェイとデュエットしているLaraちゃん)と驚きまくり、こりゃーCD買わなきゃだ!と決意して次の日に買ったのは言うまでもない。ちなみにLaraちゃんは元m-floのLisaを10歳若くして小さくしたような印象を受けたんだがいかがなものか(笑)。
再びソロになった中盤の後半はピアノ弾き語りが中心。コンサート後の有志飲み会にて「ジェイって弾き語りのイメージが強くて…」とおっしゃっていた方がいたので、それを聞いて、そっかー、やっぱりジェイはクラシックが音楽の土台にあるから、イマドキっぽいサウンドをやってもきちっと聴かせてくれるんだなぁと思った次第。

さて、中華明星演唱会の楽しみは多彩な衣裳にもある。演唱会でのレスリーやアンディの衣裳は歌とともに強烈な印象を残すもので、7年前に聴かせる欧米的ロックスタイルで演唱会を実施した歌神・学友さんも、ロックシンガー定番のTシャツやジーンズで舞台に立つことなく、レザーのスーツや鮮やかな色彩のコートなど、衣裳にも手抜かりはしなかった。そしてジェイも中華圏のライヴでは、特撮ドラマ的なコスプレ衣裳が話題を呼んでいるというので、彼がどんな衣裳を着て舞台に立つのか楽しみにしていた。
スパンコールをちりばめたスーツとドレスシャツ、ルーズフィットの赤ジャケットとパンツ、ベルベット(?)な青系のスーツなど、確かに色鮮やかな衣裳で登場したけど、さすがにこれはコスプレじゃない。やっぱりコスプレはないのか?…と思っていた後半、なんかダンサーたちがすんごいカッコをして登場。あれ、一人なんか戦隊もののボスキャラみたいなカッコをしたのがいるぞ…と思った瞬間に始まったのがハードロックなナンバー(多分『双刀』か『ヌンチャク』がどっちかだと思うが…)。イントロ最後に登場したのは上半身が鎧ふうなチェストに身を包んだジェイ。当然間奏でボスキャラと戦闘。こ、これが噂のコスプレか?もっと派手でもよかったんだぞ、ジェイ!
その次にいきなり画面に登場したのはリンチェイ!…ということは、噂の新曲『霍元甲』だな!
映画『SPIRIT(霍元甲)』のシーンを交え、リンチェイと長髪&扇のジェイが共演するPVと、京劇風のファルセット熱唱と「霍霍霍霍霍霍霍霍!」のフレーズがかなり強烈なハイテンションナンバー、かなり気に入ったぞ!『霍元甲』の日本公開には是非この曲をエンドタイトルに流してほしいもんだぜ!そしたら一緒に歌うぞ(こらこら)
さらには太鼓をドンドコドンドコドンドコドンドコ叩きまくるジェイを見て、キミはもしかしたら○○か、やっぱり○○だろう!と思わず呟いてしまったが、ここで書いても超限定ネタになるので具体的に書くのは控えましょ(大苦笑)。

…とまぁクライマックスのハイテンションを引きずりつつ、最初のアンコールに突入すると、ジェイはいきなり客席に下りて最愛のおばあちゃんをご紹介。ああ、おばあちゃんは本省人なのね!このおばあちゃんにジェイは育てられたんだ。そーいえばジェイって淡水出身だったっけ、淡水は十何年前にワタシも住んでいたことがある街だから、もしかして街で小学生のジェイとすれ違ったことがあったかも…なんて思いつつバラードアレンジの『ももたろさん』と『大きな古時計』に胸をつかまれた。ううう。『一路向北』と『七里香』は好きな曲なので、一緒に歌った。そしてダブルアンコールでは一変してHIP HOPに決める。いつもはあまりのらないノリだけど、ノリノリで腕を振り回していたのはいうまでもない。盛りだくさんでぐっと濃かった2時間半だった。シミジミしたり大ノリだったりと忙しかったわ。

「日本でコンサートをするのが夢でした」という言葉が、アンコールでスクリーンに映し出されていた。その言葉に、おばあちゃんから日本語の歌を教えてもらい、幼少時からピアノを学び、日本のマンガやドラマで育ってきた、日本に親しみを持つ一人の台湾人青年としてのジェイの気持ちを見た。また、彼の音楽にはR&BやHIP HOPからクラシックにエレクトリック、はたまた台湾や中華圏の伝統音楽まで放り込みながら、そのどれでもない音楽を作り出していて、これはジェイにしかできない音楽性だなぁということも思った。以前の「AERA」のインタビューで話していた「音楽は国境を越える言葉」ってこういうことなんだねぇ、と改めて確認したのはいうまでもない。こういう心構えと、自らのスタイルをしっかり確立しているところ、すでにもう中華明星としての威厳を感じさせる。
そして、この国際フォーラムで、初めてレスリーや学友さんのコンサートを観たときと同じ感動を、今回のジェイにも感じた。
キミはやっぱりすごいよ、ジェイ。ホントにお疲れさま。

てーわけで最近の鼻歌はすっかり『七里香』と『珊瑚海』そして「霍霍霍霍霍霍霍霍!(の部分だけ)」になってしまいましたよ(大笑)。当分ジェイと南拳媽媽がヘヴィロテになりそーです。南拳は『…的夏天』を買って来た(というかこれしかなかった。Laraちゃん加入後のアルバムは出ているのか?)ので、これも『11月的蕭邦』とあわせて近日感想書きますねー。

|

« ただいま帰盛の途中です。 | トップページ | 忘れえぬ想い(2003/香港) »

