では、先の記事に続いて個人的にこの人たちがよかった!という奨(といっても今年も何も出ない)を発表。ちなみに去年はこんな感じ&こんな感じでした。
五大影帝(主演男優賞)
梁朝偉(トニー・レオン) 『終極無間』
すみませんねー、やっぱりトニーを入れんと気がすまないんです。ハイ。今年のクリスマスも『地下鉄』の公開はないし(涙)、今後新作を撮らない限り、主演作が来る可能性も低そうなので。今の時点の最新作は《韓城攻略》なんだけど、…すみません、まだ観ていません。そのうち観ます。今年中に観るか。
劉徳華(アンディ・ラウ) 『終極無間』 『マジックキッチン』 『愛していると、もう一度』 『ベルベット・レイン』
今年のみならず、来年も多方面で活躍してくれそうなのは大プロデューサー様アンディ先生(いまやすっかりこの呼び名だな)。今年の公開作品では『終極』の狂気に満ち満ちた熱演と、『江湖』のオトナっぷりが印象的でした。でもメチャクチャなアンディもたまには観たいぞ。
甄子丹(ドニー・イェン) 『セブンソード』 『SPL』
今年、個人的に株が上がったのはなんと言ってもドニーさん。アクションだけでなく色気でも勝負できるお人だと知ってアタシは嬉しい。(え?)
郭富城(アーロン・クォック) 『ディバージェンス』
祝・金馬奨主演男優賞受賞。昨年は《柔道龍虎榜》では非常に天真爛漫(笑)な演技を見せたけど、この映画では悩み多き熱血刑事を流血しながら熱演。アーロンもアダルトな役柄が似合うようになったんだなぁ…と感慨にふけったのであった。リヨンもいろんな役柄を演じるようになったし、皆さんオトナになったってことね。
周星馳(チャウ・シンチー) 『カンフーハッスル』
もう星仔ったらホントにやりたい放題なんだからぁ。としかコメントできん。すまん。次回作はもっとやりたい放題なんだろーな、きっと。
五大影后(主演女優賞)
楊采[女尼](チャーリー・ヤン) 『香港国際警察』 『セブンソード』 『愛していると、もう一度』
今年の重要事項は「祝!チャーリー芸能界復活!」ってこと。ニューポリで成龍さんの恋人役をしたときにはもうそんな役柄ができるお年頃だったのね、と驚きながら、七剣みたいな男勝りの女子剣士も演じてしまうのだから、彼女もまだまだ現役でやっていくのかも。是非是非やってやって♪
鄭秀文(サミー・チェン) 『マジックキッチン』 『長恨歌』
チャーリーの復活とは逆になっちゃうけど、今まであちこちで顔を見てきたのに今年はあまり出てこなかったのでビックリしたのはサミー。重病説とか引退説とか挙句の果てには死亡説まで流されてしまってた(?)けど、すべては『長恨歌』出演でかなり精神的に追い込まれていたと聞いて、とりあえずは本人の顔を見てホッとしたものだった。かの映画の演技にはいろいろ言いたいことはあるけど、これが彼女のキャリアにとってステップアップとなって、今後の香港映画でもここからさらに突き抜けた役柄を演じてほしいものだわ。
鐘欣桐(ジリアン・チョン) 『精武家庭』 『ビヨンド・アワ・ケン』
昨年はTwinsとしてここに挙げたけど、映画界ではジルと阿Saが別々に動き出したので、そのへんで個別認識もできるようになって嬉しい。『精武家庭』の腕利きのカンフー娘、『ビヨンド』の小悪魔的女子、どちらも魅力的。
蔡卓妍(シャーリーン・チョイ) 『香港国際警察』 『精武家庭』 『ひとりにして』 『愛していると、もう一度』
Twinsとしての個人的好みはジルなんだけど、今年は阿Saの株も上がった。ここに挙げた作品では『愛していると…』の若妻役がかわいかった。『ひとりにして』もクールだったし。
張栢芝(セシリア・チャン) 『旺角黒夜』
間近で本人を観たこともあって、セシリアもすっかりいい女優になったなというのが印象。そういえば彼女はアヒル声が特徴だというけど、本人の声を直に聞くと意外にもそうは感じなかったっけ。来年は『無極』もあるけど、早いとこ『忘不了』が観たい。
助演男優賞
※これ、かなり悩みました。だから秋生さんも林雪もチャッピーも落ちました…。
陳冠希(エディソン・チャン) 『終極無間』 『頭文字D』 『ベルベット・レイン』 『同じ月を見ている』
ほんとはショーンも一緒に、とも考えたけど、やっぱり『同じ月』がよかったので。気がつけば、彼もデビューしてもう5年か…。キネカ大森で『特警2』のトークショー&握手会つきイベントももう昔の話なのね。
呉彦祖(ダニエル・ウー) 『精武家庭』 『香港国際警察』 『マジックキッチン』 『ビヨンド・アワ・ケン』 『エンター・ザ・フェニックス』 『旺角黒夜』 『長恨歌』 『ディバージェンス』
見て見て、この出演作品数!彦はここ数年引っ張りだこだよねー。主役も脇役も、ヒーローも悪役もできるようになったのね。着実に演技派への道を歩んでいるようだ。
張學友(ジャッキー・チョン) 『ベルベット・レイン』
