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2005年1月

派手じゃなくても、いい映画を観たいぞ。

どーも最近、こちらの更新がなくてすんません。単にネタがないだけなんです。『終極無間』ではしゃぐのにも間があるし、『香港国際警察』&ニコ来日についてももーちょっとネタ拾いたいし、いくらピーター・ホーが出ていても『着信アリ2』は全然観る気ないけど、劇場版『仮面ライダー555』は観たいし(苦笑)で、ネタをいろいろと待機させている状態。韓流の次の台風も気にもなるけど、派手さがなくても堅実な中華電影が観たいなぁと思うこの頃。

そんなわけで、今日は「もしこれをうちのほうでやってくれるんだったら観たいぞ」作品へのコメント。

 ○『生命(いのち)-希望の贈り物』(台湾/ドキュメンタリー)
昨年は新潟中越地震、そしてスマトラ沖地震とアジアで立て続けに2つの大地震が起こった。その5年前に台湾全土を大地震が襲った。特に被害が大きかったのが台湾中部の南投県(ワタシが先日の旅行で行ったあたりである)。このドキュメンタリーは地震発生直後から現地入りしたスタッフが、多くのものを失った被災者家族たちに寄り添い、長期間に渡って彼らの姿を追ったとか。
この映画については、以前弟がスタッフの講演会に行ったとかいう話を聞いていて、ちょっと興味を持っていたのだが、まさか日本で正式に公開されるとは思っていなかった。2時間半近いドキュメンタリーなので、地方での劇場公開はないのかもしれないけど、たとえ1日限定上映でも上映ツアーがこっちに来たら、是非観に行きたいと思う。

 ○『故郷(ふるさと)の香り』(原題:暖/中国)
ここ5年間の中国映画ではとにかく一番好きな映画『山の郵便配達』を作ったフォ・ジェンチイ監督の新作。東京ではもう上映が始まっていて、なんだか面白そうなキャンペーンをしている(^_^)。香川“鬼がきた!”照之氏の熱演も話題らしいが、香川氏はいつ何を観ても熱演っつーか暴走してないか?…まぁそれはどーでもいいこととして、アサヒコムのジェンチイさんインタビューも興味深かったので観たいのですわ。『郵便配達』は日本で一番評判がよかったんだって!

…そうそう、去年ハイビジョンでのTV放映を観たので自分の中じゃすっかり「去年の映画」扱いになっちゃったけど、日本じゃこの春公開の『恋の風景』。なんと現在、カリーナちゃん(林嘉欣)が来日中だって!一度観てはいるんだけど、やっぱり大きな画面で観たいなぁ。

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今年は日港交流年、春節は遅いが電影節は早い。

そーいえば去年の今頃は、“恭喜發財、萬事如意!”とかなんとか言ってはしゃいでいたけど、今年の旧正月は2月9日だったっけねぇ(-o-)*タメイキ*。

今年は日韓友情年だかなんだかいって韓流方面の皆さんが大騒ぎしておりますが、実は日本におけるドイツ年と同時に日港交流年(香港-日本交流年2005:リンクは毎日インタラクティブより)だったりするんですよ奥さん!いやーリベンジだわー(こらこら!)

御馴染香港政府観光局ホームページ
を見ると、いろんなイベントが目白押しみたいだけど、今年は香港国際映画祭の開催が3月下旬なのね!例年は年度始めの4月上旬なのに…。さらに今年は、香港電影金像奨の受賞式も早くなって3月27日(日)!日本はもろに年度末!

ん?年度末?…てーことは、もしかしたら仕事を早く終わらせて休みを取れば行けるじゃないか、香港へ!そして、運がよければ(てゆーかうまくヒットしていたら)《韓城攻略》も観られる可能性もあり?

…ちょっと検討しようかな、年度末香港慰労会(笑)。

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最近の中華な小ネタに愛とツッコミを入れる。

今年に入ってから仕事もちょっとバタバタしたりして、台湾旅行レポート『カンフーハッスル』の感想を書くのに手一杯で、いろんな小ネタに反応できてませんでした。と言うわけで今さらーなネタも多いのですが、いくつか愛とツッコミを。

○スコセッシ監督、「インファナル・アフェア」を語る(fromeiga.com [ニュース&噂])

!新作『アビエイター』各映画賞受賞!復活を果たした“眉毛のハリセンボン”スコセッシ監督。でもスコさんよぉ、オリジナル観ていないとはどーゆーことだ。レオ&マット主演ってーことですでに別物になっているけど、せっかくやるならきちんと原典を観て、ストーリーだけでもオリジナルに即した作りにしてくださいよぉ。ハリウッドにはかつてオリジナルを全く尊重しなかったがゆえに大コケしたリメイク作品(『○ン○ー○ード』とか)が数多くあるのだから。

○レスリーの生涯を綴ったミュージカル(from中国情報局)

香港ではなく北京で上演、というのがなんだかいろいろ勘ぐってしまうのだけど、このミュージカル、哥哥迷だった方はどんなふうに思われるのかなぁ。あと、日本でやるなら是非きっペーちゃん主演で(って怒られそうなことを言うなよ)。

○アンディの画像データにウィルスが添付される(from日刊スポーツ)

先週「日刊スポーツ」に掲載された記事。なんだか意外だった。ワタシは華仔迷じゃないけどやはり香港明星迷だから、ファン心理につけこんであれこれやるのはなんだか許せないな、と思う次第。…それでもさ日刊スポーツ、お願いだからやめてよ、“ラウ様”はさ!

○とかなんとかツッコミ入れてきたけど、
やはり今後の楽しみは『終極無間』だなー。『無間序曲』の地元上映がなかった悔しさがある分、これはちゃんとうちの方にも来てほしい!nancixさんgraceさんのところにあったポスターを見てつくづく思ったもんだ。お願いしますよ盛岡の映画館さん。
ついでにみちのくで《無間道三部作オールナイト》とかやってほしい!チャッピーゲストにして(こらこら、無理だとわかっていてもトニー来てとか言えよ)。

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ただいま『碧血剣』(金庸)読進中…。

先に書いた『カンフーハッスル』の感想に、チャンネルNECOで放映の『射雕英雄伝』サイトからのTBがついていた。そっかぁ、放映されているんだぁ。いいなぁ…でもうちのケーブル、NECO入ってないんだけど(泣)。

さて、『射雕英雄伝』と言えば金庸。感想にもちょっと書いたけど、ただいま読んでいるのが『碧血剣』。全3巻で、今日第1巻を読了。途中だけど、忘れないうちに少しずつ書いておこう。

碧血剣 1 復讐の金蛇剣
金庸著・小島早依訳

出版社 徳間書店
発売日 1997.04
価格  ¥ 1,680(¥ 1,600)
ISBN  4198606811

bk1で詳しく見る オンライン書店bk1

時は明代末期、数々の功績をあげてきたのにもかかわらず、無実の罪で処刑された名将・袁崇煥。彼の遺児である幼き袁承志と、父親の旧配下は秘密結社を結成し、皇帝への復讐と満州族ホンタイジの暗殺を狙う。華山派に弟子入りし武術を学んだ承志は、ひょんなことから伝説の侠客・金蛇郎君の遺骸と剣、幾つかの書物と謎の地図を見つける。書物のひとつ「金蛇秘笈」を見て彼の体得した武術を身につける承志。やがて彼はかつて金蛇郎君の恋人だったことから、一族からつまはじきにされている女性・温儀と彼の遺児の温青青に出あう…。

