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岩手の茶葉から烏龍茶を作る。

6月11日と12日、日記blogにも書いた通り、もとはしは岩手県沿岸南部にある陸前高田市に宿泊遠征。目的は、市内で中国茶の焙煎&販売を行っている「焙茶工房しゃおしゃん」店主の小香さんと、師匠の宋勇進さんによる、陸前高田原産の日本北限茶「気仙茶(リンクは岩手日報より)」の茶葉摘み取りと製茶作業の陣中見舞い。あいにく、当日は夜に雨が降ってしまい、楽しみにしていた2日目の茶摘みは流れてしまったのだけど(詳しくは日記blogの12日13日の日記を参照のこと…)、製茶工場や今回初の試みとして気仙茶で作る「気仙烏龍茶」の製茶工程を見ることができたので、地元ネタながらグルメカテゴリーでちょっとご紹介を。

一般的な日本の緑茶(from山背古道お茶探検隊・活動日誌)と中国茶の製茶(from小香の中国茶修業)の違いは、茶葉を発酵させるか否かにある。日本のお茶は発酵させないので、製茶にはそれほど時間はかからない。(緑茶の製茶が1日でできるところ、烏龍茶は3日かかるそう)でも、中国茶の発酵はそれほど手間がかかるものではなさそうなので、日本のお茶工場でも中国茶の製茶は充分可能らしい。ワタシが陸前高田にある気仙茶のお茶工場を訪れた時は、近隣の生産者さんから摘み取られたお茶の葉が次々と運ばれており、このお茶が本来は生産者の自己消費のために製茶されていても、市販のお茶と同じ量で同じように作られているんだなと当たり前のことを考えてしまったりした(って小学生の社会科見学の感想文みたいな文章だな)。

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お茶工場にあった製茶前の茶葉。この葉はやぶきた茶になる種。しゃおしゃんの気仙茶は樹齢が古い原来種で作られるとか。

日本茶は摘み取られてすぐ製茶できるそうだが、今回は烏龍茶を作るので、摘み取ってから最低1日は太陽の下で茶葉を広げ、時々かき混ぜて水分を飛ばす。これ、中国茶作りに興味のある人なら見たことがあるのでは?…ただ、金曜と土曜は天気が悪かったので、倉庫内でストーブをたいて日中の温度をキープし、小香さんと宋老師はこの作業を毎日深夜2時過ぎまでしていたとか。うわー、ホントにお疲れさまでした…m(_ _)m 

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茶葉を平ざるに広げて水分を飛ばす。これを繰り返す。

遠征から数日たった先週末、お二人が気仙より帰盛。お店に行ってみると、できたての気仙茶をいただけた。茶葉が日本茶のように刻まれていなかったこともあって、味わいはほとんど新茶の中国緑茶と一緒。これを焙煎して精製し、年末に烏龍茶として仕上げるとか。いつも飲んでいるこのお店の看板茶・千年古茶が摘み取りから2年間焙煎して製品化されるという話を聞いているので、やっぱり同じくらい時間がかかるのかな?と思いきや、今回はプーアル茶を作るわけじゃないので、精製にそれほど時間をとられないらしい。

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製茶後の茶葉。右は緑茶。左二つが発行済みの茶葉。これから焙煎にかけるとか。

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発酵&焙煎前のお茶を試飲。緑茶に似たさっぱりした味わいがあった。

さて、今回は「しゃおしゃん」史上初めての試みということもあり、小香さんもblog「しゃおしゃん便り」で「今回はどんなお茶になるかわかりません」と書いておられましたが、ただお茶を飲んでいるだけでなく、実際に製茶の現場を見ることができ(実は中国でも見たことがないので…)、茶摘みはできなくとも貴重な体験をすることができましたし、自分の飲んでいるお茶がこのように製茶されるのか(実際には違うのだけど)と思うと、飲むお茶にも愛着が湧いてしまいます。

今回のお茶の出来を楽しみに祈るばかりです。小香さん、宋老師、お茶を摘まれたサポーターの皆様、改めて本当にお疲れさまでした。

最後にものすごい蛇足。昨年、宋老師が来盛されて初めて会ったとき「張震に似ているなぁ~」と思ったものだけど(リンクは日記blog)、ついに本人を目の前にして言ってしまいましたよ。すみません、ホントにミーハーで。お茶一筋でストイックでTVをしばらく観ていないという宋老師が、張震を知らなかったのはもちろん言うまでもないのですが(^_^;)。

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