音楽」カテゴリの記事

コメント

もとはしさんのアップ、お待ちしておりました!ベテラン香港迷のもとはしさんがどうご覧になったのかと。
>キミはもしかしたら○○か、やっぱり○○だろう!
ここ、ツボです。笑ってしまいました。

私も早速「南拳媽媽」をチェック。Lalaちゃんを見て「かわいい子だなあ」と思いました。声もきれい。そしてあの男の子のピアノ・・・

幅広い年齢層にも対応できる音楽の裏には、やはりきちんとした基礎があるってことでしょうか。

投稿: 藍*ai | 2006.02.08 09:15

新生南拳のメンバーでのCDは「二号餐」というのが出ております。コンサートで歌った2曲はこのアルバムに入っておりますよ。
○○は、えーっと、私が思った○○と同じでしょうか?(笑)

投稿: ぽち | 2006.02.08 12:30

藍*aiさん、ぽちさん、こんにちはー。

まず○○ですが、はい、ぽちさんが思った○○と同じです(^_^;)。これは藍*aiさんもご想像の通りだったんじゃないかと思います、太鼓ドンドコあたりで(笑)。

>藍*aiさん
>幅広い年齢層にも対応できる音楽の裏には、やはりきちんとした基礎があるってことでしょうか。
そうですね、クラシックから出発したと聞いてなんか納得しました。彼に限らず、支持される中華アーティストは基礎がしっかりしている人が多いような気がします。台湾や香港のコンサートはそれこそ家族総出で見に行っちゃうような感じなのかなーって。

>ぽちさん
新生南拳情報、ありがとうございました。『二号餐』はネットショップで買ってみようかと思います。今『南拳媽媽的夏天』を聴きながらこれを書いていますが、ジェイ演唱会プロデューサーの巨砲さんは南拳の第1期メンバーだったんですね。

投稿: もとはし | 2006.02.08 23:21

わたしも楽しんできました(^ ^)/
もとはしさんがどんな感想を持たれるのかも楽しみにしてました。
わたしは前方にいたんですけど、前方は傾斜がほとんどなく上半身しか見えなかったので、Jayを見たりスクリーンを見たりと忙しかったです。
中華明星のコンサは初めてだったんですけど、あんなに楽しいものとは・・・また行ってみたいです。

>Laraちゃんは元m-floのLisaを10歳若くして小さくしたような印象を受けたんだがいかがなものか
おお!巷では広末(声?)とか瀬戸カトリーヌとか(個人的には滝川クリスタルに見えていたけど)言われてますけど、元m-floのLisaっていうのはかなり的確かと思われます。
南拳媽媽の曲は数曲しか聴いたことないんですけど(Jayがプロデュースしてるせいか曲調が似てるんですよね)、もうすこし聴いてみようかと思いました。

Jayが○○だったらうれしいなあなんて(笑)。台湾版ライダー・・・なんてステキな響鬼、じゃなくて響きでしょう。確実に観ますよ。

コスプレは控えめでしたけど、満足しました。また日本でやってほしいです。

投稿: みったん | 2006.02.08 23:30

みったんさん、お疲れさまでした。
前の席は前の席でまた大変だったのですねー。ワタシ自身もレスリーや学友さんのコンサ@国際フォーラムで前の席に当たったことがありますが、10列目くらいはスロープがゆるやかなので、スタンディングしても前の人の頭が…って状況になるんですよね(ワタシは身長が低いのでいつも苦労してます)。
今回のコンサートは中華明星的でありながら、今まで観てきたのとはまた違っていいなぁ…と思ったものでした。

Laraちゃんが広末似って言うのは、声もそうでしょうが、鼻の形や高さもでしょうか?二人ともなんか立派な鼻の高さだなーって思ってましたが。あと彼女、多分欧米の血が入っているんでしょうね?Lisaを挙げなくとも、瀬戸カトリーヌとか滝川クリステルとかを挙げたくなるのはなんとなくわかるなぁ。

ジェイ&南拳主演で台湾版ライダーが観たくなってしまいましたよー。どんな話がいいかなー、誰に何をやってもらおうか、なんて思わず妄想したくなる(笑)。ジェイはもちろん○○でもいいんだけど、今のと対決してくれてもいいし(こらこら)。

投稿: もとはし | 2006.02.09 00:40

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/14197/8556925

この記事へのトラックバック一覧です: 周杰倫無與倫比日本演唱會at東京国際フォーラム:

» 【音楽】ジェイ・チョウ 無興倫比日本演唱会 [アジア映画、大好き!]
きゃあぁぁぁぁぁぁぁ~~~~! 行ったわ~~~~! かっこいい~~~~~! おまけにもれなくリンチェイ付いてたわ~~~! すごくアーティストとして、 誠意が感じられる構成と演出で、 どっかの国の神話はちったあ反省して欲しいもんだ、と思ったさ。... [続きを読む]

受信: 2006.02.08 21:00

« ただいま帰盛の途中です。 | トップページ | 忘れえぬ想い(2003/香港) »