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2005年3月

春光乍洩香港回憶記3月27日・初金像奨の朝

起床は8時頃。nancixさんと一緒に昨日の黄埔へお粥を食べに行く。普段香港では朝ご飯を食べないので、お粥が食べられるのは嬉しい。nancixさんは皮蛋痩肉粥、ワタシは豚レバー粥を注文。腸粉をつつきながらふーふー食べる。熱くて口の中を火傷してしまったけど、やっぱり香港のお粥はおいしいなぁ。

nancixさんとは4時半に再び逢うことにして、別のホテルに泊まっていたgraceさんとコンタクトし、お昼をセントラルの陸羽茶室でご一緒することに。ちょっと部屋で休み、10時ごろコロシアムの脇を通って(金像奨準備真っ最中)チムの星光大道へ。…た、確かにトニーばっかりあちこちにいる!下の写真とか、前のモブログ記事に挙げたこれとか。まぁトニ兄さん(こう書かせてもらおう)、香港エンタテインメントエキスポのイメージキャラだからあちこちにいるのはわかるんだけど、ファンとしてみるとあちこちにいられてこれほどの笑顔を全開されると腰砕けまくりですわね(はいはい、のろけなくていいからさ>自分)。しかし、スタンディパネルのトニ兄さんは当然等身大だろうね(笑)。ああ、いったい香港に滞在する何人のトニー迷がこのパネルをお持ち帰りしたいと企んだことだろーか。(で、実行した人はいるのか?)

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星光大道からチムに抜けて重慶マンションで両替し(交換レートはもちろん空港より高い)、時間がまだあったので去年も行った「茶藝楽園」へ。看板小姐のTiffany嬢は相変わらずお元気だった。この季節は30年物の珍蔵プーアルだというので、昨年の反省をもとに、「ホテルで飲むから」と無理をいい、なんと10グラムだけ購入。ケチくせー(爆)。ワタシの他にも日本人観光客(男性)がいて「こちらによく来られるんですか?」と聞かれたので、思わずアドバイスしてしまったワタシ。そんなこんなしていたら、いつの間にか約束の時間が過ぎてしまった!うわー、graceさんごめんなさい!と陸羽へ急ぐ。

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今回は久々に2階に通され、二人で5品+プリンタルトをオーダーして食べる。中華ネタはじめ、いろんな話で盛り上がる二人。噂のヤンフィギュアも頂いた。確かにコピーが笑える…。この後、セントラルのHMVを攻略するとのことで、4時半までに時間があったらお茶しようと約束し(結局間に合わなかった…)、一旦別れる。ワタシは地下鉄で油麻地へ行き、そのまま信和中心にアタック。相変わらずの賑わいが懐かしい。トニーを中心に、ネタ用に明星生写真(含女子&F4)を各店舗で5枚ずつ買う。そのままKubrickに向かう。今はさすが電影節ということもあり、映画関係のコーナーが特設されていた。ここでは『王家衛的電影世界(増訂版)』と『我愛周星馳』、あとジミーの『地下鉄』ブックマークを購入。

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Kubrick隣のブロードウェイシネマテイクで上映されていた、パン・ホーチョン新作《AV》のポスター。この写真じゃよく見えないけど、なんとコピーが日本語!しかも「世界の中心で、セックスをさけぶ」。うまいぞホーチョン(爆)。日本での映画祭上映時には是非この題名で…っておいおい。

…気がついたら残り時間があと少し。急いで地下鉄に飛び乗り、チム乗換えでホンハムに向かおうとしたら移動時間が長すぎて間に合わない?そこでnancixさんにTel。集合時間から5分遅れてホテルに到着した。ロビーにはすでに待っていた皆さんと一緒に細身の男性がいた。…ああ、この方が野崎歓先生なんだ。お初にお目にかかります、もとはしですm(_ _)m。でも、なんだか初めてお会いした方に思えないのはなぜなのでせう?

何はなくとも入り待ちだ!レッドカーペットを見なければ、とあれこれ探してチムの星光大道まで歩いたものの、赤じゅうたんらしきものは何もない。…もしかしてホンハム駅前に敷かれていたブルーカーペットがそれなのか?とみんな気づき、コロシアムに引き返した時にはすでにその周辺に黒山の人だかりが出来ていた。地元のオバちゃんたちやリヨン迷の熱心さに圧倒されながら、雨の降り始めたレッドならぬブルーカーペットを見守るワタシであった…。金像については長くなるので、以下金像奨関連は別記事にてアップ。

金像奨終了は11時過ぎ。さすが香港人、式典終了後の撤収はめっちゃ早かったなぁ。興奮気味になりながらホテルに戻り、タクシーで黄埔花園へ。観覧グループの皆さんで老上海レストランで祝賀会サパー。歴史的瞬間(こらこら)を見届けた後の青島ビールは美味かった~。その後は昨日も行ったデザートカフェ「芝麻緑豆(名前うろ覚えです。コレでよかったでしたっけ>nancixさん)」でくるみ&タピオカ汁粉を食す。ああ、これまた美味いー(*^o^*)。
ホテルに戻ったのは午前2時半くらい。まだまだ興奮が収まらず、プログラムを見たり買い物をベッドに広げたりしていたら、就寝が3時過ぎてしまったわ…。

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欲望の翼(1990/香港)

思えば、この『欲望の翼』という映画は、ワタシにとっては、ずーっと片想いしながら観る機会に恵まれず、不意打ちのように観るチャンスがやって来る映画だ(すまんちょっと意味不明な文で)。レスリーがこの世から「退場」し、『花様年華』や『2046』を経た今、この映画を見直すと、初見時には全く気づかなかった官能性と刹那の輝きに満ちた映画であることがわかった。なお、この映画は中国語映画100年の歴史の中で香港人101人が選んだ100大中国語映画のうち第3位に選ばれている。

60年代の香港でアンニュイな生活を過ごす旭仔(ヨディ:レスリー)と、彼に係わった女性麗珍(マギー)とミミまたはルル(カリーナ)、ミミに横恋慕する旭仔の弟分(學友)、麗珍を気にかける警官(アンディ)が織りなす物語。ホステスで常に男を求め歩いているような養母(レベッカ)に育てられた旭仔は定職にも就かずに放蕩の限りをつくすが、心の中ではフィリピンで暮らしているという実母を思っていた…とかストーリーの紹介は書いても無駄だろう。

改めてみると、王家衛の映画スタイルはこの映画から『2046』までずっと変わらない印象。というより、王家衛の演出姿勢はこの映画でほぼ固まり、『2046』まで来たんだなぁ、と思った次第(で、前にも書いたと思うけどその流れからすりゃ『恋する惑星』&『天使の涙』は異端な作品。だけど、日本じゃなぜかこの2作品のイメージで一般的には王家衛が語られちゃっているから不思議だ)。そして、やっぱり王家衛映画のテーマである「愛の喪失」はここでも強く感じるのである。というか、もーちょっと別の角度から見ればそれぞれのキャラクターが求めてさまよう愛の形がそれぞれずれているために、肉体的には触れ合えても心から愛し合えない若者たちの群像劇といった感じなのかな。
群像劇であっても、やはり主人公はレスリー演じる旭仔(「ヨディ」と英語名で書くよりこっちの方が字面的にいいな)である。麗珍そしてミミと愛する女性を取り替えながらも二人ともあっさり捨て去ってしまい、ついには香港を去って本当の愛を求めてフィリピンに行くものの、そこでも念願の母には会えず、あっさり命を落としてしまう。香港編の前半とフィリピン編の後半のトーンが全く違うので、最初観たときには混乱したものの、いいかげん王家衛映画を何本も観ていった今観直すとそれも不自然には感じない。香港パートでは麗珍やミミの目から旭仔を見て、彼が主体的に動き出す後半は彼の中から行動を観ていくという感じに思える。そうすることで、旭仔の愛を渇望する孤独さや何もかも失ってしまったあとの刹那的行動を何かしら理解できたような気がする。…いや、理解できていないかもしれないけど。

そういえば、「愛の喪失」や「愛に対する各自の感情のすれ違い」というテーマにふさわしく、この物語の登場人物は誰もハッピーエンドを迎えない。そして、誰の物語も終わらない。旭仔が最期を遂げたのを知っているか知らずか、ミミはフィリピンまで向かうし、麗珍は相変わらずサッカー場の仕事を続けている。そして、香港かフィリピンかどこかわからないある屋根裏で、一人の男(トニー)が身を整えて部屋を出て行く。彼が出会うのははたして麗珍なのかミミ(orルル)なのか。旭仔の死がこの男に物語の続きを渡したことで、王家衛はトニー・レオンを得て周慕雲を産み出したのか。そんなことをなんとなく考えてみた。とカッコつけすぎた、スマン。

以下はおバカなネタなのでスルーしてもよいです。
ところでワタシは女子のくせに、実はお尻の大きな女性が好きだ。日本でいえば鈴木京香ちゃんに深津絵里ちゃんなど(ってこんなこと書いたらこの二人のファンにボコボコにされること間違いなしだな)。そして、この映画を観ていて、カリーナの後姿&お尻に惚れた。頼むトニー、一度カリーナを1日ワタシに貸してくれ。彼女の後姿&お尻(もちろん着衣のままだ!)をじっくり見ていたいんだ。

…ますますスマン、バカな終わり方をしてしまった。ああ、この感想、ホントはレスリー追悼感想になるはずだったのに!