金蛇郎君。うーん、どこで聞いたことがあったんだっけなー。映画化かTV化していたら、誰か演じていたことになるよなー。後で調べておこう。
そうそう、ここでは承志が金蛇郎君の残した「金蛇秘笈」で武術を学ぶくだりが出てくるけど、金庸の武侠小説では『笑傲江湖』もそうだったけど、書物から武術を学ぶんだよねー。だから『カンフーハッスル』でシンが謎の老人からもらった本で如来神拳を学ぶのはなんかわかるような気がするんだよねー。(まー、人によっては、あの場面は通信空手を本で学ぶようなものと捉えるかもしれんが)

他にも読む本があるので、2巻を読むのは少し後回しにする予定だけど、これまで読んだ『侠客行』や『書剣恩仇録』よりはのれて読めそうなので、また再開したら感想その2でも書きますわ。

(以下独り言)…しかし最近首は寝違えるは背中は痛いわと、もろに運動不足っていうのが自分でもわかるなぁ。太極拳も本腰入れてやらんといけんかな。ああ、華山派に弟子入りしたい…。なんちて。

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映画賞の季節になったなぁ。

ゴールデングローブ賞外国語映画賞にノミネートされた『LOVERS(十面埋伏)』は惜しくも受賞を逸してしまった(中国情報局)そうだけど、全米映画批評家協会賞でイーモウが監督賞を受賞していた(ロイター)そうで。めでたいっつーかなんつーか。米国ではもう公開されていたんでしたっけか?アカデミー賞でのノミネートが気になるところ。あ、BAFTA(英国アカデミー賞)にもノミネートされたのね。しかもツーイーまで主演女優賞に!うーん、さすが世界が嫉妬する髪の持ち主(爆)。

しかし、毎日映画コンクール!なんで?とビックリしたのが外国映画ファン賞を受賞した『2046』。いや、もちろん好きだよ、この映画。でもワタシは絶対に投票してないよ!そもそもなんでこれが選ばれた?蜘蛛男くん2でも指輪物語でもなくて?一般の人には敬遠されそうな超不親切映画なのに…。ちなみに日本映画ファン賞は『ハウルの動く城』。するってーと…、あ、まぁいいかぁ。

映画賞ついでに来月開催のベルリン映画祭。この映画祭もアジア映画を高評価してくれる映画祭。昨年はジョニーさんの『マッスルモンク』が出品されたとか。あと今年は、『珈琲時光』の浅野忠信くん、ワダエミさんと共にドイルにーさんが映画製作フォーラムに参加するらしいねぇ。なんとあのヨン・ファン監督、あの松坂慶子主演の《桃色》と、『美しい夜、残酷な朝』香港ヴァージョン、フルーツさん監督の《餃子》がパノラマ部門(これってアウト・オブ・コンペかな?)に出品決定。もうひとつ中国作品が出品されているけど、詳細不明(ごめんなさい)。コンペにはツァイ・ミンリャン監督の新作が出品されるとか。なるほど。
あと、《餃子》ついでに。レオン・カーファイの表記はやはりTony Leungだったか…(-_-;)。

そうそう、これ(from中国情報局)を忘れていた。二人ともおめでとう!

梁朝偉、章子怡:香港電影評論学会大賞で最高賞

また、この大賞で選ばれた推薦映画は、『餃子』《旺角黒夜》『柔道龍虎榜』『カンフーハッスル』『愛・作戦』《A1頭条》《桃色》『2046』『ブレイキング・ニュース』の9作品だとか。4作品は観ているけど、後の作品は面白いかなぁ…。機会があれば観よう。

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カンフーハッスル(2004/香港・中国=アメリカ)

台湾でも日本でも、TVを観ると流れていたのは『カンフーハッスル』の予告。本編に登場する功夫三勇士+アホな星仔をフィーチャーしたカッコいい台湾(香港&大陸もこれ?)版の予告と比べて、ひたすら「ありえねー。」で押し通す日本版予告にトホホーな気分だったが、ボヤッキー(の声…だよね?)が「この国はまだ、本当の『カンフー』を知らない。」とラストに締めるヴァージョンを見て、おもわずこう言っちゃったよ。
「当たり前じゃんボヤッキー、この国では武侠小説が一般的じゃないからさ

てなわけでfunkin流にこの映画のキャッチコピーをつけるとしたら、こうだ。
「『ありえねー。』とか言ってるヒマあったら金庸でも読めば?」…すまん、偉そうで。

舞台は前世紀の中国。サム組長(クォックワン)率いる、斧が目印の暗黒組織「斧頭会」が踊りながら斧で人を撲殺しつつブイブイいわせているある街。一発当てたいヘタレのダメダメ男シン(星仔)が弟分(ジーチョン)と共に貧民窟(のようなアパート)『豚小屋砦』にやってきたのがそもそもの始まり。「自分は斧頭会の人間だ」とか大ボラ吹いてみるものの、ヘタレかつダメダメ男なので全く相手にされない。しまいにはど迫力の大家夫人(元秋)に追い出される始末。悔し紛れにシンが放った花火により、このアパートの運命は一転。なんと通りがかりの斧頭会の副組長(林雪!)が巻き添えを食ってしまい、平和だった豚小屋砦は斧頭会に目をつけられてしまったのだ。豚小屋砦から人々を追い出そうと斧頭会はアパートを囲むが、ところがどっこい、このアパートには功夫の達人がいたのだ、それも3人も!普段は大家夫人から「早く家賃を払えー」と迫られている三勇士はたちまちのうちに斧頭会のザコどもを片付ける。しかし斧頭会も黙っていない。ナンバー2の功夫の実力を持つという二人の琴奏者の刺客をアパートに放ち、三勇士を倒す。これで決着が…と思ったら、なんと大家夫婦が琴奏者に応戦して勝利!実はこの二人、亭主(元華)は太極拳を使う楊過、夫人は一声で敵を吹き飛ばす獅子の咆哮の持ち主である小龍女の“神鵰侠侶”(←ハイここ金庸好き&武侠電影好きなら笑うトコー)だったのだ!…これでついに斧頭会は最強の功夫の達人を放つことを決意。その“ナンバー1”は異人類研究センター(言い換えれば精○病○?)に幽閉されていた火雲邪神(梁小龍)だった。一見キレ気味のしょぼいオッサンだが、実はものすごいパワーの持ち主だった。シンは家主夫婦と火雲邪神との戦いに巻き込まれて重傷を負うが、それがきっかけでダメダメのシンの中に眠っていた強大なパワーが目を覚ます…!!

