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『江湖』鑑賞記念(笑)もとはしが愛とツッコミと独断と超偏見で選ぶ劉徳華作品ベスト5。

えー、お待たせいたしました。予告したとおりのアンディ作品ベスト5です。非華仔迷である自分がいかに華仔歴を歩んできたかということも交えながらお送りしたいと思います。では第5位から。

5位 アンディ・ラウ スター伝説

だいたい7年位前のこと。地元の香港映画サークルで、劇場公開される香港映画の上映の宣伝手伝い(チケ売りやチラシ作りですね)をしていた頃、サークルの中心となっていた友人の一人に熱烈なアンディファンがいた。彼女はレスリーファンも兼ねていたので、当時は非常に忙しい香港明星迷生活を送っていた。その彼女の強力リコメンで上映が決定したのがこの映画。その映画のほかにもワタシは彼女からアンディ映画のエトセトラを知ることになったが、おかげでその当時に自分が抱いたアンディのイメージは、「チンピラ・ロン毛・流血」の3本柱であった。ええ、この映画を観たことで、それが決定的になってしまいましたわよ。…いや、実際長髪アンディって古装片以外はこの映画くらいなんだけど、そのフレーズが定着するくらい強烈だったので、はい。友人のベスト・オブ・アンディは『逃避行(天若有情)』だったけど、それは未だに観る機会がなかったのであった。

4位 いますぐ抱きしめたい

初めて観たアンディ作品は多分『ゴッドギャンブラー』だったと思うけど、友人の刷り込み(ゴメン友よ!)によって「チンピラ・ロン毛・流血」イメージを固定化させられていたときに観た作品では、やっぱりこの映画が印象的だった。観た時期はブエノスの前(97年の2月ごろ)なので、多少は王家衛作品ということも意識したけど、今の作風とは明らかに違うもんねー(よく観ればこだわっているけど)。この映画に限らず、アンディのボコボコ&流血シーンを観るたび、「ああ、ホントにこの人は哀愁の鼻血野郎だ」とか「今日も元気に血を吹いているなー」とかつっこんでいたもんなー。正直に言えば、彼によるこの文字通りの「出血大サービス」演技が苦手だった。後述の作品でも書くけど、せっかく悲願の金像奨最優秀主演男優賞をゲットした『暗戦』でも、すっごいいい演技をしていたのに、突然の血吐きシーンでその好印象も全てパーになったもの(泣)。

3位 ベルベット・レイン

一番最近に観た映画で好印象だったからこの位置というのもあるけど、だんだん渋み演技と父親役が定着してきたなぁというように感じられたので。父親役は『ファイターズ・ブルース』あたりからもやるようになったけど、あの当時はまだまだ熱血男児役のほうが多かったもんね。感想は前に書いたのでここでは省略。

2位 Needing You

アンディのキャリアの充実に貢献を果たしたのは、ジョニーさんじゃないかなと思うことがある。よく考えれば金像でアンディに賞をもたらした『暗戦』も『マッスルモンク』(実は未見)もジョニーさん作品だし。この映画はサミーの映画という印象が強いんだけど、女ったらしだけどホントの恋にめぐりあっていないビジネスマンという役柄が意外にハマっていて楽しく観られた。血の代わりにゲロ吐いてたけど、それは香港映画だから許される(こら)。あと、『逃避行』のパロディは見ていないくせにしっかり笑えた。なんでだ。友人のおかげか?

1位 インファナル・アフェア 終極無間

確かにワタシはトニー迷だ。だからアンディとトニーが共演した無間道三部作を1位に上げるのは自分でも納得だ。もちろんトニーばっかり見ていたのは言うまでもないんだけど、『終極』のアンディの演技は想像以上のものだったからねぇ…。どうすごかったかは以前の感想を参照ということで。手抜きにて失礼。

いかがでしたでしょうか?かなり独断と偏見が入って多少ウケ狙いな部分もありますが(汗)。
100本以上も映画にでているアンディ作品のうち、ワタシが観たのはホントにちょっとだけだから、トホホーな作品などはかなり見落としているんだけど、やっぱり好印象なのは無間道前後あたりからでしょうか。相変わらずそれってどーよな作品もあるかもしれませんが、考えたら『十面埋伏』の劉のような役柄も今までの演技ではなら引き受けなかったんじゃないかな(というよりもあの役柄もなぁ…という気も)なんて気もしたので、アンディの演技幅も広がってきているのでしょうね。次回作の『墨攻』は酒見賢一の小説が原作で(正確に言えば森秀樹によるマンガ化作品らしいが)、日本資本も入っているというので、これまた期待してますわ。

