好きだからこそあえて言いたい!日本における中華圏映画宣伝への苦言。
えー、ワタクシ、中華ポップスも好きだけど、それと同じくらいにJ-POPも好きなのだ。
中華ポップス以外の好きな音楽については日記blogの音楽ネタにまとめてあるし、Musical Batonにも書いたので、お暇な方は是非そっちを見てほしいってことで…。
で、実はBonnie Pink(以下ボニちゃん)が結構好きだったりするのだ。
関西出身で今年デビュー10周年を迎えた彼女は、アーティスト名と同じように髪をピンクに染めたり、90年代に全世界的に大ブレイクしたスウェーデンポップスの雄、トーレ・ヨハンソンにプロデュースを頼んで歌ったりしている。また、映画音楽も手がけたことがあって、トヨエツ&佐藤浩市&鈴木保奈美という豪華キャストの『Lie lie lie』では、劇中歌&主題歌を書き下ろしたこともある。彼女のボーイッシュ&キュートなルックスも好きだ。うーん、あえて強引に中華明星に例えれば、ニコを女の子にしてゆんれんれんをプラスしましたってイメージ?…ってなんだよそりゃ(^_^;)。
そんな彼女が今月、ニューアルバムを出すのだけど、その中の一曲がなぜか学友さん&アンディの『ベルベット・レイン(江湖)』のイメージソングに選ばれてしまって…。そーいえば、その曲自体まだ聴いていないなぁ…。
いや、もしワタシがただのボニちゃんファンなら「おめでとーボニちゃん、これでファン層が広がるね♪」と素直に喜べるはずなんだけど、自分の性格にはそれよりも香港電影迷としてのパーソナリティが強く作用しているので、「なんで!なんでボニちゃんの曲が!?彼女の歌と『江湖』のイメージ結びつかないよー!」と、最初にこのことを知ったgicchaさんのblogで叫んでしまったのであった。
今年になってから『カンフーハッスル』にはnobodyknows+の曲が、字幕版より吹き替え版の公開の方が多い『イニD』はご存知(?)AAAのバリバリユーロビートのデビュー曲がイメージソングとして起用されている。それ以前にもこんなことがなかったことはないけど、今までのイメージソングと言えば予告に流れる歌くらいな認識だったんだよね。記憶をたどれば『ゴージャス』の日本版予告にも全く無名のアーティストの曲がイメージソングとして使われていたし、『東京攻略』の日本版予告には、オリジナルポスターの背景に広告が起用された関係か、R&BシンガーTinaの曲が流れていた。nancixさんが挙げていたチャイゴー3のジョイの歌、むかーしTVで予告スポットを見て聴いたことがあるんだけど、歌詞は忘れたけどなんか日本語歌ってたなぁ、ジョイ…って言うのはよく覚えている。
これは中華映画だけじゃないんだけど、映画が公開されるたびに不思議に思うのは、「なぜ、洋画にJ-POPのイメージソングをわざわざつけるのか?」ということである。この傾向、特に音楽系配給会社(…ってソ〇ーしかないか?)でよく観られるような気がする。さらに最近は、本編が始まる前に先付け上映として、その歌のPVが流れるんだって?
(観たことはないんだけど、そういう話は何度も聞いた。『めぐり逢えたら』のド〇カムとか、『きみに読む物語』のケ〇ス〇リーとか、『奥さまは魔女』の松田〇子とか)
うーむ、それって純粋な映画迷にはうっとうしく、また純粋な音楽迷には、その映画が面白くなくても観なければならないという負担があるだけじゃないかなーって思うのよね。90年代J-POPの爆発的なセールスが記憶に新しい今、こんなことまでしてCDを売ろうとするなんて、CD業界も必死なんだなーなんてついつい考えてしまうけど、よーく考えれば、あの頃の売れ行きが異常だったんだよなー。こんな状態を作り上げた責任者は誰だ?…あ、『恋愛中のバオべイ』 の音楽を担当したあの方か…?