なんとこの映画、出資はコロンビア(日本ではソニー)ピクチャーズ!つまりすーちー&ヴィッキー&カレンの『クローサー』(あ、まだ感想書いていない…)やここで感想を書いた貴一ちゃんの『天地英雄』と同じレーベルの映画である。『少林サッカー』の前までは、日本では全く無名だった(かつての香港ブームの最中でも、日本で劇場公開された主演作品は思いっきり少なかった!)星仔だったが、まぁ彼のギャグは香港&広東語圏以外ではウケないというからしょうがなかったのかな、なんて思うところもあったけど、世界市場を狙ったわかりやすいギャグで挑んだ前作は大ヒット。確かにサッカーW杯効果もあったのだろうけど、まさかここまで星仔の知名度が上がるなんて!とビックリするばかりだった。ついでにこの映画以降、『英雄』や『十面埋伏』や『2046』などの大作中華電影が全国ロードショーされるようになったけど、それもこれがヒットしてくれたおかげじゃないかな、などと最近思うところもある。
そんな星仔が3年ぶりに帰ってきた。しかも今回は中華圏と日本公開にほとんどタイムラグがない(『2046』でさえ1ヶ月の差があった)。嬉しい。そして出来上がった作品は…、思いっきり中華圏向けの星仔趣味大爆発な作品だった(爆)。

確かに2年ほど太極拳を学んではいるものの、なんといってもワタシは女子なので、いくら成龍さんの映画は通っても「心だけドラゴン(by大槻ケンヂ氏@パンフ)」な男子のように、李小龍への憧れなんてまーったく!持ち合わせていない。でも、この映画を面白いと思ったのは、これまでは成龍や李小龍、そして彼らのフォロワーによって日本でイメージ付けられた「カンフー映画」のようでそうじゃない、まさに冒頭に書いたような「この国はまだ、本当の『カンフー』を知らない。」とはっきり断言でき、もっとはっきり言えば『スウォーズマン』や『決戦・紫禁城』などの映画に代表される金庸や古龍の武侠小説を下敷きにした武功片や数多のカンフー映画や香港映画やハリウッド映画へのオマージュを捧げながら、この映画は星仔にしか作れない!と言う作品にちゃーんと仕上がっていたからなのだ。最近金庸の『碧血剣』を読んでいることもあって、映画の細部をいろいろ観ていくと「おっ、あの場面はあの小説の修行の場面だなー」とか、「このへんのストーリー構成、まさに金庸的だなー」などと感じるところが多かったもの。このギャグはこれとか細かく書いていると長くなるけど、わかりやすいところではシンが小刀を投げる場面は『十面埋伏』だし、琴奏者が出てきたり、槍の達人が槍を振り上げるのは『英雄』の長空を彷彿させる。このあたりのくだりでいちいち反応させていただいたわ。しかし、中にはワタシだけしか笑っていなかったと言うギャグもいくつか…(苦笑)。
ま、それはしょーがない。この映画は『少林サッカー』とは明らかに違うし(だからどっちが面白い?とワタシに聞くのは愚問よー。どっちも面白い!としか言えないからね)、前作からさらに星仔の趣味は大爆発しているし、それでもって中華圏の人間ならお約束な要素を取り入れているわけだから、「カンフー映画=李小龍or成龍&リンチェイ」という図式でしか認識していない日本人には、ちょっと厳しいところもあるかなぁ…。もしワタシが武侠片(『英雄』&『十面埋伏』含む)を観ていなくて、金庸の小説を読んでいなかったら明らかにのれなかったこと間違いないだろうしね。

そんな理屈はどーでもいいとして、楽しい映画には楽しいキャラが満載。『少林サッカー』組(ン・マンタ叔父さんがいないのが残念!)では李小龍似のGKのダニー君こと陳國坤の“踊る組長・大天使サム”がよかったなぁ~。クラシックスタイルがびしっと決まってて意外とダンディやんかダニー君。彼の恐ろしい変わりっぷりには脱帽。逆に全く変わらなくてもいい味出してたのが軽功のジーチョン君と鎧の肌のティン・カイマンさん。♪ドードシドシラ~の作曲家志望男ジャンパオ君(確かこーゆー愛称…)演じる言動と行動のギャップが激しいケツ出し理髪師や、知的で卑怯なチンピラ君(パンツにレンチを隠していた彼だ)が演じたシンを張り倒す金縁眼鏡のサラリーマンは男子中高生向けキャラやな。
往年の名優組ではやっぱり元華さん&元秋さんの“神鵰侠侶”ね。アパートでの寝巻き姿より斧頭会のカジノに乗り込んだときの「アンタら幾つやねん?」とツッコミたくなるカッコが好きだったなー。あと、先ほど書いたようにドラゴンな男子じゃないので梁小龍さんなんてホントにこれっぽっちも知らなかったけど、彼が演じる一見ただのしょぼいハ○オヤジ火雲邪神がラスト近くに見せる不敵な笑いと鋭いまなざしを見て、うう、こいつホンマに達人じゃあ!って思ったなぁ。
それでもやっぱりそんな濃ゆい奴らを引き連れた星仔、やっぱりキミが一番だわ♪

…なんか書いてて自分でも何言ってんだかわかんなくなってきたなー(苦笑)。とりとめのないまま終わりにすっか。以上。

原題:功夫
監督&製作&脚本&主演:チャウ・シンチー 製作:ジェフ・ラウ 撮影:プーン・ハンサン 武術指導:ユエン・ウーピン&サモ・ハン・キンポー
出演:ラム・ジーチョン ユン・ワー ユン・チウ ブルース・リャン チャン・クォックワン ティン・カイマン ラム・シュー ホァン・シェンイー フェン・シャオカン 

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冬季寶島餐廳(第6天)再見台湾、再見

2004年12月29日水曜日。気がつけば今年もあと3日じゃないか。そして今日が台湾最終日…。
6時30分に起床し、お茶を飲みながら最終パッキングをする。そして8時に二人でアパートを出る。大家さんの親切で停留所まで車で送ってもらった。ワタシたちの姿を見て、大家さんのところの小さな子がいきなり泣き出した。ついつい淋しい気分になったりして。
停留所に着いたらすぐバスが来た。道路が空いていたこともあって1時間しないで到着。弟オススメバス会社の「統聯客運」のターミナルへ行き、中正までのチケットを買う。待ち時間には朝食代わりにもらったバナナを食べる。ここで弟と別れる。元気で過ごすんだぞー(;_;)/~~~。
台湾は民間バス会社間の競争が激しく、中・長距離バス路線にはさまざまなサービスを投入しているらしい。今回ワタシが乗った緑色のバス「統聯」は豪華な一人がけ座席にパーソナルTVつきというもの。なんかすげー。でも放映されていた映画は面白くなかったので、カップ型ミネラルウォーターを飲んで1時間ほど寝ていた。
中正機場第2ターミナルへ到着したのは11時半。まだチェックインゲートは開いていない。重いトランクとキャリーバッグと割れ物入り紙袋を手にしばらくカウンター前に待つ。やっとのことでチェックインできたが、恐れていた通り機内預け入れ手荷物はキャリーオーバー。しかも10キロも。ガッカリするワタシを見てグランドパーサーは5キロおまけしてくれたが、それでも有料になってしまったので、手数料(1090元。ちなみに1キロオーバーにつき200元の追加料金)を払いに行く。これでやる気(何の?)はなくなったが、金が全部なくなったわけではない。腹が減っていたので、チェックインカウンター上にあるカフェテリアで排骨飯をもりもり食べ、時間には早いのだけどさっさと出国手続きを済ませた。なぜか携帯が使えない状態にあった(そのあとネットワークをリセットしたら元に戻ったので当日の記事をモブログできた)ので、久々に公衆電話を使って弟と実家に電話をかける。弟も無事に草屯に戻っていたようだけど、母から「成田は雪よー」と言われてビビる。だ、大丈夫かよエバー航空…。
そんな心配もご無用で、定刻の午後3時5分、エバーは無事にテイクオフ。帰りの機上ではジミーちゃん、もといマットの『ボーン・スプレマシー』を日本語吹き替え(笑)で観ていた。確か2年前の今頃、香港帰りのキャセイの中ではこのシリーズ前作『ボーン・アイデンティティ』を観ていたっけねー、なんて思い出しながら。
空も暗くなり、成田が近づくのはいいんだが、やはり荒れ模様らしい。着陸態勢に入ろうとしても気流で飛行機が揺れる揺れる。ちゃーんとランディングできるのかなぁ?なんて心配になるじゃないか。でも、こちらも定刻よりやや早く、無事に成田へ到着した。…外は濡れているけど雪じゃないじゃんか、母さん!