(BGM:『聲光回憶』より「Siboney」「Jungle Drums」「Maria Elena」「Perfidia」)

原題&英題:阿飛正傳(Days of being wild)
脚本&監督:ウォン・カーウァイ 撮影:クリストファー・ドイル 美術:ウィリアム・チャン
出演:レスリー・チャン マギー・チャン カリーナ・ラウ アンディ・ラウ ジャッキー・チョン レベッカ・パン トニー・レオン

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春光乍洩香港回憶記3月26日・初ホンハムの夜

午前中、盛岡から出発した時、なんと雪が降っていた。荷物はボストンバッグだけで衣類も春物だけ。でも香港は暖かいから大丈夫か。

乗り換え時間のなさにヒヤヒヤしながら、成田に着いたのは集合時間ギリギリの14時20分。今回はeTourを利用したので、キャセイのカウンターにまっすぐ行ったらすぐチケットがもらえた。バウチャーがないので聞いてみたら、すでに予約情報が香港に送られているのでその心配はないとのこと。す、素晴らしいぞバウチャーなしで発券してくれるなんて。(そのせいか時期が時期だったからよくわからんけど割高なんだけどまぁいいか!)

飛行機は時間通りにテイクオフ。新幹線内で食べた昼食が軽すぎたせいか、お腹が減ってしょうがない。喉も渇いていたのでドリンクをもらったらすぐ飲んでしまったのだが、いくら待っても機内食が来ない。しょうがないので『欲望の翼』を観ながら持ってきたお菓子(ムギチョコとかココナツサブレとか)をポリポリ食べているうちに、映画はトニーが屋根裏にてグルーミングするラストシーンへ。おいおい、終わっちゃったよ映画!ハラヘリヘリハロ(古い!)だよ!お菓子も食事に響くと思って控えめに食べたのにまだ来ないの~?と思っていたらやっときた。とりあえずほっとした全部かっ込んだ。昨年あたりからアイスクリームサービスがなくなったのが残念だったけど、水分が足りなくなるたびにお水やジュースをもらえたので嬉しい。そんなこんなで今回のフライトは長く感じたなぁ。
飛行機は定刻通りに着陸。到着ロビーで両替してホンハム行きシティフライヤーA21バスに乗り、同じホテルに泊まるnancixさんに連絡を取ろうとしたらなかなか通じない。でもかけなおしてもらえたので一安心。でもここで安心してはいられない。実はホンハムで泊まるのは全く初めてなのだ。

我々のホテルは海逸都会酒店(ハーバープラザ・メトロポリス)。ホンハム駅とコロシアムのすぐ前。…確か昔行ったら工事中だったところだよなーという記憶しかないのだが、ホントに目の前でビックリ。ショッピングモールと住宅地+ホテルという、非常にスケールのでかい(ってゆーか長い)建物群だ。で、どこから入るんだよ!あ、モールの入り口からか、と迷いながらホテルに行ってチェックイン。この時点で10時過ぎていた。
nancixさんの部屋へ行き、graceさんともども久々に会う。二人とも昼に香港入りしていたので、お買い物したものなどいろいろ見せていただいた。しばらくお喋りして、宵夜しに行こうということになり、タクシーに行ってホンハム裏手の黄埔花園へ。先のモブログ記事及びnancixさんの記事にもあったデザートカフェ、ニコ始めいろんな明星&映画人の写真があちこちに貼ってあって楽しかったわ(自分たちから一番近い場所の写真しか見られなかったんだが)。

ホテルに帰ってきて明日の時間を打ち合わせして各自部屋&ホテルに引き揚げたのは12時過ぎ。チェックイン前に水も何も買っていなかったことを思い出し、モールのコンビニに行ったら、…久々に見たよ、店名通りの時間に営業するセブンイレブン。岩手の片田舎じゃないんだけど、ここ。(苦笑。実際岩手にセブンイレブンはないが、盛岡市内でも中心部を離れると、12時頃閉店するコンビニがあるので)ホンハム駅に行ったら、まだ最終列車が出発してなかったためにOK便利店が営業していた。そこでワトソンズウォーターを買い、お茶を飲む。…やっぱり明日、自分用お茶をどこかで買うか。就寝は2時ごろ。

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愛とツッコミの香港電影金像奨ツアーからの帰還。

ども、クリスティンもとはしです(爆笑)。本日午後9時、無事にみちのくまで戻ってまいりました。荷物重かったざんす。

今回は4日間、実質3日間だったんだけど、やはりblogで御馴染の皆さんや『香港映画の街角』の野崎歓先生とご一緒したこともあって、いつもの一人旅とはまた違った濃密な時間が過ごせて嬉しかったです♪このご縁を大切にして、今後の日々を過ごしたいと思います。

ここで今後の予告。いつもながらの超主観的な日別旅行レポートはもちろん、目玉の金像奨ネタ、ご一緒したnancixさんのレポートが一番詳しいですが、こちらでも全体の印象等をまとめてアップ予定。以前書いた愛とツッコミの金像奨恐れ知らずの受賞予想を改めて見てみると、自分の予想があたったのは10部門。全19部門あるので半分あたったってーのは健闘している方か。
映画は行きの便で観た『欲望の翼』をレスリー追悼感想と兼ねてアップすることに加え、映画館で観たステ監督作品第2作《精武家庭》と、帰りの飛行機で鑑賞のラウチン&ジョイ・ヨン共演のラブコメ《身驕肉貴》の感想も。
さらに久々に大量のDVD&VCDをゲット。以下、この映画を観て感想書きますリスト:

《魔幻厨房》
《大[イ老]愛美麗》
香港国際警察 NEW POLICE STORY(だって地元上映がないんだもの!しょーがないじゃん!頑張って中国語字幕で観るよ!)
《旺角黒夜》
《神経侠侶》
ひとりにして
ビヨンド・アワ・ケン
《喜馬拉亞星》
《韓城攻略》

加えて宏くんの『心中的日月』と3度目の正直でジェイの『七里香』、王家衛作品の挿入歌(曲)を集めた『聲光回憶』に《韓城攻略》サントラの感想なんかも書ければね。わはははははは、これで当分書くネタには困らないぞ!

…とにかく、頑張って書きますわ。はい。

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香港よ、暫しの別れだ。…なんちゃって。

昨日はモブログ投稿した後、うっかり某特撮ドラマの広東語版を観てしまい(アホか>アタシ)、結局寝たのは午前3時で起きたのは6時半。いつもはシティフライヤーで空港に行くのだけど、今回はnancixさんから教えてもらったインタウンチェックインにトライすべく機場快線九龍駅へ。…こ、これは便利だ。今度夕方便で帰る時は是非利用しよう!
でももう空港に向かってます。搭乗時間までお土産買わなきゃならんので(^_^;)。

最後に…nancixさん、野崎先生を始め、香港でお世話になった皆様、本当にお疲れ様でしたm(_ _)m。またいつか、日本でお逢いしましょう!pht0503271207.jpg

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驚喜と感動の夜から一日後。

あの金像奨から一日が経ち、日付的には香港最終日。明日の午前便で香港を発つので、これアップしたら寝ます。

昨日はあの野崎歓先生とお会いしまして、式典終了後、黄埔で祝杯をあげて大盛り上がりでした。そして今日は日中は香港島でトニー縁の場所めぐり、夕方は九龍へ行き、夜はステ監督第二作《精武家庭》を鑑賞。感想は帰国後、旅行記&金像レポートと一緒にアップします。

今日のモブログはホンハム発湾仔行きスターフェリーから見たチム。pht0503281200.jpg

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金像奨速報!

2046は美術デザイン賞、衣裳デザイン賞、撮影賞、音楽賞、そしてもちろん主演男優賞!なんと意外にも主演女優賞もだ!助演男優賞は元華さん、助演女優賞は白霊さん、成龍さんが専業精神賞、監督賞はイー・トンシンさん。 そして作品賞は、『カンフーハッスル』!みんなおめでとう!

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1年ぶりに来たぞ香港!待ってろよ金像奨(大笑)

てーわけでただいま香港ざんす。明日に控えし金像奨をこの目でみるべく、年度末で仕事も終わってねーっつーのに来たんざんすよ、もとはしは。今回はnancixさんにgraceさんなどと一緒です。楽しい日々になりそう。
今回の写真は夜食で食べた黒ゴマいり牛乳プリン。pht0503270024.jpg

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ティラミス(2002/香港)

悲しい時、つらいときには甘いお菓子を食べる。そうすれば、ちょっと気が楽になる。
イタリアのケーキ、ティラミスは甘さとほろ苦さが交わったお菓子。そのお菓子にちなんだ題名が名づけられたのが、ニコ主演のラブファンタジー映画『ティラミス』

昼は郵便配達員、夜はモールの清掃員として働く青年コウ・フォン(ニコ)は、2年前にジャズピアニストだった父親を亡くしたショックで耳が聞こえない。でも、そのハンデをものともせずに毎日を生きていた。ある日フォンは、1日に4度も同じ少女に出会う。彼女はコンテンポラリーバレエを学ぶダンサーのジェーン(カリーナ)。彼女が落としたお菓子の本を届けようとしたフォンの前に、突然ジェーンが現れる。実は彼女は交差点で事故死し、死の瞬間に自分のことを考えてくれたフォンのもとにやってきたのだった。ダンスコンクールのファイナルを前に死んでしまった彼女はこの世に未練が残っている。黄泉の番人の追っ手に怯えながらも、彼女はフォンにあと7日間自分はこの世に姿をとどめるのを手伝ってほしいと願う。フォンは彼女の頼みを聞き入れる。彼女が身体に宿る昼の間、フォンは聴覚を取り戻す。ジェーンはフォンの身体を使い、ダンスパートナーである自分を失ってスランプに陥った親友ティナをダンスで励まし、チームがファイナルに出場するのを見守ろうとする。二心同体の日々を過ごすうちに、いつの間にかフォンとジェーンは愛し合うようになるが、死者を追う黄泉の番人の魔手はすぐそこまで迫っていた…。