最後に、はたさん、企画のご提案ありがとうございました。考えていて楽しかったですよー。

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コメント

自分は劉徳華作品を挙げるとしたら、ベスト10になっちゃうなあ。5じゃおさまりきらない。
で、もとはしさんは「中環英雄」…じゃない、「インファナル・デイズ」は未見? ワタシゃアンディのコメディも結構好きなので(バシッと決めたつもりで、実はずっこけという)、あれはベスト作品から外せません。長めの髪のトニーも可愛いしー(こら)
あと、周星馳との「トリック大作戦/整蠱專家」も外せません。二人のキッスシーン、傑作っすー。ああ、また見たくなってきたわ…。

投稿: nancix | 2005.11.17 08:15

もとはしさん、ありがとうございました。私のしょーもない個人的リクエストを、企画としてお取上げいただきまして・・・。「中環英雄」は「インファナル・デイズ」って言うんですか知りませんでした。アンディと保険会社トニーさんの共演でしたね「鉄のブラジャー」が印象深いです。nancixさんアンディのコメディは中々いいですよね?「トリック~」「超覇級~」大笑いです。さて今更ですが私のベスト5は・・・。
1.「今すぐ抱きしめたい」
2.「神鳥伝説」
3.「Needing you」
4.「インファナル・アフェア」
5.「機boy小子之~」 
です。これは今の心境のベスト5ですので、明日には変わるかもしれません。余談ですが、私の故郷(もとはしさんの隣県です。東北です)でも遂に初雪が降ったようです。寒くなりますので、風邪を引かないようにしてください。

投稿: はた | 2005.11.17 13:21

nancixさん、はたさん、楽しんでいただけたようでなによりです。

そーですねー、ベスト10にしたら何が入るかなぁ。『トリック大作戦』はもちろん入るし、ヘビと絡む『上海グランド』やイニD映画化のルーツともいえる『烈火戦車』、あとは『暗戦』と珍しく悪役の『決戦紫禁城』が入るかな(ちなみに順不同)。コメディよりシリアス系でアンディを観ているせいか、結構偏ったラインナップになってしまいますね。コメディももっと観たいなぁ…。

>nancixさん
『インファナル・デイズ(中環英雄)』は未見なんですよー。もう日本版DVDは出たんでしたっけ?そのうちDVDレンタルに予約をかけよう。しかし『インファ』の影響で旧作にも日本語字幕がつくとは、嬉しい世の中になったものです。

>はたさん
ベスト5も教えていただき、ありがとうございます。
そうだ、華仔迷なら『神鳥伝説』もかかせなかったんですよね!…と言いつつこれも未見です(汗)。
ところではたさんのご実家って、もしかしたら日本海側の県でしょうか?今朝はこっちでも雪がちらほらと降りました。秋が暖かかったので、いきなり冬が来たような印象ですね。

投稿: もとはし | 2005.11.17 21:57

非華仔迷様のベスト5、とてもまっとうな作品揃いでまるでお手本のようです(何の?)。
「インファナル・デイズ」は12月9日発売とのこと。パッケージに思いっきり今の写真を使ってますよー。いいのでしょうかこれ。アマゾンに載っています。
私はもとはしさんと逆で「暗戦」の血吐きシーンにノックアウトされた口です。ツボってほんとに人それぞれですね。

投稿: honeymilk | 2005.11.17 22:32

いやー、もしかしたら『逃避行』や『天若有情』を観ていたら、思いっきり順位が変わっていたかもしれませんねぇ。

honeymilkさん、『インファナル・デイズ』情報ありがとうございました。写真はいろんなblogに貼ってあったのでおいおいって思ったものですが、それなら『鬼馬狂想曲』こと『Mr.Boo!ホイさまカミサマホトケサマ』のパッケージもめちゃ作っているなーと思ったもんです(話題がちょっとずれましたが)。

投稿: もとはし | 2005.11.17 22:46

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受信: 2006.01.10 03:42

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