…おっと、話がずれたので本筋に修正。
ああ、音楽といえば、梅林茂さんや大友良英さんや榊原大ちゃんなど、香港映画において、日本人作曲家はみーんないい仕事しているのになぁ…。
とまぁそれはともかくー、イメージソングだけでなく、日本における最近の新作映画セールス(それも配給側の独自宣伝)については、首をひねりたくなるものが少なくない。例えば、記者会見や試写会にぜーんぜん無関係なグラビアタレントを呼んだり(例:『イニD』試写会に呼ばれてジェイに「恥ずかしい…」と言わせた杉本彩兄貴)、豪華なホテルでカクテルパーティーを開いたり(某映画のイベントに申し込めず、行けなかった故のやっかみではありません、念のため)とか。イベント系は生で明星が観られるおいしさがあるけど、去年の東京国際の『2046』みたいな、実際のインタビューは静寂?だったのに、TVでは一部分をことさら強調して大騒ぎでしたーって見せられると、ちょっと解せない。それだったら主演俳優や監督のインタビューを各メディアに載せまくったり、TVにゲストさせたりの方向でお金を使ったほうがいいんじゃないかなって思うんだ。
「ブッチギリ豆腐」by男前豆腐店初日プレゼントやキハチレストランのディナーも嬉しいけど、地方じゃそれにあやかれないんだよねー。
そういえばかつて、地元で『アメリ』が公開されたとき、地元の映画館が商店街のカフェに呼びかけて上映期間にクレームブリュレを限定メニューにしてもらい、映画を観た人に共通無料券を配ったり、香港映画上映に熱心な仙台の某映画館が『星願』上映時に地元のオサレ系中華料理店に限定メニューを考えてもらってコラボしたってこともあったっけ。…まぁ、こーゆーのはやっぱり映画自体の宣伝というより、各地方の映画館の努力になるのかなぁ。
確かに中華電影迷はこだわりを持つ人(簡単に言えばマニア?)が多いけど、人数としてはホントに少ないから、その人たちウケを狙うよりは、多くの人にウケるような宣伝方法を狙うことには文句は言えない。こちらとしても、映画が売れてくれないと、日本語字幕で観られるチャンスも減ってしまうからね。
悔しいけど、今の宣伝傾向が終わるまで我慢するか、こーゆーところで愛を叫ぶしかないのかしらね。
あ、イメージソングと言えば、救いだったのは『2046』に日本語版イメージソングがつけられなかったことか。いくらメンバーが20分ほど出演しているからって、ス〇によるイメージソングなんてつけられたら、たとえヒットチャートで1位をゲットしても、メチャクチャ怒って血圧上げただろうからね。
| 固定リンク
「コラム(中華芸能)」カテゴリの記事
- 月餅代表我的心(違)(2011.09.28)
- だって強さは愛だもの(笑)。葉問、二度目の感想(2011.07.03)
- 疾風迅雷 風林火山 二週連続赤壁祭り(2011.01.27)
- funkin' for HONGKONG的十大電影2010(2011.01.19)
- エンター・ザ・李小龍(2010.07.30)















コメント
うんうん。
全力支持て思ってしまうご意見です。
だいたい、「ベルベットレイン」ちゅー邦題からして???なんですけど(汗)
(まあ、「血兄弟」とかって邦題にされても困るけど・・・「江湖」でええと思う)
あ。
私「LieLieLie」のサントラ持ってます(笑)
あの映画って、トニー&アンディ、ケリちゃんやったらどーなる?て時々妄想します♪(←呆)
杉本彩兄貴にもびっくりだけど、王家衛監督来日のときに着物で花束渡した寺島しのぶ嬢にもびっくりしたわ。
話題づくりなんだろうけど、せめて監督作品が好きらしいサトエリちゃんとかを出してあげればよかったのに~て思いました。
投稿: grace | 2005.09.14 01:06
graceさん、全力支持ありがとうございましたm(_ _)m
『Lie lie lie』は劇場で観たのですが、オトナ3人の駆け引きと、ボニちゃんのふんわりした音楽が印象的でした。香港明星でリメイクするなら、トヨエツの詐欺師をアンディに、浩市さんの作家をトニーに、そして保奈美ちゃんの編集者をケリーに、ってところでしょうか?