この14年間で、台湾には7回足を運んでいるけど、今回は今までいってみたかったけどなかなか行けなかったところ(光華商場や玉市など)へも行けた。今まで台湾には友人や家族などと行っていたので、今回初めて一人で行ったからだろうな。本当は2週間くらいかけて全島1周してもいいんだろうけどね。「台湾はワタシの第2の故郷だから」とか言いつつ、知らないこともまだまだ多いのね、となぜか反省。弟はこの春で任期が切れて帰国してしまうので探親訪台は当分できないだろうけど、これからも2年に1度は行ってみようかなぁ。「台流(だからこのネーミングなんとかしようよー。“台風”はいいかなって思うんだけど)」が席巻して大ブームになってもいい。ずっと前から、そしてこれからも台湾が好きだからねー。…でも今年は香港へ行こう(爆)旧正月は無理でも春や秋の連休を利用してね。

そんなわけで、2004年を締めくくるもとはしの台湾6daysは終わりを告げたのであった。以上。

○おまけ

1・台湾でできなかったことリスト(笑)

・信義路にある自助しゃぶしゃぶの店に行けなかった。
・ジェイの『七里香』を買えなかった。(ついでに東京でも買えなかった…)
・『蛋白質ガール』舞台探訪ができなかった。
・重慶南路の書店街めぐりができなかった(半日かかるので)。
・何もVCDを買わなかった。(今年いつか香港に行ったとき買おう)

2・お土産リスト。大家非常感謝!

・台中銘菓太陽餅&老婆餅&アーモンドクッキー
 太陽餅と老婆餅の違いは、皮がボロボロかしっとりしているかで分けられる。しっとりしているのが老婆餅。我が家では老婆餅のほうが評判よかった。
・草屯の某菓子店謹製鳳梨酥
 某新○陽(台湾の有名菓子店)のものよりもおいしいと評判。パイナップル餡がたっぷり入っていて美味。パイナップル嫌いの金城くんはこれが苦手かもしれない。
・高山茶
 「高山茶」だけしか書いていないと、どんなお茶なのかはっきり言ってよくわからない(笑)。飲んでみて判断すると多分清茶じゃないかなーと思ったけど。
・豆乳酒
 すみません、飲んでませんでした。後ほど家の者に聞いてみます。
・鳳梨梅
 パイナップルと一緒に漬け込んだ梅。フルーティな酸っぱさがあり、お茶請けに重宝しました。
・ナッツの飴がけ
 甘くておいしい。ナッツが苦手な人には辛いかもしれないけどワタシは好み。でもいっぺんにたくさんは食べられなかったけどね(^_^;)。 

ではこれにて。いつもながらの長文を読んでいただき、ありがとうございましたm(_ _)mペコリ。

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冬季寶島餐廳(第5天)草屯的一天

2004年12月28日火曜日。8時ごろ起床。弟がシャワーを浴びている時間を利用して朝食を買いに出る。お目当ては留学時代によく食べていた蛋餅(つぶした目玉焼きと葱を皮にくるんで焼いたもの。台湾の朝食屋台の定番)と豆漿(豆乳)。買った後、これじゃ足りないかなと思ってアパートの隣の朝食屋さんでハムサンドイッチも買う。調理台でハムやハンバーガーを焼いていた女の子に「アナタ日本人?」と國語(北京語)で聞かれたのでそうだというと、あそこの日本語の先生のお姉さんがアナタなのね、と言われた。なんだ有名人じゃんうちの弟。もっとも部屋に帰って彼にあの店に行ったことあるかと聞いたら「ない」って言われたけど…。
午前中は老人班の授業で幼稚園へ。最初に軽く自己紹介してから授業を見学した。老人班はおばあちゃんが多い。台湾内陸部は本省人が多く、日常会話はほとんど台湾語だ(ホウちゃんの『悲情城市』や『恋恋風塵』で使われていた言葉がこれ)。台湾語は大学でも半年ほど講座があったから習ったこともあったけど、もう昔のことだから「てぃやーぼー(聞いてもわからない)」とか「わぁーしーりっぷんなん(ワタシは日本人)」くらいしかわからない。しかしそれでも60年以上前は日本の統治下にあったので、外省人が入り込まなかったせいもあって教育以外は台湾語が使われることが多いみたい。そして、お年寄りなら多少日本語がわかるらしい。…とはいうものの、弟曰くこのあたりのおばあちゃんたちは子供の頃日本語を教わる機会が滅多になかったらしい。ワタシには台北生まれで18歳で敗戦を迎えて帰国した恩師がいて、恩師は学生時代台湾人子弟と机を並べて勉強したと言っていたから、地方でも日本人はいたはずなのだからどこでもそういうものだったのかと思いこんでいたのだ。
2時間の授業の後半は日本往年老歌(つまり日本の懐メロ)を歌う時間。事前に「何か歌えるのある?」と聞かれ「上を向いて歩こう」と答えたので、ワタシがそれを歌うことに。まぁ、英会話教室のクワイアだしー、と自信を持っていたら、伴奏カラオケのスピードをえらく落とされてビックリ。おじいちゃんおばあちゃんがうたう歌だからアップテンポだと厳しいのはわかるけど、さすがに歌いにくかったよー(苦笑)。
授業が終わった後、ウェイ老師たちと一緒に昼食会へ。その前に街の教会により、松年大学(定年退職した人々のための生涯学習講座。いわゆる“老人大学”)の授業をしていたSさんをピックアップし、公道沿いの海鮮レストランへ連れて行ってもらう。この店は内陸部の草屯で一番新鮮な海鮮を食べさせてくれるお店だと言う。ゆでた海老や淡水がき(以前も書いたかもしれないけど、台湾のかきはこれが多い)の炒め物、海鮮鍋やチャーハンがうまい。中でも気になったのが白魚のような魚を軽くてんぷらしたものだったのだが、これは「フナムシみたいな虫よ」といわれてちょっと退く。でも食べる。ほら、アタシは食べられるものには偏見ないから、生のトマトと納豆以外は…(苦笑)。
午後は当日の記事にも書いたように、ウェイ老師と日本語班の生徒さんと一緒に、921地震教育区へ行く。下の写真はメモリアルプールと言われている。もともと学校のプールだったのが、地震の影響で地下から温水が湧き出てしまい、オブジェクトを加えて改良し、噴水にしてしまったようのだ。

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地震で隆起した陸上競技場を使って地震のメカニズムを説明し(日本の気象庁もどうやら監修に協力していたようで、日本語の説明もあり)、倒壊・半壊した学校施設もその崩れ方を説明されていた。被害状況をこの目で見られるのはわかりやすいけど、この施設もこのままでは危ないよなぁ…と思うところあり。街は復興しても、まだまだなのかもしれない。スマトラ沖地震や新潟の地震、そして阪神大震災(ワタシのところも2年前に大きな地震が発生したけど)を思ってこの施設を見ると、いろいろ考えてしまうのであった。

ウェイ老師にオフィスまで送ってもらう。そこで一息つき、弟に連れられて敦和宮へ。この廟(というか財神爺)は弟のアパートからよく見えるので、巨大仏にちょっと興味のある人間としては見てみたかったのだ。