ニコと幽霊。これって前回の『トランサー』と同じネタじゃん!と苦笑することかぎりなし。
おまけにネタは『星願』(はい、決して『星に願いを。』ではない)だし…と思いながら観ていた。でも、悪くなかったなぁ。監督は『ツインズエフェクト』のダンテさんなので、ファンタジーとしてみればとりあえずいいかなーって気はする?多少は荒があるとは思うけど、文句言ってたらきりがないし(ラストの展開の持っていき方とか、いかにもタコにもーって感じの“黄泉の番人”とか)。
フォンとルームメイトのバド(イーソン)や、フォンとジェーンのやりとり、失意から立ち直ろうとタップを踏み出すダンスチームの場面など、前半の演出のテンポのよさは好き。ふられたバドを励まそうと、ジェーンの指導でフォンがティラミス(イタリア語で「ワタシを想って下さい」という意味がこめられているというけど初耳。これホント?)を作るシーンなんてかわいいし、フォンが劇中ずっととチュッパチャプスをなめているシーンもいい。このテンポでずーっと行ってほしかったんだけど、後半で黄泉の番人がジェーンを捕らえてからのくだりは…うーむ、って感じだった。この映画が好きな方スミマセン。

ニコはイケイケムードだった『トランサー』とはうってかわって、お地味な味わい。ま、『ジェネックスコップ』より『わすれな草』が好きなワタシとしては、こういうもっさいニコ(迷の方スミマセン)の方が好き。しかし、聴覚障害って設定はうまく生かされていなかったような気がするんだよねー。もっとポイントになるかと思ったんだけど。カリーナはショートカットだったけど、彼女はミディアムの方が似合うと思うなぁ。ショートだと地味になる印象。フラレ野郎イーソンはのびのび演技。二度目のフラレシーンの演技が最高。もうちょっと出番が多くてもよかったんじゃない?キャンディの抑え目な演技もよい。見た目結構姉御肌だと思うんだけど、実はまだ若いんだよね、彼女って。

ところでこの映画、前回観た『トランサー』と同じ会社によるDVD化だったので、もしかして…と思い、日本語吹き替え版もちょっと観た。あれ、ニコの声、もしかしてまたキミだったのか、浅倉!(だから『仮面ライダー龍騎』の役名で呼ぶなって!荻野崇ファンの方、たびたびすみません&もし吹き替え声優が違う人だったらさらにごめんなさい)

原題:恋愛行星
監督&製作:ダンテ・ラム
出演:ニコラス・ツェー カリーナ・ラム イーソン・チャン キャンディ・ロー ヴィンセント・コック 

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トランサー 霊幻警察(2001/香港)

『香港国際警察』が観られないからニコの顔が急に観たくなった!というわけで『トランサー』を観た。監督は『OVER SUMMER』のウィルソンさん、脚本はヴィンセントさん。ニコ&ステの他にサムのジェネックスな顔ぶれが揃うのが嬉しい。後は彦とテレさえいてくれれば…(笑)。

幽霊による不可能犯罪を取り扱う香港警察の特捜課“2002(異霊霊異)”は、霊を見る力を持つ特捜刑事ヤウ(ニコ)ひとりが所属する課。実はヤウにはサム(サム)という元同僚がパートナー霊としてついている。今日も二人は生徒と心中した教師の引き起こした不可能犯罪を解決し、“飛天霊”と化した教師の霊を封印した。その事件を最後に、サムはヤウの元から離れ、転生することになる。
葬儀屋のチャン(カーイン)に面倒を見てもらっているヤウの手には“不吉の星”の印がある。彼は早くに親を亡くし、親友も恋人も、自分がかかわった人々はみな死んでしまうという運命を背負っている。それゆえに彼は常に孤独だった。サムを失い、再び一人になったヤウの前に、飛天霊事件の際に現場に居合わせた警官フォン(ステ)が現れた。彼もまた霊を見ることができるという。チャンの言う「パートナーの3つの条件」に合致した彼は、正式に“2002”の一員となる。
フォンの最初の事件はクラブに現れた火霊(アンヤ)の封印。しかし、初めて霊の攻撃を受けたフォンは腰を抜かす。間一髪、ヤウが霊をしとめる。フォンの度胸のなさにあきれるヤウ。しかし、霊はもう一人いた。彼女のかつての恋人だった水霊(方力申)だった。水霊は二人に復讐を誓う。
チャン曰く、フォンもまた近いうちに死ぬ運命にあるという。だが、1人1霊制である“2002”の原則に則って、フォンはヤウの守護霊としてパートナー関係が保たれるという。ヤウの部屋に越してきたフォンは彼と友情を築きたいと願うが、フォンの運命を知ってしまったヤウはそれができない。
ある日、「昏睡状態の孫娘の面倒を見てほしい」という老婆の幽霊の依頼を受けた二人は、少女レイン(レイン)の入院している病院へ行く。そこでヤウはバスでいつも逢う看護士ダニエル(ダニエル)と出会う。また、フォンはレインに恋をする。ダニエルにひかれているヤウは自分の運命を恐れて一歩踏み切れないが、フォンはレインが昏睡状態から醒めたら自分の恋人にすべくかいがいしく彼女の世話をする。
ついにヤウはフォンに彼の運命を告げる。衝撃を受けるフォン。さらにヤウの前に水霊が現れ、ヤウの魂を体から追い出す。彼の肉体は脳死状態に陥る。そして水霊はフォンに襲い掛かり、彼にとりつく。魂だけになったヤウはチャンの助けを借りて水霊を倒そうとするが、水霊を倒すことはフォンの死にもつながる。自らの魂の消滅を恐れず、フォンとの友情のために、ヤウは全力で水霊との戦いに臨む…!

はい、これはSFざんす。香港SF映画というと、一般的には以前も書いた『ヴァーチャル・シャドー』『Bad Boys』みたいな大味で絵に描いたようなチープ感があるのかもしれない(偏見だったらすみません)けど、ワタシは結構好き。ストーリーを見ると幽霊版『メン・イン・ブラック』だったり、オールドファンには懐かしい『霊幻道士』の現代版にも見えるかも。日本や西欧だと霊媒師や陰陽師が私立探偵みたいな立場で霊退治するような筋立てになる役割を、警察の一組織として設定したのがいかにも香港的かな。
ちょうど1年前に感想を書き、このたびあの『リング』の中田秀夫監督の手によるハリウッドリメイクが決定(fromスポーツ報知)した『The EYE【アイ】』『カルマ』のように、怨念を抱いた幽霊が登場するホラーは大っキライなのだが、この映画に登場する幽霊たちはそれほど怖くない。それはこの映画自体がホラーじゃないからってーのもあるし、すでに死者であってもサムやレインのお茶目なおばあちゃんや「金くれよ、女くれよ、タバコすわせてくれよ」とねだる道端の地縛霊(笑)のようにユーモラスな存在の霊もあるからだ。いくらこの世に思いを残して死んで幽霊になってしまったと言えども、その思いも怨念ばかりじゃないんだよね。日本のホラーは湿っぽい怨念ばっかりだから怖くて嫌なんだよねー、なんて当たり前のことは言わないように。>自分

で、以前『リターナー』で「香港SFは細かいところが楽しい」って書いたけど、ここでは死者との対決がメインと言うことで、中華圏の葬儀でよく見かける、紙のお供えものが重要な小道具になっているのがおもしろい。葬儀ではよく紙のお札を燃やしたりするけど、紙で作った銃やおもちゃを燃やせばそれが霊のもとに現物として届くというアイディアが楽しい。こういうアイディアを思いついたのは脚本のヴィンセントさん(劇中では医師役で登場)だろうか?あと、霊を封印する“魂滅銃”の、自分の血を装てんした弾丸っていうのは西洋的な悪霊封印の仕方だと思ったんだけど、どーかなぁ?>そのへんよく知らないんだけど。

ニコがこの映画に出たのは交通事故やらフェイ&セシリアとの三角関係で泥沼だったころだったっけ?なんだかそれもずいぶん昔のように思えるんだけど、わずか2年しか経っていないのに『ジェネックス』の頃より大人っぽく見えるのは気のせいか。前髪はもーちょっとボリュームがあっても片目を隠す分量くらいあってもいいような。ファンの人はどう思うかわからないけど、ニコは前髪が長い方が好きなんだよねー(笑)。ステは珍しく短髪だ。うーん、ステも長い方が好きかな。最初のヘタレっぷりから終盤の水霊に取り付かれた姿まで、全編を通じて見るとガラッと変わるので楽しい。この二人に加え、スキンヘッドの家英さんが楽しくて楽しくて!中盤までずっとヅラかぶっているけど、終盤のラリー・フィッシュバーン(『マトリックス』のモーフィアス)風コスプレが一番楽しかった!昨年脳腫瘍の摘出手術を受けられた(だったっけか?)そうで、お大事にしてほしいけど、また元気な姿をスクリーンで観たいな。この3人が頑張ったせいか、二人のヒロインの影が薄いのが残念…。サムは最初の方だけしか出番がないけど、相変わらずのサムな演技(笑)で楽しいけど、回想シーンで登場したベレー帽の警官服姿も似合っていた。彼も大人になったのねー。それでも転生シーンは笑えるなぁ。敵役は水泳王子こと方力申なので、水霊(ニコとのアクションシーン@プールではもちろん豪快な泳法を見せてくれる…ってスタントなしだよな?)って言うのは安直だなー。でもコレでやっと顔を覚えそうだ。

アクションシーンはいうまでもなくバシバシやっておりますです。どちらかというとアクションなのに静的だった『OVER SUMMER』とは違うなぁ、同じ監督なのに。
以前ファイズの感想で「いつか香港ロケで仮面ライダーの劇場版を作ってくれ」って書いたけど、香港ロケするんだったらこの映画くらいのアクションでやってくれればいいんじゃないかな。いや、もっとバシバシやった方がいいのかな(苦笑)?

