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冬季寶島餐廳(第5天)草屯的一天

2004年12月28日火曜日。8時ごろ起床。弟がシャワーを浴びている時間を利用して朝食を買いに出る。お目当ては留学時代によく食べていた蛋餅(つぶした目玉焼きと葱を皮にくるんで焼いたもの。台湾の朝食屋台の定番)と豆漿(豆乳)。買った後、これじゃ足りないかなと思ってアパートの隣の朝食屋さんでハムサンドイッチも買う。調理台でハムやハンバーガーを焼いていた女の子に「アナタ日本人?」と國語(北京語)で聞かれたのでそうだというと、あそこの日本語の先生のお姉さんがアナタなのね、と言われた。なんだ有名人じゃんうちの弟。もっとも部屋に帰って彼にあの店に行ったことあるかと聞いたら「ない」って言われたけど…。
午前中は老人班の授業で幼稚園へ。最初に軽く自己紹介してから授業を見学した。老人班はおばあちゃんが多い。台湾内陸部は本省人が多く、日常会話はほとんど台湾語だ(ホウちゃんの『悲情城市』や『恋恋風塵』で使われていた言葉がこれ)。台湾語は大学でも半年ほど講座があったから習ったこともあったけど、もう昔のことだから「てぃやーぼー(聞いてもわからない)」とか「わぁーしーりっぷんなん(ワタシは日本人)」くらいしかわからない。しかしそれでも60年以上前は日本の統治下にあったので、外省人が入り込まなかったせいもあって教育以外は台湾語が使われることが多いみたい。そして、お年寄りなら多少日本語がわかるらしい。…とはいうものの、弟曰くこのあたりのおばあちゃんたちは子供の頃日本語を教わる機会が滅多になかったらしい。ワタシには台北生まれで18歳で敗戦を迎えて帰国した恩師がいて、恩師は学生時代台湾人子弟と机を並べて勉強したと言っていたから、地方でも日本人はいたはずなのだからどこでもそういうものだったのかと思いこんでいたのだ。
2時間の授業の後半は日本往年老歌(つまり日本の懐メロ)を歌う時間。事前に「何か歌えるのある?」と聞かれ「上を向いて歩こう」と答えたので、ワタシがそれを歌うことに。まぁ、英会話教室のクワイアだしー、と自信を持っていたら、伴奏カラオケのスピードをえらく落とされてビックリ。おじいちゃんおばあちゃんがうたう歌だからアップテンポだと厳しいのはわかるけど、さすがに歌いにくかったよー(苦笑)。
授業が終わった後、ウェイ老師たちと一緒に昼食会へ。その前に街の教会により、松年大学(定年退職した人々のための生涯学習講座。いわゆる“老人大学”)の授業をしていたSさんをピックアップし、公道沿いの海鮮レストランへ連れて行ってもらう。この店は内陸部の草屯で一番新鮮な海鮮を食べさせてくれるお店だと言う。ゆでた海老や淡水がき(以前も書いたかもしれないけど、台湾のかきはこれが多い)の炒め物、海鮮鍋やチャーハンがうまい。中でも気になったのが白魚のような魚を軽くてんぷらしたものだったのだが、これは「フナムシみたいな虫よ」といわれてちょっと退く。でも食べる。ほら、アタシは食べられるものには偏見ないから、生のトマトと納豆以外は…(苦笑)。
午後は当日の記事にも書いたように、ウェイ老師と日本語班の生徒さんと一緒に、921地震教育区へ行く。下の写真はメモリアルプールと言われている。もともと学校のプールだったのが、地震の影響で地下から温水が湧き出てしまい、オブジェクトを加えて改良し、噴水にしてしまったようのだ。

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地震で隆起した陸上競技場を使って地震のメカニズムを説明し(日本の気象庁もどうやら監修に協力していたようで、日本語の説明もあり)、倒壊・半壊した学校施設もその崩れ方を説明されていた。被害状況をこの目で見られるのはわかりやすいけど、この施設もこのままでは危ないよなぁ…と思うところあり。街は復興しても、まだまだなのかもしれない。スマトラ沖地震や新潟の地震、そして阪神大震災(ワタシのところも2年前に大きな地震が発生したけど)を思ってこの施設を見ると、いろいろ考えてしまうのであった。

ウェイ老師にオフィスまで送ってもらう。そこで一息つき、弟に連れられて敦和宮へ。この廟(というか財神爺)は弟のアパートからよく見えるので、巨大仏にちょっと興味のある人間としては見てみたかったのだ。

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財神爺としては世界一大きい像を頂上に頂いたこの廟は一応6階建て(でも表から見ると3階建てにしか見えない)。ラッキーなことにエレベーターがあったので、登りだけ使う。さすがに屋上は風が強く、帽子が吹き飛ばされそう。今日は寒いからなおさらそう思う。内部の仏像もじっくり見ながら(詳細は弟が解説してくれた)、降りていく。夕方も近く、弟も仕事があるので、そのまま帰宅。帰りに彼行きつけのジューススタンドにてきんかん紅茶とドーナツを買っておやつにする。
「夜は街をぐるっと回って勝手に御飯食べてて」と言われたので、草屯の繁華街を歩く。一見賑やかだが、意外と狭い。書店もちょっと回ってみたが、これ以上荷物を増やしたくなかったので何も買わず(ファン・ジーウェイ主演のミュージカル版『地下鉄』の本を見つけたのに!)。でも、弟の本を持って帰ることになっていたので、本が入りそうなバッグを探さなくてはならなかった。どこで見つけたかというと、アンディで御馴染BALENOにて。ここでキャリーつきデイパックが299元で売っており、これなら入りそうと即購入(帰宅後パッキングしたらきちんと入った。ただ、背負い紐部分が弱いのが難点)。結局買ったのはそれだけ。あれこれ見回ってもなんなのでそろそろ夕食を、と思ってもお腹が減っていない。しょうがないので圓環近くの水餃子屋で水餃子を10個食い、デザートに三色豆花をテイクアウトする。そのまま弟の職場に行き、仕事が終わるまで豆花を食べながら待つ。

8時半頃、弟の授業終了。ちょうど同じ時間にSさんも授業が終了したので、3人でお茶しに行くことにした。場所は草屯で人気のオサレなレストラン(多分)「東洋趣味」。ガラス張りに庭園があったりして、確かにオサレ(もし誤解ならスマン>ajinよ)。台湾生活2年、香港在住経験もある香港電影迷のSさん(同年代)の台湾奮闘話は楽しかった。3人でお茶を飲みながら、長い時間を楽しくゆるゆると過ごした。
アパートに戻って荷物をパッキング。弟の生徒さんからもらったお土産と弟の本をトランクに、残りの本を先ほど買ったデイパックに詰める。なんとか荷物は収まったものの、トランクがずいぶん重い。明日大丈夫かなぁ…。明日は8時頃草屯発台中行きのバスで弟が送ってくれる。その後は一人で空港行きのバスに乗っていかねばならない。なんとか運べればいいけど。

パッキングが終わってからあれこれ話しこんでいたら夜もかなり更けていた。ちょっとでも寝ておかないと朝が辛いので就寝。

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