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財神爺としては世界一大きい像を頂上に頂いたこの廟は一応6階建て(でも表から見ると3階建てにしか見えない)。ラッキーなことにエレベーターがあったので、登りだけ使う。さすがに屋上は風が強く、帽子が吹き飛ばされそう。今日は寒いからなおさらそう思う。内部の仏像もじっくり見ながら(詳細は弟が解説してくれた)、降りていく。夕方も近く、弟も仕事があるので、そのまま帰宅。帰りに彼行きつけのジューススタンドにてきんかん紅茶とドーナツを買っておやつにする。
「夜は街をぐるっと回って勝手に御飯食べてて」と言われたので、草屯の繁華街を歩く。一見賑やかだが、意外と狭い。書店もちょっと回ってみたが、これ以上荷物を増やしたくなかったので何も買わず(ファン・ジーウェイ主演のミュージカル版『地下鉄』の本を見つけたのに!)。でも、弟の本を持って帰ることになっていたので、本が入りそうなバッグを探さなくてはならなかった。どこで見つけたかというと、アンディで御馴染BALENOにて。ここでキャリーつきデイパックが299元で売っており、これなら入りそうと即購入(帰宅後パッキングしたらきちんと入った。ただ、背負い紐部分が弱いのが難点)。結局買ったのはそれだけ。あれこれ見回ってもなんなのでそろそろ夕食を、と思ってもお腹が減っていない。しょうがないので圓環近くの水餃子屋で水餃子を10個食い、デザートに三色豆花をテイクアウトする。そのまま弟の職場に行き、仕事が終わるまで豆花を食べながら待つ。

8時半頃、弟の授業終了。ちょうど同じ時間にSさんも授業が終了したので、3人でお茶しに行くことにした。場所は草屯で人気のオサレなレストラン(多分)「東洋趣味」。ガラス張りに庭園があったりして、確かにオサレ(もし誤解ならスマン>ajinよ)。台湾生活2年、香港在住経験もある香港電影迷のSさん(同年代)の台湾奮闘話は楽しかった。3人でお茶を飲みながら、長い時間を楽しくゆるゆると過ごした。
アパートに戻って荷物をパッキング。弟の生徒さんからもらったお土産と弟の本をトランクに、残りの本を先ほど買ったデイパックに詰める。なんとか荷物は収まったものの、トランクがずいぶん重い。明日大丈夫かなぁ…。明日は8時頃草屯発台中行きのバスで弟が送ってくれる。その後は一人で空港行きのバスに乗っていかねばならない。なんとか運べればいいけど。

パッキングが終わってからあれこれ話しこんでいたら夜もかなり更けていた。ちょっとでも寝ておかないと朝が辛いので就寝。

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冬季寶島餐廳(第4天)水里・集集半日遊

2004年12月27日月曜日。1回6時ごろ目が覚めたけど、もう一度寝直して8時ごろ起きる。弟のアパートは台湾の各都市によく見られる圓環(ロータリー)の近くで、人の往来もあり朝食屋台もいろいろ出ているみたいだったけど、朝飯は台北から持ってきたソーダクラッカーの残りと日本からのお土産のせんべい、そしてお茶で済ませた。…いいのかそれで。
今日、弟は夜のみ仕事だそうで、1日付き合ってくれるとのこと。しかし彼の部屋には布団が1組しかないから街中のホテルを手配してくれるそうだ。その予定だったが、実はそのホテルに行く直前、彼の大家さんに会い、布団をもう一組貸してもらえることになったのだ。これでお金が浮いたわ。ラッキー。さらに予定としてはここに今日1泊して明日台北で1泊と考えていたのだが、一度台中まで行って(40分位で行けるらしい)中正行きのバスに乗り換えればすぐ行けるというので、最終日の朝までこの街にとどまることになった。
10時になり、弟が日本語を教えている施設の先生、ウェイ老師が我々を迎えに来た。まずはちょっと早い昼食をとる。ここで食べたのが台湾中部でよく食べられる「[オロ]仔[ロ爹](コーアーテー)」と、これを食べると長生きができるという野菜のスープ「長年菜湯」を食べる。おいしかったわ。ここであれこれ食べていた時に、お店のオバちゃんからスマトラ沖大地震の事を聞き、ビックリした。
弟は週2回、午前中は幼稚園にある通所制老人ホームで授業を持っているそうで、まずはそこを見学。この幼稚園は一般的な3年制保育の他、日本にもある児童ホーム(日中両親が勤めている児童を預かる施設)も併設し、さらに生涯教育の一環として、老人ホームも設けているらしい。これはすごい、日本にはない形式だ。高齢化社会を迎えるにあたって、こーゆー形式の施設はあってもいいんじゃないかと思ったよ。
お昼近くなって、ウェイ老師が我々に「菜の花を摘みに行こう」と言う。な、菜の花?今は冬なのに?と不思議に思ったが、台北中部は温暖なので、確かに菜の花は咲いていた。いちめんのなのはないちめんのなのはな…という風景ではないものの(笑)、休耕田を利用して菜の花を植えているという感じ。気温が上がってきていて結構暑い。東京の5月くらいの陽気の中、菜の花を摘み取る我々であった。摘んだ菜の花は後ほどウェイ老師が炒め物にしてくれたので食べてみた。うーん、これがホントの地産地消?なんてね。
午後からはウェイ老師が連絡を取ってくれた弟の生徒さん(といっても多分私より年上だ)の運転でドライブ。このへん一帯から見える低い山脈は「九九峰」と言われ、5年前の921集集大地震で山が崩れてできた山脈なのだそうだ。草屯からは日月譚や埔里にも行けるそうだが、我々は景色が美しいとオススメされた水里と、大地震で大きな被害を受けた集集へ行くことにした。水里までの道はビンロウの木で覆われ、南国イメージが漂う。時折水が見えるのは、この付近に水力発電ダムがあるからだ。たどり着いたのは鉄道集集線の終点、車[土呈]。ここは梅が有名で、その生徒さんのいとこが働いていると言う梅酒&梅酢工房へ。試飲もさせてもらった。梅酒はもちろんおいしかったけど、梅酢が意外にしつこくない味でよかった。毎日飲めば健康になれるかな?その次は水力発電所の近くにある「二坪氷店」というところへ。こ、氷屋さん?この冬にアイスキャンディ?  …まぁ、冬でも暖かいからありなんだけどね。ここのアイスキャンディは1本6元(約18円)から。なんて安いんだ。ワタシは百香果(パッションフルーツ)とみかんのキャンディを食べたけど、お米入りアイスキャンディなんてものもあるらしい。
どことなく日本の山間部の街の雰囲気を漂わせる水里の市街地を通って集集へ。まずは駅で降ろしてもらった。

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駅の隣にあるギャラリーに入ったら、地震当時の風景も含めた写真展が催されていた。すでに5年経っているので、今ではすっかり復興してしまっているが、自身の記憶をとどめるかのように、いくつかの建物は当時のまま残されていると言う。ワタシが目に留めたのはある寺の写真。1階部分が全てつぶれてしまっていた。これ、確か日本でもニュースに流れた建物じゃなかったかな…。で、その次はこの寺に連れて行ってもらった。実物の「武昌宮」をみたら、その当時の地震の揺れの激しさがよくわかった。台湾の建物は鉄筋コンクリートの共同住宅が多いのだが、一見頑丈そうに見えても地震の大きなエネルギーにさらされたらやはり弱い。(この地震で、台湾では「2階が1階になった」と言うジョークができたらしいがそれってかなーり不謹慎では?)
4時ごろ集集を後にする。地元の人気スポットである緑色遂道を通って写真を撮る。下の写真じゃ雰囲気がわからないけど、ちょっと『欲望の翼』っぽい雰囲気があったような感じ。