仮面ライダーつながりで蛇足。これ、劇場公開時の公式サイトをのぞいたところ、DVDでは秋山“ナイト”蓮こと松田悟志、浅倉“王蛇”威こと荻野崇の『仮面ライダー龍騎』出演コンビが声をあてていると知ったので、吹き替え版もちょっとだけ観てみた。いや、観ていたのでね、龍騎(笑)。ははははは。
…あれ、ステの声が本人と違って妙に涼しげ。この声が蓮?するってーとニコの声が浅倉か。思ったよりいい声じゃん浅倉(役名で呼ぶなよ、おい)。しかし…ううーむ、二人とも顔と演技を知っているだけあるし、さらにステ&ニコ本人の声を知っていることもあって、あの二人だとなんだかステとニコって感じじゃないなぁ…。
松田&荻野ファンの方、どーもすみません。

原題:2002
監督:ウィルソン・イップ 脚本&製作&出演:ヴィンセント・コック 撮影:プーン・ハンサン
出演:ニコラス・ツェー スティーブン・フォン サム・リー ロー・カーイン レイン・リー ダニエル・ワトソン アレックス・フォン(方力申) アンヤ

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ゴッド・ギャンブラーⅢ(1991/香港)

このシリーズ、『賭聖』から『賭侠』まで、よくぞ続編をバンバン作ったよなぁって思ったもんだけど、とりあえずこれで打ち止めか。結構ノリノリで観られて楽しかった。3作付き合ってきてこれが一番楽しかったかな、なんてね。まぁ、それはノリが掴めたからってことだからだろうか。

賭聖として名を成し、豪邸に住む身分になった星(星仔)と達叔父(マンタ)。しかし、前作で星に負けた中国大陸の超能力者大軍が超能力者仲間を率いてリベンジを試みる。ボディガードのドラゴン(向華強)の助けを受け、逃げ出した星たちに大軍たちが襲いかかるが、超能力者たちの攻撃を受けた星は姿を消す。
目覚めた星が目にしたのは、馬を連れた女性(コン・リー)。彼はその女性にひとめぼれするが、自分がどこにいるかわからない。やがて星は自殺しようとした男を助けるが、その男は叔父そっくり。それもそのはず、男は星と達のご先祖、周大福(マンタ)だった。周曰く、ここは1937年の上海で、当時は上海を仕切っていた男許文強が刺された事件で大騒ぎになっていた。その騒ぎに巻き込まれる星と周だが、どさくさにまぎれて許を殺した男を仕留める。そして彼らは許の仲間丁力(レイ・ロイ)と出会い、彼に腕を見こまれて仲間になる。
許文強の葬儀で星は上海で初めて出会った女性と会うが、仙という名の彼女(コン・リー)は彼のことを覚えていない。実は彼女には5歳程度の知能しかない双子の妹夢がおり、星が会ったのは彼女のほうだった。
丁力のもとに日本軍のスパイ川島芳子が現れ、ギャンブル勝負を仕掛けて賭博場を占領しようと試みる。丁力は星に勝負を託すが、川島が放ったのはあの大軍だった。また、達叔父もタイムスリップに巻き込まれてこの世界に来ていた。一方、ドラゴンは星の持つ携帯電話から情報を得て、彼らを現代に戻すべく奮闘していた…。

なんかうまくまとめきれないなぁ。あまり長く書くとくどいのであらすじはこのへんで。
そういえばこの映画、題が「賭侠」なのにアンディ出てきません。ドラゴンはでるのに。
でもネタは『上海グランド』のもとネタでもある、ユンファとレイ・ロイ主演のTVドラマ『上海灘』なので、『上海グランド』を観ていればネタは結構わかりやすいかなって感じたのだった。だから楽しめたのかも。ついでに『上海灘』観たくなったし。(DVD-BOX出てるんだってねー。レンタルあったら今度借りてみようかな)
星仔は相変わらず面白い(いちいち説明するのもなんなのでパス)。心配してたコン・リーだけど、思ったほどバカ演技じゃなかったなぁ。でも張藝謀映画とか他のシリアスな中国映画での彼女しか知らない人はショック受けるかも(それはないって)。
あとは周が開店したファストフード点心店でのミュージカルシーンは楽しかったなー。後は思い出したらチョコチョコ書くとして、そんなとこかしらん。

とりあえず星仔映画は一旦おきます。次の星仔映画はコン・リーつながりで(笑)『詩人の大冒険』あたりを観る予定。

原題(英題):賭侠Ⅱ之上海灘賭聖(God of gamblers Back to Shanghai)
監督:ウォン・ジン 製作:向華強&向華勝
出演:チャウ・シンチー ン・マンタ コン・リー レイ・ロイ ヒョン・ワーキョン

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香港電影金像奨まであと1週間。

いよいよ開催&発表まで1週間と迫った第24回香港電影金像奨。以前も書いたように、今年は『カンフーハッスル』『2046』『香港国際警察』『ブレイキング・ニュース』と、日本でも公式上映(含む映画祭上映)された作品が多くノミネートされ、今年こそはここ数年香港映画界に漂っていた憂鬱な雰囲気を吹き飛ばしてくれる勢いで盛り上がってくれないだろうかと思ってしまう次第。
本blogでも以前受賞予想などして個人的に盛り上げようとしてきたけど、その場で体験できたらいいだろうなぁ、って思っていた。でもどうかなぁ…と思っていたら、

金像奨受賞式入場チケットを入手できました(手元にはないですが)。ありがとうございました、旺角明星便利店さま。

なにせ約10年も電影迷やっているくせに、金像奨の時期はいつも年度始めと重なるので、観に行ったことすらないんですよワタクシ。昨年金像奨の時期に香港旅行していたワタシの英会話教師が、文化中心で挙行されていた授賞式の様子を見かけていたという話を聞いたときに、ああうらやましいなぁ…なんて思ったもんだったけど、まさか今年いけることになるとは思わなかったよ!(と言ってもまだ職場には旅行届出していないのだが。苦笑)

授賞「式」ってことは入場者はやはり正装だろうか?うーん、なに着ていこうか?とにかく、あと1週間しかないから、それまでに準備と体調を万端にしなければね。あと、年度末の仕事も今週中に何とか終わらせるぞ。

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↑噂の金像奨特刊表紙。トニー…キミのその服装って。

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こころの湯(1999/中国)

1990年代半ばまで、中国映画といえばどうも垢抜けないところがあった、ということを『恋愛中のバオベイ』の時に書いたんだけど、その「垢抜けなくてどんくさい中国映画」のイメージを変えることになったのが、張揚監督の『スパイシー・ラブスープ』と、今回取り上げる『こころの湯』だと思うのだけど、どーだろうか?
この映画、4年前に劇場で2回観ているのだけど、先週末、久々に語学教室の「看中国電影学習漢語」イベントで観た(しかも字幕なしで。苦笑)ので、感想なんか書いてみたい。

北京で男性専用の銭湯「清水池」を経営する劉(朱旭)のもとへ、深[土川]でビジネスマンをしている長男の大明(プー・ツンシン)が戻ってきた。知的障害を持つ次男の阿明(姜武)が出したハガキに、もしや父が倒れたのではと驚いて帰省したのだ。兄の帰還を素直に喜ぶ阿明だが、父親とはどうもうまく言葉を交わせない。なにせ深[土川]で家庭を構え、すっかり南方人の生活になじんでいる大明は、風呂にも浸からずシャワーを浴びるくらいだ。
「清水池」には北京の下町で暮らすさまざまな男たちが集う。コオロギ相撲に興じる老人たち、水を浴びないと「オー・ソレ・ミオ」を歌えない内気な青年、さまざまなビジネスに手を出しては借金を作りまくる大明の旧友、夫婦仲がうまくいかずに銭湯に逃げ込む男…。劉たちは銭湯で起こるさまざまなトラブルにかかわったり解決しながら日々を過ごしていた。はじめはぎこちなかった父と大明もだんだん打ち解けていく。
しかし、そんな幸せな生活は長くは続かない。銭湯の界隈はまもなく再開発により取り壊されることになり、劉家にそのことが知らされた数日後、父が入浴中にこの世を去った…。

な、和むなぁ、いつ観ても…。オヤジの裸ばかり出てくるのに。もちろんそれに和んでいるわけではない。
以前の中国映画では、かつては『黄色い大地』のような辺境を舞台にした過酷な環境の物語だったり、張藝謀がコン・リー主演で作っていた映画のように悲劇的な結末のものなどばかり観てきたせいか、どうもなんだかいつも悲惨なんだよなぁ、と痛い気持ちになるものが多かったんだけど、こんなふうに気持ちよく見られて和める映画がでてきたということは、それだけ中国映画が洗練されて成熟してきたからなのかな、と思うのである。まぁ、若者主演の映画ではそれでも垢抜けないところも多少あるのかもしれないけど、『スパイシー・ラブスープ』やこの映画で北京の人々の暮らし振りを描いてきた張揚監督の作品からは、都市としての北京が成熟し、洗練されてきている姿が伝わってくる。さらにこの映画では、21世紀に向けてスクラップ・アンド・ビルドを重ねていった挙句に下町の情緒が破壊されていく悲しみも伝える。それは現代の東京を始めとした日本や世界の各都市とも通じるものがある。結局、都市はどこも同じであるし、そこで生きてきた人々の喜怒哀楽も世界共通で普遍的なものなんだろうな、なんて感じさせてくれる。
…なんて御託はどーでもいいね!これはとにかく楽しく、和む映画。女性もほとんど出てこないし、若者も出てこない。出てきても美形はいない。でも楽しい、でも好き、といいきれる映画。