サトエリはホントに王家衛好きらしいですね。かつては某広末嬢がそう言っていたけど。さすがに彼女は今担ぎ出せないだろうなぁ…。しのぶちゃんがダメってことじゃないけど、花束贈呈にはもーちょっと人選を考慮してほしいってのが本音ですね。杉本彩兄貴だけじゃなく、無間道のときのユーミンにも首をひねったので…。
『江湖』では、チャッピーの歌はそのまま流してくれると知って、安心しました。だって聴いたことなかったんだもん、チャッピーの歌…。
投稿: もとはし | 2005.09.14 23:27
こんにちは!
記事と関係ないことをコメしにやってきてしまいました…
みちのくミステリー映画祭の上映作品が決まったよーですが、今年は香港電影がなさそうですね?
あ~、今年こそは参加しようと思っていたのに、上映作品に香港電影がないなら…と、もう諦めモードだったりします
今週末の「頭文字D」や来月の「ベルベットレイン」の公開を楽しみに、この秋も香港電影を堪能したいと思ってます
確かに…なぜ香港電影には日本人アーティストの主題歌をつける必要があるんでしょ?
キャッチーにしてるつもりなんでしょうけど、迷からしてみれば全然不要ですよね(^_^;)
それでは☆
投稿: えま | 2005.09.15 13:18
えまさん、どもども。
みちのくについてはこれからアップするところでした。ええ、今年は香港映画も香港ゲストもないんですよねー(涙)。
今日、書店で「日経エンターテインメント!」を立ち読みしてきたのですが、このところのJ-POPヒットのトレンドは映画主題歌だそうで、…ああ、だからやたらとあらゆる映画にイメージソングをつけたがるのか、と納得したのでした。ハイ。
投稿: もとはし | 2005.09.15 22:54
遅くなってしまいましたがTBありがとうございます。
イメージソングもですが邦題もトホホな感じが多くて泣けます。
『如果・愛』の邦題(いまは仮、だそうですが)が『パーハップスラブ』だと聞いて『ベルベットレイン』なんかまだマシかもと思っちゃいましたよ。ちゃんと考えてほしいです。涙
投稿: giccha | 2005.09.16 17:50
香港映画の邦題って、最近はほとんど英題の直訳なんですよね、なぜか。
それを思えば10年前の『恋する惑星』や『君さえいれば』や『つきせぬ想い』という独自の邦題がいかに素晴らしかったかってことがよくわかりますよ(-_-;)。
投稿: もとはし | 2005.09.16 22:17
こんばんは。初めまして!なのですが、
TBさせて頂きましたので足跡残していきます。
映画のイメージソングって、一体何の為?
誰の為に必要なのさ?ってホントに思いますね。
(思ってたのが自分だけじゃなくてちょっと
嬉しかったりしますが。)苦笑。
投稿: オロ | 2005.09.27 01:08
オロさん、初めまして&TB多謝です。
実はかつて香港でも邦画のプロモーションにイメージソングをつけられたりしていたことがあったので、ははーそれの逆ヴァージョンか、なんて思ったりもしました(笑)。かつてジジ・リョンが『がんばって行きまっしょい』のイメージソングを歌っていたなー、なんて思いました。
聞いた話によると、ボニちゃんの曲は店頭プロモのみ流されて、本編にPVがついたりすることはない、ということらしいですよ。
私もまだ件の曲を聴いていないので、雰囲気があっているかどうかはなんともいえないのですが…。
投稿: もとはし | 2005.09.28 00:23