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5時ごろアパートに戻り、弟は夜の授業の準備。6時ごろ弟の仕事場に行き、主任さん他皆さんにご挨拶。ここでもう一人の日本人で弟の先輩Sさんとご対面。まず最初の挨拶が「リンチェイが無事でよかったですねぇ」だった。(実はリンチェイ行方不明の顛末は、Sさん経由で弟から教えてもらっていたのだ)
しばらくしてウェイ老師が迎えに来て、日本語教室の生徒さんによる歓迎会へと出かけた。地元のオサレなファミレスで、それぞれいろんなものを注文して食べてみた。ワタシは鶏のフライ(鶏柳という)定食を頼んでみた。飲み物は皆さんクルマでこられたと言うことでさすがにビールは出なかったものの、フルーツティーがオススメとのことで、洛神茶(ハイビスカスのような甘さのあるお茶)と柚子茶、水果茶をかわりばんこに飲む。日本のハーブティーやフルーツティーと違っておいしい。
弟に「上級班に出てほしい」と言われていたので、ウェイ老師に送ってもらう。先に教室に上がってみた。女の子が3人ほどいたので、「ここ、日本語の高級(上級)班?」と聞いてみてから入る。上級班では何をしたかと言うと、全て日本語で自己紹介。つまりネイティブのゲストとして扱われたのであった。「映画と読書と旅行が好き」と言ったけど、話題はほとんど映画の話。後で弟に「何で映画の話しかしねぇんだよー(~_~;)」とか言われたけど、盛り上がったからいいじゃないか(笑)。また、このクラスには私の出身大学の留学生課程に在籍していたと言う女性がいた(もっとも私が入学するより前に留学したので全く面識はないのだけどね)。いやぁ、世界とは狭いものである。
楽しく授業を聴講し、終わってみたらすでに9時半。弟が圓環の屋台で夜食を買い、アパートに戻った。ベッドにねっころがってあれこれおしゃべりしていたけど、いつの間にか記憶がなくなっていた…。つまりそのまま爆睡していたのだ。午前3時ごろ起きてシャワーして再び寝る。大家さんから借りた布団は柔らかかったわー。

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祝1周年!よくぞ続いたよここまで!!

昨年の今日、なんとなくこんな文章を書いてみてから始めたこのblog。この1年で書いた記事数はこれを入れて全270本、使った容量は12.792 メガバイト (42.64%)!つまり全容量のうち約半分か…。カウンタ数もいつの間にか14万超えて、なんかすごいことになっているなぁとビックリした次第。

この1年、いろいろやってきたなぁ。2月は香港旅行、3月はイーキン特集&レスリー追悼特集、5月は毎日のように愛とツッコミのカンヌレポートfrom日本のはしっこ、6月はトニーの日本未公開映画特集、9月は台湾旅行、10月は2046&東京国際で映画に溺れ、12月に再び台湾と…。このblogを始める前までは血中中華濃度が低かったこのワタシもこの1年でいろいろやってきたこともあり、中華芸能(特に香港電影)への愛が復活してきて嬉しいことかぎりなし。暴言は控えめにと心得てきたけどやっぱり止まらなかったなぁ。ホントにすみません、口が悪くて。

今後は台湾旅行記の後半部と、『カンフーハッスル』の感想をアップ予定。いいタイミングでココログのテンプレに『功夫』が登場したので、一気に変えました。でもこれ、記事部分のスペースが狭いからいつもより記事が長く見えちゃうか(^^ゞ。

何はともあれ、今後とも本館ともども、当blogをよろしくお願いいたしますーm(_ _)m。

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冬季寶島餐廳(第3天)星期日的天空

2004年12月26日日曜日。普通、旅に出たら曜日感覚がなくなるのだが、今日はしっかり日曜日だとわかった。それはなぜか。8時に起きてTVをつけたら日曜朝の定番番組である仮面ライダーがやっていたからだ(大笑)。ちなみに放映されていたのは『假面騎士龍騎(という表記だった気がする)』。話も中盤くらいの展開だったので2年半遅れだね。主人公の吹替え声演技が馬鹿っぽくて笑った。ところで日本では彼らは変身後もお互いを本名で呼び合っていたような気がするけど、それじゃさすがにわからないと思ったのか、こちらでは皆さん変身後はその姿の名前で呼び合っていた。 …ってなんで仮面ライダーネタから始めてるんだよ。
9時ごろ弟が彼の友人を連れてホテルまで来たので、3人で新生南路沿いのマックへ。しかし、朝マックといえばなんといってもハッシュポテトなのに、売り切れでポテトがないというのはどーゆーことだ。ないものをねだってもしょうがないので、エッグマフィンと紅茶で簡単にとる。ちなみに弟の友人は韓国人で、こちらには出張でやってきたそうだ。

弟はホテルの前で友人と別れ、二人で部屋に行って今日のスケジュール打ち合わせ。今日はMRTで木柵へ行き、鉄観音をゆるゆると味わい、光華商場で本を買うことに決定。ちょうどTVで『カンフーハッスル』メイキングが放映されていたので、思わず見入ってしまう。「やっぱこれ観たいなぁ」とajin。メイキングを観終わってから、荷物を運び出してチェックアウト。國光客運の草屯行き8時発のバスに乗るので、トランクは7時まで預かってもらうようにお願いした。
いざ、木柵へ出発。MRTを忠孝敦化で乗り換えた。景色を見ているとブエノスアイレスごっこというよりラブゴーゴーごっこかも…(あの映画観た人はわかるよね?笑)。MRTは南下するとどんどん緑に包まれていく。目的地・貓空行きのバスが出ている萬芳社区で降りたら、すっかり郊外だった。ここでミニバスに乗るのだが、なかなか来なくて20分ばかり待ち、バスに乗って20分ばかり坂を上り、ajinに指示された場所で降りた。

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見渡す限りお茶畑(収穫は終わっているのだが)。やや曇り気味で時折小雨も降るけど、向こうを望めば台北市内に淡水河、それに台湾一高いビル「台北101」も見える。この茶店ではもちろん鉄観音、それに加えてお昼時だったので、小籠包に蒸し焼売、茶油で炒めた麺線を注文した。お茶2人分で400元は高いと弟は言うが、さすがに味はよかった。点心類もおいしい。茶油麺線は初めて食べた(なにせ木柵自体が初めて)ものだったけど、茶油はオリーブ油みたいにあっさりしていて、麺線も温かいそうめんみたいだ。さらに店のおかみさんから「これはサービスね」とかぼちゃの煮物をいただいた。日本のように濃い味つけじゃなく、パンプキンパイのペーストのような甘さが美味だった。お客は我々のほかに複数の家族連れ全14人くらいの団体様。みんなサンタ帽をかぶり、歌っていたから1日遅れのクリスマスパーティーをしていたのかもしれない。
2時半くらいまでまったりとしてしまい、あまり長くここにいると買い物ができなくなると気づき、遠回りでMRT動物園駅まで行くバスをつかまえる。行きのルートをそのまままっすぐ行って下るというコースだったのだが、上に登ると我々がお茶したよりももっとたくさんのお茶屋さんがあるのを発見。なんだ、ここまで来れば賑やかだったか。まぁでもしょうがない、と動物園駅に向かい、ホテル方面へ戻る。時はすでに4時過ぎ。