『大地の子』の“中国のお父さん”こと朱旭さん、映画出演はそれほど多くないというけど、なんとワタシ、彼の出演作6本中4本観てました!なんてラッキー。途中で退場されるのが残念だけど、やっぱりいいわ、お父さん!と言いたくなってしまうのだ。
このお父さんの息子たちでは、寡黙でマッチョな大明こと[シ僕]存昕さんもいいけど、どこか林家こぶ平(あ、もうすぐ林家正蔵か)に似ている姜文さんの弟さん、姜武さんの阿明に注目。いやー、うまかったわー。映画で同じような役どころを演じた俳優としては『アイ・アム・サム』のショーン・ペンとか、この映画をエッセイで紹介していたノーベル賞受賞作家大江健三郎氏原作『静かな生活』での渡部篤郎などを思い出してたけど、ヒイキ目をひいても阿明が一番よかったかな(かといって他二人が悪いってわけじゃないです、決してね)。

あと、もーちょっとだけ言うと、映画全体に流れる“水”の雰囲気がよかった。乾いた大地と人の心に潤いをもたらすようなイメージ。邦題はそれをうまく表現していて、珍しくいいタイトルつけたじゃん、と感心。(これ、語学教室のアメリカ人英語教師も誉めていた。曰く「英題はつまんないけど、日本題はすごくいい、観たくなる」と。ちなみに日本語がわかる人だった)

原題(英題):洗澡(SHOWER)
監督:張 揚(チャン・ヤン) 製作:ピーター・ロウアー
出演:[シ僕]存昕(プー・ツンシン) 朱 旭(チュウ・シュイ) 姜 武(ジャン・ウー)

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イチゴタピオカミルクを作ってみた。

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暖かくなってきたので、久々に中華スウィーツを作ってみた。でも使ったのは無印良品の「タピオカココナッツデザートセット」。それにイチゴを加えただけ(笑)。

以前、ブラックタピオカを戻した時にゆでが足りなさ過ぎて失敗したことがあるんだけど、今回はゆですぎて半分ゼリー状態になってしまった…。おまけにココナッツミルクに入れた塩の分量が…(苦笑)。ま、イチゴの酸味でカバーするしかないか。

ま、今度作るときはいくらレシピにあったからとはいえども、塩を入れないで作ることにするか。あはははは…。

これを食べながら《賭侠》を観ていました、はい。

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ゴッド・ギャンブラーⅡ(1990/香港)

“賭神”がユンファ、“賭聖”が星仔、そして“賭侠”は華仔!というわけで、前回観た『賭聖外伝』と『ゴッド・ギャンブラー』2作共通の続編という、ついあまりにもお手軽すぎるぞ王晶!と叫びたくなる《賭侠》を鑑賞。考えてみればこの映画は今から15年前の作品、当時の香港映画はこういう作品もありだったと考えると、時代は移り変わるもんなんだなぁ…と感慨深くなってしまったのはいうまでもない。登場人物の服のセンスとかそのへんにも時代を感じるけど。

“賭神”(ユンファ)の後を継いでギャンブラーとなり、“賭侠”と呼ばれるまでに成長したナイフ(アンディ)が香港に帰ってきた。師の教えを守り、賭けの儲けを慈善事業に寄付してきた彼は香港でつかの間の休息を望む。
一方、超能力者で“賭聖”と呼ばれる星(星仔)は“賭神”への弟子入りを望み、彼の弟子であるナイフと対決しに、達叔父(マンタ)とともに彼のもとへ。当然、星はナイフの相手にはされなかった。しかし、ナイフが謎の刺客に襲撃され、ボディガードのドラゴン(向華強)が連れ去られたことから状況は一変。星はナイフに協力し、二人は義兄弟の絆を結ぶ。超能力でドラゴンの行方を知った星は、達とともにその行き先のバーに乗り込む。そのバーにはなんと、星の目の前から姿を消した恋人・綺夢(張敏)に瓜二つな夢蘿(張敏)に出あう。しかし夢蘿は星など相手にせず、達叔父と親しくする。
ナイフを襲ったのはかつての“賭神”の宿敵フセインだった。彼は自らを“賭侠”と偽り、船上ギャンブルパーティーを開いて自らを正当な後継者と認めさせようと企み、ナイフの身を狙ったのだ。さらに夢蘿もまたフセインの部下であり、彼女とデートした達叔父も拉致される。
師匠ほど完璧なギャンブル術を持たない、まだ未熟なナイフ。強力な超能力者に力をコントロールされ、力が使えない星。さまざまなものを失った彼らはそれでもへこたれず、フセインとの賭け勝負に乗り出すのであった…!

確かにストーリーはほとんど忘れたものの(チョコレートを食べれば思い出すかも?)、多少は記憶にあるので、凄腕のボディガードのドラゴンとか、場末の賭博上の主シン・フィオンとかは覚えていたので、そのへんではもちろん笑えたのはいうまでもなし。このへんを考えれば、これは確かに『ゴッド・ギャンブラー』の正式な続編で、なおかつアンディ主演映画なのであろうけど、…やっぱりシンチーが持ってっちゃってるのよねぇ(^_^;)。この年代の映画のシンチーはとにかくよく笑う。もともとシリアス顔でおかしなことやって受けを取るが得意なんだろうけど、笑うともっとかわいいんだなって思ったりして。そのへんもまた星仔の魅力なのかなぁ。うん、決してハンサムとはいいがたいし、やっぱりトニーには似ていないよなぁとも思うんだけど。
一方のアンディ。…若い。以上。
おいおいそれで終わりかよ!とつっこまれそうなのでもうちょっと書こう。
まぁ、完全なアンディ単独作品じゃないこともあって、彼独特のヒロイズム(恐怖の出血多量&ゲロ吐き男とか哀愁の鼻血野郎とか)は当然ない。ついでに顔もちょっと違う感じ。うーむ、なんでだ?若いから?というわけじゃなくて、『いますぐ抱きしめたい』や『欲望の翼』のときとも違うんだよなぁ。ふむむ…。
あと、ドラゴン。この人はいつ観てもすごい人だ、と思ってしまう。お兄さんが「本業(から映画人になった)」の方ということもあわせて。

ちょっと感想少なめだけど、とりあえずこんなとこかな。なんかチョコ食べたくなってきた…。

原題(英題):賭侠(God of gamblers Ⅱ)
監督:ウォン・ジン 製作:向華勝
出演:アンディ・ラウ チャウ・シンチー ン・マンタ チョン・マン ヒョン・ワーキョン ブラッキー・コー ロナルド・ウォン

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やっと逢えたよ、カリーナちゃん!

諸事情により、金曜まで映画が観られない(だから感想が書けない)のだけど、そのすき間にちょいと小ネタを。

今日の夕方、やっと観られましたよ!カリーナ・ラム主演の「キリンチューハイ氷結ライチ」のCMを!
なんかいかにもIt'sチャイニーズ!って感じのよくあるCMではあるんだけど、カリーナもかわいく撮られているし、結構目をひくんじゃないかなぁって思うんだけど、どーかなぁ?
『恋の風景』も東京では26日初日に決まったというし、ぜひとも活躍を期待しちゃうのであるよ、彼女には(^o^)。

そうそう、今週の『AERA』で知ったのだけど、チェン・ポーリン(あ、「ボーリン」か)が日本で日本語を勉強してたんだって?ほー、感心感心。
ボーリン、君も活躍してくれよー。可能性は未知数だしね。

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《賭聖》(1990/香港)

本日からはシンチー(星仔)特集の予定ってことでしばらく彼の主演作品の感想をアップ。
まずは香港での星仔人気を確立したという、『ゴッド・ギャンブラー』のパロディ、『オール・フォー・ザ・ウィナー』(映画祭上映題)または『ゴッド・ギャンブラー 賭聖外伝』(ビデオ題)を。この作品が、確か日本に初めて星仔が紹介された作品だったはず…ってそのときは知らないけど、この原題は台湾の街角でよく見かけた題だったのだ。
監督はお馴染、『カンフーハッスル』のプロデューサーでもあるジェフ・ラウと、ハリウッド作品でもアクションコリオグラファーとして評価されているコーリー・ユン。そっか、この映画は王晶映画じゃなかったんだ。

中国から香港に、達叔父(マンタ)を頼って出てきた青年・星(星仔)。実は超能力者である彼の能力を利用して、達叔父はギャンブルで大もうけしようと企む。星にギャンブルを教え込み、あちこちで荒稼ぎをする二人は、イカサマだと思われて追われる日々だったが、ある日星は香港のギャンブル王ホンの女である綺夢(張敏)に危機を救ってもらい、恋に落ちる。ホンの招待を受けてギャンブル勝負をする星だが、自分の目の前に綺夢が現れると、たちまち超能力を発揮して勝ちまくる。星の存在に危険を感じるホン。
実は綺夢は台湾のギャンブル王・陳松の元からホンのもとに放たれたスパイだった。星の力を見こんで陳松のもとに戻る綺夢。当然、ホンは綺夢を抹殺しようとするが、敏捷な彼女は刺客を撃退する。
やがて、国際ギャンブル大会がやって来た。星は台湾代表として大会に臨み、順調に勝ち上がるが、彼の前から綺夢が姿を消した…。

