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グリーン・デスティニー(2000/中国・アメリカ他)

金曜ロードショーの放映『臥虎蔵龍』を久々に観る。しかし、カットバリバリだから、あれー?という気持ちで観ていた(笑)。そんな感じで観ていたので、今回の感想もちょっと断片的です。すんません。

江湖に名を轟かす剣士、李慕白(ユンファ)は引退を決意し、愛剣の碧名剣(青冥剣)を弟子兪秀蓮(ミシェル姐)に託し、北京の鉄氏(郎雄)に届けさせる。しかしその夜、鉄邸に賊が入り、碧名剣が盗まれた。剣を盗んだのは李の師匠を殺した盗賊碧眼狐狸(吹替版ではなぜか“独狐(?)”/この作品で金像奨助演女優賞受賞のチェン・ペイペイ)の仕業ではないかと思わせられたが、実は貴族の玉長官の娘嬌龍(吹替版ではイェン。ツーイー)だった。彼女は碧眼狐狸をかくまって、武術を学んでいたのだ。親の定めた相手との結婚を拒む嬌龍は、秀蓮に憧れ、彼女のような剣士になりたいと思っていた。嬌龍と対決した慕白はその才能を見抜き、弟子にしたいと考えるが、慕白を密かに愛する秀蓮は、義姉妹の間柄の嬌龍を自分と同じような道に進ませたくはなかった。
嬌龍にも愛を誓った男がいた。かつて彼女をさらった西方の盗賊の頭羅小虎(張震)である。北京にやって来た羅と再会した嬌龍は、心を揺り動かされる…。

本筋は碧名剣争奪に秘められた二組の男女の密かな愛の物語…のはずなんだろうけど、どーもツーイー中心で構成されたTV版を観ると、ワガママお嬢大暴れの巻としか見えない(大笑。いや、映画初見のときも同じことは感じたけど)。ワタシは『初恋のきた道』より先にこっちを観ていたんだけど、もうおかげでツーイーは可憐というよりはねっかえりという印象しかなくてさぁ。ははははは。でもさすがに中華圏でもハリウッドでも手堅い映画を作る李安監督なので、この映画の彼女の演出には、イーモウみたいならぶらぶ邪念は感じられないぜ(かといって王家衛みたいに冷淡でもないし)。

ユンファ&ミシェル姐のカップルは貫禄があって、観ていて安心する。もともと原作では大きな役どころではなかったというけど、彼らがしっかりこの物語を支えてくれたから、しっとりとした恋愛アクション武侠映画の形が保たれたんだろーなー。しかし發仔、アタマの形がきれいだわ。

ところで、ツーイーの嬌龍は張震の羅と愛し合っていたから政略結婚に抵抗した、というよりは碧名剣に恋してしまったが故に、あのような暴走をしてしまったのではないかと思うところがある。…つまり彼女は剣フェチだったってことで、って違うか。
でも一番の疑問なのは、なぜ彼女の名前が日本版では“チャオロン”じゃなくて“イェン”にされてしまっているのかってことなんだが…。そのへんの事情をご存知の方、おられませんでしょうか?

原題&邦題:臥虎蔵龍(Crouthing tiger,hidden dragon)
監督:アン・リー 製作:ビル・コン 脚本:ジェイムズ・シェイマス ワン・ホイリン ツァイ・クォジュン アクション監督:ユエン・ウーピン 撮影:ピーター・パウ 音楽:タン・ドゥン
出演:チョウ・ユンファ ミシェル・ヨー チャン・ツーイー チャン・チェン チェン・ペイペイ ラン・シャン

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コメント

私も途中から見ておりましたよ。
日本語吹き替えでは、碧眼狐狸が毒ギツネと呼ばれていたよーな気がします。
ちなみにIMdbの英語表記(http://www.imdb.com/title/tt0190332/)では、ツィイーの役名はマンダリンバージョンで「Jen Yu」となっていたようで、これってピンインであり、音読ではイェン・ユーではないでしょうか。だからイェンなのね…(^_^;) Jiao Longの方が嬌龍の発音に近いのに。第一、役名から羅小虎と嬌龍をとったら、なんで「臥虎藏龍Crouching Tiger, Hidden Dragon」なのかわかんなくなるじゃん(^_^;)

投稿: nancix | 2005.12.23 12:15

毒ギツネって、よく考えればあんまりな名前ですよね。
「Jen(本来のピンインではRen)Yu」って、ツーイーのもともとの名前の設定が生きてしまっていたのでしょうか?しかし、字が出てこない…。どんな字だったのだろうか?
ツィイーがツーイーでいいように、イェンも“チャオロン”でよかったのになぁ…。

投稿: もとはし | 2005.12.27 23:21

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受信: 2006.03.21 20:58

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