光華商場はホテルのすぐ近くにある。貓空は空いていたけど、さすがにこっちは混んでいる。実は前日のぞいていたのを別にしても、台湾暦15年のうち、ここへ足を運んだのはこれが初めてだったのだ。どこかのガイドには「台北の信和中心」とかあったような気がしたけど、F4の生写真なんかは売っていなかったなぁ、さすがに(苦笑)。日本人の男の子たちも結構いたぞ。弟と「…なるほどぉ、ここはいわゆる台湾のオタクビルってことかぁ」とか言っていたら、前に歩いていた男の子が微妙に反応していたからなぁ。彼らがオタクかどーかは知らんかったが、かくいうワタシは中華芸能と本と旅のオタクだからな。本売り場はCD&VCD売り場と同じ1階にある。法律施行の関係上、海賊版はかなりなくなったと聞いていたけど、それでも雑多な感じがたまらない(苦笑)。信和中心より本を扱う店が多いかな。著作権法が施行されて10年以上経つこともあり、日本のマンガがきちんと翻訳されて入ってきている。しかし翻訳が早い!この間日本の書店に平積みされていた新刊がもう翻訳されて並んでいるのだから!弟は古龍のシリーズものを買い、ワタシはジミーの新刊『消失了一隻猫』を買う。VCD&DVD店をチェックすると、大韓ドラマの多いこと。ぺ様ドラマのボックスを見て、ああ、やっぱり韓流は台湾から来たものだったのかと実感。買わなかったけどね(爆)。リッチー&アニタの《笑傲江湖》ボックスがどこかにないかなぁと探したけど、やっぱりなかった(-_-;)。トニーのTVB時代の出演ドラマも売っていたけど、荷物になるよなぁ…と結局諦めた。ま、香港へ行けばあるか。
買い物も終わったので、軽く夕飯。それもモスバーガーで(笑)。さすがにこっちではポテト切れということがなかったので、海老バーガーのセットを注文。日本と変わらない味だったけど、バンズがライ麦だった(日本でもそうだったか?記憶うろ覚え)のでちょっと感動。ちょうど雨も降っていた頃だったので、1時間半ほど暇つぶししていた。
時間になったのでホテルにトランクを引き取りに行く。そのままMRTに乗って台北駅へ。トランクは結構重かったのだけど、弟に運ばせたので助かった。

國光車站は日曜の夜ということもあって混んでいたが、なんと予約したバスより1本早い台中経由埔里行きのバスに乗れた。ちょっと距離があるせいか、お客さんは意外と少ない。洋画ビデオ(1本目は知らない映画だったが、2本目はアカデミー賞受賞作品『イン・ザ・ベッドルーム』だった)を観ながらちょっと転寝。車内は真っ暗なので寝るにはちょうどいい。バスは高速を1時間半ほど走り、台中を経由して内陸部に入る。まず弟の住む草屯に停まり、それから南投、埔里へと停まるようだ。昔留学時に台湾1周旅行をしたとき、最初の目的地が埔里だったことを思い出したが、その頃と同じ道を走っているかどうかなんて、今となってはもうわからない。ロードサイドに檳榔(ビンロウ。長距離ドライバーが噛んで眠気を覚ますのに使われるらしい)売りのスタンドが見えて懐かしいなぁ…なんて思ったのだが、なんだか雰囲気が昔と違う。ガラス張りの明るいショーケースには派手なブラジャーをつけたギャル(死語!)の売り子がいた。弟曰く「こっちのビンロウ売りって昼間はオバちゃんばっかなんだけど、夜になるとあーゆー下着姿の女の子が売り子になるんだよ。顔はどーだか知らないけど」だとか。なんなんだそりゃ。しかしさすが台湾、地方の選挙戦にはなぜかストリッパーが登場するってくらいだからそれもありなのかよ(^_^;)。
午後10時頃に草屯到着。ここで降りたのは我ら兄弟のほか、老夫婦一組。しかし、ここで意外なことを知る。実は一緒に降りたこのご夫婦、なんと日本人だったのだ。弟曰く、草屯には日本人は2人しかいないということだったので、二人のうちの一人だと思われていた彼も驚いていた。一緒に歩きながら話をしたところによると、旦那さんが台湾生まれの日本人で、関西の企業を定年退職した後に、再就職でここ草屯の日系企業に勤めることになったとか。でも、来年初めに仕事を辞められて帰国するそうだとか。台湾で働く日本人も少なくはないけど、ここのような小さな町でも働いていたなんて…と思ったものだった。
今日は遅いので弟に毛布を分けてもらい、硬いベッド板を分け合ってそこに寝た。ちゃんと寝付けばいいけど…。
明日はこの街、草屯を案内してもらう。初めての街だけど、いったいどんなものがあるのだろうか。