ストーリーは多少あやふやだけど、まぁこんなもんかな。なんせ自分、もうずいぶん前に観たユンファ&王晶の『ゴッド・ギャンブラー』を観たといっても、もうすっかり薄れ行く記憶のかなたにあるので、比較して大笑いっていうことができなかったのが悔しくて…(笑)。そのうちDVDレンタルで借りて再見するか。そんな中でも一番笑えたのは、星が『ゴッド・ギャンブラー』のビデオを観て“賭神”の立ち振る舞いを学んだ結果、ホンとの初対決でその映画の「スローモーション登場シーン」を実現してしまったところか。あと、ギャンブル大会で傍らにチョコレートならぬポテトチップスを置きながら勝負していたところもね。
そういえばこれ、今まで観た中で一番若い星仔映画だ。そのせいか、ここ数年の、特に星仔自身が監督や製作にかかわってきた作品群と比べると、星仔演じる主人公に負け犬感が感じられない。まぁ、おバカ感はあるけど。田舎もんだし。恋によって超能力を発揮するというのもご都合主義な設定だなぁ。まぁ、そんなのいっかって気分になるけど。星仔カラーが薄いせいか、第1のヒロイン・張敏(彼女は本家では第2のヒロインだったか)とのラブラブシーンに痛々しさがない。てゆーか張敏が星仔よりめちゃ強いのでジェフ・ラウは女優に愛がないわけではないのかも。(そうか?)むしろ痛々しいのは張敏演じる綺夢がさらわれ、虚脱状態に陥った星の前に、綺夢の身代わりとして自らの腋のほくろ(?)を差し出した達叔父のフラットメイト・ピン(演じるはサンドラ姐)なんだけど…。すまん、このくだりは笑えなかったなぁ。自分が気をつけて観てなかったせいもあるんだけど。
星仔版『ゴッド・ギャンブラー』シリーズは、アンディとの共演作やコン・リー姐との作品も今後観る予定(このへんの監督or製作は王晶だったっけか?)なので、本家も再建したあとにもう一度観て、思いっきり笑うことにしようっと。

英題:All for the winner
監督:コーリー・ユン&ジェフ・ラウ
出演:チャウ・シンチー ン・マンタ チョン・マン サンドラ・ン チョン・プイ ヴィンセント・イン

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ミッドナイトエクスプレス(1997/香港)

ははははは…ついにこの映画を観るときがやってきたかぁ。今までこれを観ずにえらそうなこと言いながら偉仔迷を約10年やってきた自分、まだまだ若輩者っすね。

この映画の正式な日本語タイトルは『トニー・レオンのミッドナイトエクスプレス』。…だいたいタイトルに主演俳優名がついてしまうと、どーゆー雰囲気の映画か容易に想像つくんだけど、本blogでは記事タイトルには俳優名を省略した題名で掲載します。だから、今後『アンディ・ラウのアルマゲドン』の感想を書く時も、『アルマゲドン』で書くのでご了承を。
ところで香港好きにとって“ミッドナイトエクスプレス”といえば、『恋する惑星』で有名な蘭桂坊にあるデリだったり、沢木耕太郎氏の代表作である『深夜特急』だったりする。しかし、この名前は1978年に製作された、アラン・パーカー監督の映画と同じタイトルである。その同名映画は、異国の刑務所に投獄され死刑を宣告されたアメリカ人の苦難を描くものだ。ちなみに原作は実話で、脚本はオリバー・ストーンが担当。
そう、今回の映画はその元ネタにならって、監獄ものなのだ。年代的には『ブエノスアイレス』の後にあたる。この頃から『ロンゲストナイト』&『フラワーズ・オブ・シャンハイ』までのトニーはとにかく作品を選ばずにとんでもない映画にも出まくっていたという。王家衛の拘束&過酷なアルゼンチンロケの反動だったのか?その中でもトニーファンには“踏み絵”的な作品として言われていたこの映画、ワタシも香港へ行った時はパッケージを見るたび買おうかどうか迷っていた。…いやぁ、買わんでよかった。まさか日本でソフト化されるとは。

60年代の香港は、警察の腐敗が蔓延していた。正義と真理を追い求める新聞記者チェン・オン(トニー)は警察の腐敗を次々と暴いては記事に仕立てていた。ある日、彼の恋人であるクラブ歌手チー(ピンキー)が、オンを目の仇にするジョー警部に目をつけられる。二人はジョーの申し出を断るが、ジョーはオンに罠をかけ、麻薬所持で逮捕させる。オンは全くの無実の罪で自分が逮捕されたということはわかっていたが、家族を守るために麻薬所持を認め、彼には3年の服役が命じられる。
刑務所に入ったオンを待っていたのは、さまざまな屈辱だった。入所早々、囚人を仕切る“親分衆”(呉志雄ほか御馴染「元本職」の皆さん)に虐待され、シャワー室ではレイプされかかる。百叩きの刑にもあい、通称「人でなし」の看守長に意見を申し出れば頭髪入りの紅茶を飲まされる。さらに弟から、母親が精神に異常をきたして事故死したことを聞き、オンは我を失い、独房で自殺未遂を図る。そんな彼を助けたのは、“羊”と呼ばれる新入りの受刑者の面倒を代々見てきた“羊頭”ことフェイ(マンタ)だった。彼のアドバイスを守り、なんとか自分を取り戻すオン。さらに人権のないムショの環境を改善しようと役員に英語で直談判した願い(それはパンツを支給してくれという願い)が通り、やはり「人でなし」に不満をもつ“親分衆”にもその度胸と学のよさを見こまれる。オンと囚人たちは一致団結する。
オンたちが気に入らない「人でなし」は囚人のひとり、“三本足”ことマック(徐錦江)が自分の妻と情交していたことを知り、野外作業中にマックを罠にかけて殺す。復讐を誓った囚人たちはハンストに入り、オンは新聞社に刑務所の実体を手紙で送る。もちろん、「人でなし」も彼らをなんとか屈服させようとする。痺れを切らした親分衆は「人でなし」を殺すことを決意したが、実行直前に警察が刑務所に入り、「人でなし」は逮捕される。
オンの逮捕後、ジョーはチーをレイプして屈服させていたが、ジョーの同僚ホウ警部(ヴィンセント)と知り合い、オンの仇を取るためにジョーの悪事を暴く計画を立てる。作戦は成功し、ジョーは逮捕。しかし、ジョーも刑務所内でオンを殺そうとしていたのだ…。

いやぁなんせ、とにかく“踏み絵”的な作品と聞いていたので、どんなにひどい映画かと思えば…、まぁ、多少のあらはあるものの、ストーリーはちゃんとしていたなぁ(苦笑)。トニーも刑務所ではガンガンと虐待されるのか!これ観てますます血圧が上がったらどーしよー、なんて思ったけど、…ヒヤヒヤしたのは最初のうちだけだったか。いつの間にか親分衆にかわいがられてるしさー。監獄に入ってもやっぱり瞳はキラキラしているのであった、この人は(苦笑)。一番の見せ場は「お願いだからパンツ下さい」と英語で直談判するところでしょう。
あと、トニー以外の見所といえば、この映画には壮々たる香港オッサン俳優たちが勢ぞろいしていることでしょう!
ご存知マンタおじさん(久々に星仔映画以外で観たわ)、B哥を始めとした愛すべき(こらこら!)元本職の皆さん、なんか『色情男女』(それ以外もか?)を引きずったような役どころだった錦江さん、渋ーいヴィンセントさん、終盤に登場するカーインさんと、とにかく知ってるおっさん俳優てんこもりで嬉かったっす。これだけステキなオッサン俳優陣が揃っていればヒロインいらんわ。(おいおい!!)

そうそう、音楽が《地下鉄》のリンカーン・ローだった。結構キャリアのあった方だったのね。ま、いかにも香港映画的なわかりやすく軽ーいメロディだったけど。

原題(英題):黒獄断腸歌之砌生猪肉(Chinese midnight express)
監督:ビリー・タン 音楽:リンカーン・ロー
出演:トニー・レオン ン・マンタ ピンキー・チョン チョイ・カムコン ン・チーホン ヴィンセント・イン ロー・カーイン

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メイベルさん(中国語で)と成龍さん(英語で)、大いに語る。

昨日の晩は教育テレビの『中国語会話』でドキュメンタリー『失われた龍の系譜』を撮ったメイベル・チャン監督のインタビューがあり、そしてNHK総合の『英語でしゃべらナイト』にはニコ・彦・成龍さんが出るというので、それに間に合うように時間をみながらファイズを観て、すぐに前回エントリの感想を書いたのだった。

もう3月なので『中国語会話』も仕上げの会話練習に取り掛かっているみたい。エンタメ情報はいつも最後なので、NHK総合とザッピングしながら観る。
メイベルさんは以前『玻璃の城』の日本公開時にもNHKのインタビューに答えていたのを観たことがあったので、顔を見るのはこれが初めてってわけじゃない。少女のように穏やかな声としぐさで話すのが印象的だった。インタビュー中、『龍の系譜』の一部も紹介されていた。成龍さんのお父様が国民党員で、妻子を捨てて名前を変えて香港に流れ着き、やはり夫と子供を捨てて香港に渡った成龍さんのお母様と結婚して、彼が生まれたという事実が語られることは、成龍さん迷じゃない私にも衝撃的であり、大スター成龍さんも中国現代史を背負って生きていたのかと考えると、まだまだ知らないことが多いのかと改めて思った。メイベルさんインタビューは来週もあるというので見逃せない。