今年は學友さんも香港新聞サイト等でよく目にした1年だった。香港でずにー楽園の公式明星(だったっけ?)ってこともあったけど、あの『雪狼湖』を北京語で再演したり、《如果・愛》に出演したりと、一時期のセミリタイア(?)が嘘のようだったもの。
謝霆鋒(ニコラス・ツェー) 『香港国際警察』
えー、ニコをここに入れたのはちょっとヒイキ入ってます(笑)。しかし、『無極』の日本向けプロモで彼の名前を全然出さないのはホントにおかしい気がする。真田さん以外のキャストではドンゴンが日本で人気があるからそっちに力が入っちゃうってのはわかるんだけどさぁ。ニコの方がドンゴンより先に日本で紹介されているんだし…。
任達華(サイモン・ヤム) 『PTU』 『SPL』
ジョニーさん映画の常連としてテカテカ光るハンサム顔が目立つヤムヤム。しかし、今年観た作品ではそのハンサム顔のわりに性格や行動がひどいキャラばかりだったような気がする。…てーかそれがヤムヤムの持ち味っていえば、そうなんだけど。
助演女優賞
元 秋(ユン・チャウ) 『カンフーハッスル』
ああ、小龍女奥さん!この映画は元秋さんがいなければ成り立たなかっただろう。金像パンフでセシやツーイーなど若い娘たちに囲まれながらも一番光っていたのは元秋さんだったよ。コムスメに勝つとか謳っている某雑誌の方、彼女の起用を検討しては?必ず勝てます(とりあえずカンフーでは)。
陳慧琳(ケリー・チャン) 『終極無間』
無間道3部作での最強のヒロインはカーリン姐なんだが、去年すでに取り上げてしまったので。でも、終極のみで観ればケリーもそれなりに健闘していたような気がする。
黄卓玲(ルビー・ウォン) 『PTU』
美人登場率の少ないジョニーさんのアクション作品。この映画でエリート刑事を演じたルビーも決して美人ではないと思うけど、あの冷たさはよかった。彼女に対して男たちもそれほどひどい扱いをしていなかったしね。
タン・ナ(…字が出ないのでカタカナ) 『靴に恋する人魚』
『人魚』ではもちろんビビスーもダンカンくんもよかったんだけど、タン・ナ小姐は久々に顔を見たし、金髪かつらをかぶっての二役がなかなか楽しかったのでエントリーした次第。
李心潔(アンジェリカ・リー) 『ディバージェンス』
アジアンホラーの女王、アンジェリカちゃん。まーさー、出ている映画はもちろんホラーばかりではないんだけどね。この映画では地味地味ーなヒロインだったけど、クライマックスシーンのアーロン突き飛ばしがあまりにも見事だったので、これだけでエントリー決定。今度は非ホラー映画でも評判を呼んでね、アンジェちゃーん。
新人賞
周杰倫(ジェイ・チョウ) 『頭文字D』
…いやもう、ジェイはいうまでもないだろう。そしてきっと来年の金像の新演員奨も堅いでしょう。でもその前に来日コンサートを楽しみにして待っていなければ。
監督賞
馮徳倫(スティーブン・フォン) 『精武家庭』 『エンター・ザ・フェニックス』
いやー、ジョニーさんでもホーチョンでもなく、今年はステ監督の年だったわ。もうこれも言わなくてもオッケイ…かな?ステ監督、ずーっと応援してますよ、ホントに!
その他スタッフ賞
張叔平(ウィリアム・チャン) 『長恨歌』 『ディバージェンス』他
…あ、これって、去年と同じか。もう笑ってよ、はははははは。
こうやって観てみると、今年は実に香港映画ばっか観ていたなーということが見事にわかる。あまりにも観まくっていたので、新作・旧作合わせて何本観たか数えていないし。…まぁそのぶん、劇場でハリウッドや韓国映画を観なくなってしまったんだが。劇場で観たいと思わせてくれる洋画もなくなっちゃったしさ。
でも、ここ数年減少状態だった香港映画の劇場上映も、モーニング&レイトショーや単館上映でだけど、だんだん増えてきているのは嬉しい。もっとも急に全国公開が決まって充分PRできないままコケてしまった『七剣』みたいな例もあるけど…(泣)。
来年は六本木にアジア映画専門シネコンなるものができ、上映ラインナップ(でもほとんど韓国)の中にもステ監督作品が入っていたりするし、『忘不了』や『SPL』も公開が決定しているので、今後日本で香港映画の新作を観る機会も増えるんだろう。もっとも気になるのは、質の高い作品が増えたのに反比例して、香港現地での映画の製作本数がますます減っているらしいこと…。でも『2046』もNY映画批評家協会賞の外国語映画賞&撮影賞を受賞したりして(参考:asahi.com)、海外での評価も高まっているから、それを発奮材料にしていい映画を作ってほしいんだけどなー。
今後の楽しみは金城くん&學友さんの《如果・愛(はたして邦題は決まったのか?)》に、リヨン&チャッピーが東京でホストをやる映画(《情義我心知》)かな。
ともかく、来年の香港&中華電影界の発展を願って、お開きにさせていただきます。ここまでお読みいただき、ありがとうございました。m(_ _)m。
最近のコメント