ギター侍波田陽区が「Too Baーd(残念)!」と言って英語で切りまくっていた『しゃべらナイト』。アジアからハリウッドに渡った成龍さんはこの番組のゲストとしてはもう常連だ。インタビューはいつもの如くパックン。今回は釈嬢でもよかったんじゃないか?せっかくニコ&彦がいるんだから(こらこら)。そう、せっかくアメリカ&カナダ育ちの二人がいるというのに、インタビューはやっぱり…。
ニコも彦も一言だけってーのはどうかと思うぞ、NHKよ。彦はさすが英語ネイティヴだけあって、発音がきれいだったなぁ。カナダで教育を受けたニコはちょっと答えに詰まりながら話していたようだけど、悪くはなかった。
しかしニコ、初めて見た5年前と比べたら、大人っぽくなったなぁー(前にも書いたっけね)。ニコを観ていたら、まだ観ていなかった『トランサー』と『ティラミス』が観たくなったから、今度DVDをレンタルしよっと。ついでに彦を観たら『レディ・ウェポン』も観たくなったけど(爆)、これはまだDVD化されていなかったか?
ニコと彦にもーちょっと喋らせてあげよーよパックン&NHK、と思ったものだけど、成龍さんのインタビューを聞いていると、彼がこの二人を強力プッシュしてくれているってのはこちらもよくわかった。そーだよねー、この二人はもちろん、彼らと同年代&現在30代前半くらいまでの明星たちには今後はどんどんがんばってもらって、未来の香港映画を支えていってほしいもんなー。

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仮面ライダー555(ファイズ) パラダイス・ロスト(2003/日本)

あははははは!ついに観たよファイズ劇場版!まさか中華電影blogで仮面ライダーネタを書くなんて、自分でもビックリだよ。これもピーターのおかげだわ(笑)。

説明不要かもしれないけどあえて書くか。仮面ライダーは今から34年前に漫画家の石森(石ノ森)章太郎氏によって生み出された、日本を代表するコミック&TVヒーローシリーズの一つ。途中何度かの中断をはさみながら、原作者が亡くなられてからも次々と登場してきて、1年限定で毎週毎週悪に立ち向かっている。これまでに登場したライダーって全部で何人ぐらいなんだろう?っていうのは誰かそのへんの詳しい人に聞いてくださいませ。あ、石森プロか東映のHP見ればわかるか。
実はもとはし、特撮オタクでも男子でもなく乳幼児を抱えたママさんでもないくせに、5年前から日曜の朝にテレ朝系で放映が始まった、通称“平成ライダーシリーズ”はなぜかずーっと観ている。だから『狸御殿』でツーイーと共演するジョーも、一部で金城くん似といわれていた要潤も、このシリーズのおかげでブレイク前から知っていた。そんなんでも決して“イケメンヒーロー”にハマっていたわけじゃないんだけどね、香港映画があったから。(なぜ観ていたかということを書くと当然長くなるのでここではパス。現在のシリーズの感想も含めて多少は非中華日記にチョコチョコ書いているので、ホントーにヒマな人で知りたい人はそっちを観てください)
でもねー、TVヒーローは放映料無料のTVで観るからいいのさぁ、いくらハマッても劇場に映画版まで観に行けるか恥ずかしい!というわけで、このシリーズの映画版は問答無用でスルーしていた。
…とはいえども、どーしてもそれが気になったのが2年前の初夏。
「ファイズ映画版にシリーズ初の外国人ライダー登場」とのニュースに、ふーん、イーキンだったらたいしたもんだねぇ、でもどーせセイン・カミュでしょ?とかえー加減に反応したもんだったが、ここでピーターの名前を聞いてかなり衝撃。もっともイーキンが出演すると聞いても同じ衝撃だったんだろうけど。2002年から香港&台湾でもケーブルで放映が始まり(これは昨年末の台湾旅行記でもちょっと触れたけど)、アジア圏でも知名度が上がってきた故のピーター投入だってことはわかる。でもそれっていったいどーなんだ東映さん&石森プロさん?なんて不安になったもんだけど、まずは観ないと始まらないし、なんてったってピーターが観たい!てなわけでDVD鑑賞を決意した次第なのだ。
ま、ワタシはこのシリーズのちょっと熱心な視聴者であっても所詮は中華電影好きなので、この記事をお読みのライダー好きで中華電影をよく知らない人には何言ってんだこいつ的な文章になることは充分承知ですので、そのへんご了承願います。あ、あと、小さなお友達もこの先は読まない方がいいと思うよ!いけないこといっぱい言うからね!

んじゃいつも長くなる前置きはこのへんにするか。…あ、でも、このシリーズのアウトラインを知らない方のためにこちらが理解しているかぎりでのTVシリーズあらすじ紹介。(知っている人は読み飛ばしてください。あとかなり記憶に頼って書いているので、人名違ったらごめんなさい!)
性格の悪い猫舌の青年乾巧(いぬいたくみ、以下たっくん:半田健人)は、旅先の九州にて全身銀色の怪人に追われていた少女佐伯真理(芳賀優里亜)と出会ったことで、超人的なパワーを発揮することができるベルトと携帯電話のキット「ファイズギア」を手に入れた。真理を追っていた銀色の怪人の正体は、強大な力を備えた人間の進化形“オルフェノク”であり、彼らの真の目的はオルフェノクによる人間制圧と世界支配を目指す大企業「スマートブレイン」が開発したファイズギアを奪還することだった。ファイズギアを手に入れ、ファイズに変身することができる者はオルフェノクの王になれるというが、元社長の娘である真理は現社長・村上が打ち出したこの方針に反対していた。スマートブレイン社からベルトの返還を申しだされたたっくんと真理はそれを拒否し、クリーニング店を経営する菊池啓太郎の助けを得て、人間の側に立ってオルフェノクと闘うことになる。
一方、事故で昏睡状態にあった青年木場勇治(泉政行)は、オルフェノクの能力を備えて再び覚醒した。木場もスマートブレイン社に誘われたが、自分たちが生き抜くために人間を襲うことを拒否し、同じくオルフェノクの力を持ちながらその力の使い方に疑問をもつ結佳と海堂と共に行動する。やがてたっくんたち3人と知り合い、お互いの主張や存在を意識しつつ、時に反目し、時に協力しながら生きていく。
やがて、スマートブレインがファイズギアの他に何本かベルトを作っていた事実が発覚。そのうちのひとつ、「カイザギア」を持っていたのは、真理の幼馴染の草加雅人だった。しかし自信家の雅人はオルフェノクを絶対的な敵と確信し、木場たち3人とは完全に敵対する。そんなこんなで衝撃の事実がいろいろわかっていくのだが、いいかげん書いていくとますます長くなるので、さっさと映画の紹介へ。はぁ疲れた…。

映画は、シリーズ本編とは基本設定が同じでも、また違ったパラレルな物語と考えていいほど、世界観が違った。ええのかこれでホントに?と思った次第。
スマートブレインの総攻撃にファイズが倒れ、真理の前からたっくんが姿を消した。そしてオルフェノクに支配されてしまった近未来の日本が舞台。真理と啓太郎、そして雅人は水原(速水もこみち)率いる人類解放軍に身を投じ、スマートブレインの攻撃から生き残った人間たちを守っていた。そして木場たち3人のオルフェノクは、スマートブレインに屈せず、かつ人間の仲間にも入れずに、両者共存の道を模索していた。ある日彼らはスマートブレインに呼び出され、人間の間でその存在が噂されていた「帝王のベルト」と、その持ち主・レオ(ピーター)に遭遇する。レオの存在に危機感を感じた3人は、真理たちに協力を申し出る。ほどなくレオ自らが解放軍のアジトに殴りこみ、圧倒的な力で雅人を倒す。
一方、当のたっくんは記憶を失い、闇市で靴を売って生計を立てる人間の少女・ミナ(黒川芽以)のもとで靴職人タカシの記憶を植え付けられて暮らしていた。しかし、解放軍主催の仮面舞踏会(笑)の場で記憶を失ったまま真理に再会し、その場でスマートブレインの襲撃を受けたはずみで自分が何者か思い出す。真理からファイズギアを渡されたたっくんはファイズとなって敵を倒し、解放軍に加わって闘うことを決意。自分が人間たちに「救世主」扱いされるのが気に入らないが、真理や啓太郎、そして木場たちとの再会を素直に喜ぶたっくんだった。オルフェノクの力を利用し、人間のために「帝王のベルト」の強奪を決意した木場たち3人はスマートブレインに乗り込むが、巨大オルフェノクの前に結佳と海堂が倒され、木場は罠にはまって人間を裏切ることになってしまう。
再びアジトが襲撃を受け、真理が拉致された。彼女を救いにたっくんはさいたまスーパーアリーナ改めスマートブレインスーパーアリーナ(大笑)に乗りこむ。1万人のオルフェノクに囲まれ、真理の命を賭けてレオと闘うたっくん。なんとかレオを倒したものの、彼の前に現れたのは、実はもう1本あった「帝王のベルト」を身につけた木場だった…。

はぁはぁ、ここまで説明するだけで疲れるなぁ。やっと感想だわ。
結論から言うと、映画よりTVの方が面白かったかもー、というところか。
実はファイズって、TVシリーズとしてもあまり好きじゃなかったし(理由はいろいろあるがここでいうことじゃないね)、ラストもそれってどーよっていう終わり方だったんだけど、映画化ではスケールをでかくしようと狙ったら、その狙いが悪い方向に出ちゃってうむむーになっちまったな、という感がぬぐえなかったのであったのよ。なんかうまく言えないんだけどね。たとえば人類解放軍のスケールが…とか、真理ちゃんたちのガンアクションが、ああ…とか、言っちゃいけないけどこれが香港映画だったらもっと迫力のあるアクションシーンになったのに!とつくづく思っちまったわけで。ついでにサービスカットであるはずの真理ちゃんとたっくんの仮面舞踏会シーンはもっとエモーショナル、つーかもっとベタな演出でもよかったような。そしたらそれに続くファイズ復活シーンも盛り上がったはずなんだが。惜しい!惜しすぎる!!
で、やっと本題。我らがピーター演じる“帝王のベルト”の持ち主、レオ。…英語の台詞に字幕つけろよ、おい!いや、よく聞けばほんとに大したことしゃべっていないんだけどさ、レオ。しかし、出番少なかったな。ホンマ。ま、最後の対決はたっくんVS木場くんじゃないだろーかと予想していたから、早々にご退場するのだろうと思ってそのとおりになったし。うーむ、これは別にピーターじゃなくてもよかったんじゃないすか?とちょっと暴言吐いてみたりしてね(スマン)。でも上半身裸で広い背中(首もとにスマートブレインロゴタトゥー入り)を見せたシーンはきれいだった。

まぁ、これで終わりにするのもなんだから、もーちょっと中華電影的視点で書いてみるか。
以前も書いたんだけど、たっくんこと半田健人くんって、ステとジェリーに似てるんだよねー。ま、割合としては、ステ8:ジェリー2だと思うんだけど。ほんとに久々に彼を観たから、余計にそう思ったね。で、木場くんを演じた泉政行くんについては、以前ヤトウさんが指摘していた「口がアンディに似ている」を思い出しながら観ていたんだけど、…ちょっと一瞬華仔に見えた角度があったよ、木場くん!…ってまた「ジェイはホージーに似ている論」の轍を踏もうとしているぞワタシ(大汗)。

まー、あれこれ好き勝手に書いてきたけど、実は仮面ライダーシリーズで実現したら一度観てみたいのがある。
それはもちろん香港ロケさ!なんてったってワイヤーアクションも使い放題だぜ!そしてイーキンが大喜びして、誰も頼まれなくても出そうな気がするぞ!今年のシリーズでは無理かもしれないけど、来年以降のシリーズでは映画版を香港撮影ってのを考えてくれませんかね、東映さん&石森プロさん?そしたらこっちも喜んで観に行きますよ!(おいおい!いいのかそんなこと言って!)

監督:田崎竜太 原作:石ノ森章太郎 脚本:井上敏樹 音楽:松尾早人
出演:半田健人 芳賀優里亜 泉 政行 速水もこみち 黒川芽以 ピーター・ホー 

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《破壊之王》(1994/香港)

どーも今後当分でっかいスクリーンで香港映画が観られる可能性が減りそうなので、せっせと手元にある旧作のビデオやVCDを消化したり、観られなかった作品をオンラインDVDレンタルで借りたりしてせっせと感想書いていきますわ。未公開映画も含めていろいろと観る予定。

まずは祝!カンフーハッスル米国上映&星仔ロイター配信記事登場記念!?ってーことで、11年前の旧正月映画《破壊之王》を鑑賞。これ、当時の香港映画が得意としていた、映像化権未取得のまま日本マンガ(原作は『破壊王ノリタカ』らしい)を映画化したってーパターンらしいが、原作かなり無視してるんじゃないか?というくらい破壊的な展開を見せる映画だった。

カフェの配達ボーイ、何金銀(星仔)はヘタレだがみんなの人気者(?)。ある日、配達に行ったスポーツクラブで柔道を習っているリリー(クリスティ)にいきなりキスされ、張學友のコンサートに誘われる。実はリリーは柔道部の黒熊に迫られており、彼の誘いを断るために阿銀をデートに誘ったのだが、これがきっかけで彼はリリーに恋をする。なんと學友本人(!!)からチケットをもらい、紆余曲折ありながらもリリーとのデートにこぎつけたが、そこに黒熊が邪魔をする。ヨワヨワな阿銀が彼の攻撃をよけると、その後ろにいたリリーが吹っ飛ばされた!おかげでデートはメチャクチャ。夜、阿銀はリリーに謝りに行くが、「臆病者は嫌いよ」といわれて大いに凹む。失意のままさまよう阿銀はふとしたことから自称中国古拳法の師範“悪魔殺し”の中年男(マンタ)と知り合い、拳法の修行に入る。そして、ついには大車輪のような大技まで体得。師匠からもらった黒のカンフー着をまとい、ガーフィールドのマスクをかぶって黒熊と勝負し、リベンジを達成する阿銀。しかし、せっかく強いオトコになったのに、リリーは「猫仮面」が自分だとは信じてくれない。またまたヘコむ阿銀。
さらにまずいことに、リリーに恋している空手部キャプテンが修業先の日本から帰国。彼はあらゆる格闘技の代表者を蹴散らし、スポーツクラブ最強の男として君臨する。そんな男にうっかり果し合い状を叩きつけてしまった阿銀。「3ラウンドまで生き残れば負けはない」という条件でリングに上がることになり…!!

未公開映画を観る際の重要な資料である『香港電影広告大鑑1994-1995』によれば、『柔道一直線』のパロディに近いとあるけど、まぁそれは前半の黒熊との対決までじゃないかなぁ。後半はすっかり異種格闘技戦になるし。
しかし、どこの国でも男の子は格闘技が好きよね。そして、強くなければいけないって思っちゃうことも。ま、それをどーこー言うわけじゃないけどね(笑)。今、日本でも異種格闘技がおおはやりだけど、なんかイマイチのれないんだよな~。なんでかな?って思ったら、欧米人が入っちゃうとデカさで勝負がきまっちゃうからってのを感じるからなんだろーか。筋骨隆々はキライじゃないけど、功夫系を見慣れてしまった身としては、やっぱ腕力よりも瞬速力がなけりゃ!って思ったりするのだ。どーだろーか。
しかしさすがは10年以上前の映画、みんなすっごく若いよー(大笑)。星仔は時々トニーに見えるし(こらこら!)マンタのおやっさんも髪が黒くて全体的にプヨプヨしている。クリスティは相変わらずキスし甲斐のありそうな唇をしているし、“鉄の頭”こと黄一飛さん(星仔の働くカフェの店長役)も額の広さは変わらずに若い。あ、ヴィンセントさんも若かった。
『少林サッカー』や『カンフーハッスル』を見慣れてしまうと、この映画はちょっとそれってどーよと思ったり、トホホでチープなところも多少あるけど、シンチーの勢いのあった頃ってこんなんだったんだなーと考えると、まいっかぁって許してしまう。公開当時の劇場は大盛り上がりだったのかなぁ。

星仔の未公開映画はまだまだ手元にたくさんあるので、これからどんどん観ていくつもり。

英題:Love on delivery
監督:リー・リクチー 脚本:ヴィンセント・コック
出演:チャウ・シンチー クリスティ・チョン ン・マンタ 林國斌 リー・リクチー ウォン・ヤッフェイ ヴィンセント・コック

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要するに、香港映画全国ロードショーに関しては「一部地域」に入るらしい、わが街は。

今日は超個人的な事情の話。

日曜、『いいとも増刊号』でチョコッと映った彦&ニコに興奮したのに(我的天敵おすぎのベタ誉めにちょっと退いたがしょーがねーか)、最近悲しい事実を知ってしまい凹んでます。

非中華日記でも書いたのですが、なんとワタシの住む街&県内では『香港国際警察』の上映がありません!(;_:)(;_;)(T_T)
うう、ここ数年、うちの街は成龍さんに冷たいです。聖林電影の『タキシード』や『80デイズ』は観なくてもどーにかなった(こらこら!しかし『80日間』は吹替版のみ上映だったこともあって見逃した)んだけど、ワタシたちが一番観たかった&一番正統派の成龍さんが見られるこの映画を上映しないとはいったいどーゆーことだ(怒)。

さらに『インファナル・アフェア 終極無間』の上映も恐れていた通りで、やっぱりありません!

…ああ、悲しき地方在住電影迷。TVで映画スポットを観ていると、例えば「3月5日全国一斉ロードショー!(一部地域を除く)」って入っているものを見かけるけど、うちの街&県、要するに日本の配給会社(ほら『カンフーハッスル』や『2046』は米国系配給会社だったでしょ?)による全国ロードショーの香港映画に関しては、ついにその「一部地域」になっちまったのです。

なぜだ!なんでみんなもっと香港映画を観ないんだ!こんな街に誰がした!ちくしょー、責任者出てこーい!!…とここで毒吐きまくるのはみっともないのでこれ以上罵倒はするまい。各映画館の事情もわかるし、うちの地域を知らない方も大勢読まれているんだろうから。
とりあえず、個人的に仙台かどこかで観る機会を作ろう。幸い、nancixさんが紹介されていた『失われた龍の系譜』も仙台で上映してくれるらしいし。

でもまだ諦めてはいけない。そう、わが街ではかつて「みちのくミステリー映画祭」で『インファナル・アフェア』が上映された実績がある。だから改めて言おう!

おーい、みちのくミステリー映画祭実行委員会さーん、今年のみちのくで、是非是非“無間道三部作”一挙上映をやってくださいよー!別にトニーのゲストなんて期待しないけど、香港からチャッピーとかアンソニーとか呼んだり、『香港映画の街角』でこの三部作に触れた野崎歓さんのトークなどをつけてくれればなお嬉しいですからー!ホントにホントにお願いしますよ!みちのくさん!!

というわけで当分大きなスクリーンで香港映画を観る機会はなさそうってことか…(-.-)*タメイキ*。東京で春公開の『恋の風景』『PTU』も確実に来なさそうだし(って言い切るなよ、悲しいじゃないか)。
今月は中華以外の観たい映画もないので、せっせとおうちに引きこもって、未見のビデオやVCDを消化して感想を書いたり、オンラインDVDレンタルを利用して手許にない映画のフォローでもしようかな。『無間道Ⅱ』は終極を観る前に是非日本語字幕で観ておきたいし、ピーター君が出ているけど、なかなかレンタル屋で借りる勇気が出ないアレ(笑)とか観たいし…。

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