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冬季寶島餐廳(第2天)今天是台湾的行憲記念日

2004年12月25日土曜日。今日は台湾の祝日だ。クリスマス祝日ではない、行憲(憲法)記念日なのだ。ああ、今日街に出たら人ごみが多そうだなぁ。
朝食はバイキング。…しかし、さすがに前回宿泊の國王大飯店よりクラスが落ちるホテルなので、朝食がイマイチ(泣)。しょーがない、明日は朝マックで済ますか…。
朝食後、お腹がちょっと足りないか、と思ったので一番近いセブンイレブンに行き、新聞と一緒にソーダクラッカーを買う。あたり前田のソーダクラッカーは見つけられなかったなぁ。部屋に戻ってお茶を飲みつつクラッカーをつまみながら芸能欄と映画欄のチェック。ほー、昨日より公開の『カンフーハッスル』は広東語版と北京語吹き替え版があるのか!とか、東京国際で上映された『胡蝶』も台湾で公開されるんだ、とか『クイール』はロングランヒットになったんだなぁ~とか、『世界の…』より『解夏』の方が公開遅かったんだなぁ、とか、おお『聖闘士星矢』じゃねーか!そーいえば留学中に海賊版で原作マンガを読んでいたっけとか、『ハウルの動く城』は春節合わせで公開か、強気だなジブリなどあれこれ言いながら眺めていた。
そうこうしているうちに弟ajinと待ち合わせの時間が近づく。ホテルを出てMRTに飛び乗り、台北駅へ。國光車站に行くと、すでにajinが先に着いていた。ホテルに連れて行き、今後の打ち合わせ。彼は朋友と逢うとのことで、今日は個別行動に。今日のうちに買い物や映画を済ませておいた方がいいと言われたので、前回行けなかった誠品書店めぐりと、日本で観そびれた『珈琲時光』を観ることにした。
まずはMRTで忠孝敦化へ。敦化南路に面した誠品書店が市内で一番大きいと聞いたので行ってみた。地下から見てみると、ケーキ屋さんやお茶屋さんが入っていてまるでデパ地下の雰囲気。あのー、ここってホントに本屋なんすか?と思ったものの、さらに下に行くと文具コーナーと児童書コーナー、CDショップを発見。間違いない、ここは確かに本屋だった。趣味&仕事柄、本と本屋が大好きな書店オタクもとはしは大喜び。児童書コーナーを探検すると、意外にも日本ばりに製本のしっかりした絵本が多い。台湾で作られた絵本より翻訳絵本が多いのは仕方がないかな。ワタシも好きな『リサとガスパール』シリーズのクリスマス絵本や映画公開に合わせてか『特急“北極号”』などが平積みされていた。日本の作者の絵本はどうだろ?と思ったら、自分をいじめるクラスメイトがかいじゅうに見えてしまう女の子の話『となりのせきのますだくん』(武田美穂作)の翻訳版があって、なんだか読んでてジーンとしちゃったよ。台湾の小学生でも、隣の席の子にいじめられちゃう子は少なくないんだろーなー、なんて思っちゃったりして。
ロフト風のつくりになっていたコーナーの上段は小学生向けスペース。ジミーの本はここにあった。棚を眺めてみると、ジミーの絵本は最初単行本で出て、その後にシリーズものとして軽装版とハードカバーで出るという形みたい。弟は『地下鉄』の軽装版を欲しがっていたけど、これはなかったなぁ…。CDコーナーは中華ポップスよりもヒーリング系やテクノ系のスペースが大きかったような…。中華ポップスもJ-POPも何でもあるタワレコと違って、ここは書店だから本好きはそういうのが好きと見て狙っているのかしらん?そして、文具コーナーで昔の中華マンガをあしらったグリーティングカードを購入。クリスマスカードと年賀状を兼ねてこっちから出すのだ。
上に上がって、いよいよお目当ての書店コーナー探検。1階と2階が一般書を取り扱っている。お店の雰囲気としてはジュンク堂に近いイメージ。書棚が高くて図書館のようでもあり、平積みにされた本はテーマごとに集められている。さすがに書店員手描きのポップはなかったけど(そのうち出るかもな)、たくさんのお客さんが熱心に座り読み(!!)していた。それも地べたに。時間があったらワタシも座り読みしたかったが、やっぱりジュンクと同じように椅子を置いてくれた方が嬉しいかも(他の誠品はどーなんだろ)。しかし、日本語の翻訳小説の種類が増えたなぁ…。宮部みゆきの『理由』や京極夏彦の『巷説百物語』が日本と全く同じ装丁で売られていたんだもの。ビックリ。あと、香港&台湾で大ヒットを飛ばした『クイール(盲導犬クイールの一生)』が映画と同じ題名の『再見了、可魯』で翻訳され、写真集とノベライズ、盲導犬の関連書籍がひとところに集まっていた。ここでは芸術コーナーをチェック。あの『ブエノスアイレス』限定版アートブックが何冊かあったのにビックリ。そっか、完売してなかったのか、9999部(爆)。映画以外のアート関係で注目した本は、日本の奈良美智さんを中心に、アジアのポップアートの旗手を一堂に集めた展覧会がこの夏に台湾で行われていたみたいで、その時のカタログが販売されていた。興味深く見させていただきましたわ。奈良さんは最新刊『ちいさな星通信』が翻訳出版されたということもあって、台湾でも人気。あとは文藝コーナーもチェック。あ、王文華が平積みになっている。graceさんも書いていたけど、『蛋白質女孩(蛋白質ガール)』の表紙に書かれた“たんぱく質な女”は笑えるなぁ…。
しかしこれは買わなかった。すでに読んでしまったこともあって。その代わりに買ったのは新刊『倒数第2個女朋友(最後から二番目のガールフレンド)』だった。表紙はジミーのイラスト。あわせて《地下鉄》写真集もゲット。
お昼に近くなったので、そごうに近い頂好方面へ歩く。ちょうど一駅歩く勘定になる。『珈琲時光』の2時からの回を観たかったので、ここで昼食を食べたほうがいいと判断。でも、何を食べたらいいのかわからずさまよう。そごうの裏にある『台北牛乳大王』の前を通りかかると、カレーランチのポップを発見。ま、一人だからこーゆーのでいいかと判断し、チキンカレーランチ(飲み物つき)を食べた。台湾のカレーはご飯とルーのほか、煮野菜が付け合わせにつく。これもまたよしとするか。それなりにおいしかったし、結構満腹に。
MRTを乗り継ぎ、9月の旅行でよく使っていた中山駅へ。『珈琲時光』が上映されている“光點台北”は「台北之家」の中にあるという。駅からダッシュして地下道に潜ったが…思いっきり道間違えたー!!でも、なんとか2時の上映には間に合った。ところで、ここではチケを2枚買うと『珈琲時光索引』という解説集をくれるらしい。…うう、欲しかったかも(T_T)。売ってくれたらよかったのにー。気を取り直して「台北之家」散策。ここは旧米国大使館を改装して、映画についてのレクチャーや映画人養成をする傍らミニシアター(つまり光點台北)を設けているから、香港で言うところの「電影資料館」か。ここにも誠品書店があるので、『2046』写真集、台湾映画ダイアリー、文芸雑誌『INK』等を購入。う~ん、ここも気に入ったわ♪台北に来たら寄るようにしよっと。
4時半頃、徳也茶喫へ。金セン茶とえんどう豆のようかんを頼んで一人ゆるゆると飲む。(これを後で弟に話したら、「信じられねぇー、オレなら一人で茶藝館なんて入る真似しねぇよー」と馬鹿にされた。いいじゃないか“おひとりさま”だって!)このお店はガラス張りなので、外の風景がよく見える。隣の家の猫が歩いている。か、かわいい…。
2時間くらいまったりして、忠孝東路をホテルに向かって歩き出す。途中で玉市に寄ってみたらなんと早くも閉店。なんでやー(T_T)。しょうがないので八徳路と光華商場をぶらつき、忠孝東路沿いにあった閉店間近の素食自助餐で夕食。…閉店間近だったから食事が冷たかった。しくしく。デザートが欲しくなったので昼も行った『台北牛乳大王』まで行って木瓜牛乳(パパイヤミルク)を買って、ホテルに戻った。
弟は今日、友人の宿に泊まるらしく、明日一緒にブレックファストする約束をした。
TVをつけたらステ初監督作『大[イ老]愛美麗』が放映されていた(北京語字幕だったけどね)。これ、いつかVCDでちゃんと観ようっと。つーかステがこれを持ってみちのくに来てくれればいいのに(笑)。1時半に就寝。

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冬季寶島餐廳(第1天)台北的聖誕節

2004年12月24日金曜日正午、成田空港第2旅客ターミナルへ到着。団体カウンターで航空券を受け取り、エバー(長榮)航空のカウンターへ。この航空会社、台湾の有力運送会社の経営する航空会社だけあって、中正機場から台北市内までの無料バスを出してくれるのだ。てなわけで無料券をもらった。な、なんてラッキー(はぁと)。チェックインを済ませた後は、弟へのお土産を買ったりしてバタバタ過ごす。時間になったので出国審査へ。
初めて乗るエバー航空。飛行機内は狭かったなぁ…。最も今まで乗った国際線で一番狭かったのはドラゴン(華龍)航空だったのだが。しかしこの飛行機がすごいのはパーソナルビジョンが各座席に備えられていること。これはいつも香港行きで使うキャセイでも同じなんだけど、映画やビデオプログラムの選択肢が豊富で、しかも映画は途中で止められる!そこでワタシは中国版ドラマ『笑傲江湖』(主演は現在フェイの彼氏と言われている李亞鵬。しかし、あんまりいい男じゃないような…なんていうとファンから怒られるかな?)のダイジェスト版を観ていた。…しかし、ダイジェストのせいか面白くなかった。後で家にあるTVシリーズのVCD(弟に借りた)でも観ようか。あ、あと、機内食はまあまあだった。
現地時間17時、中正機場到着。降り立ったのは初めての第2ターミナル。新しいせいか、到着ロビーには人がいなかった。エバーバス(長榮巴士)の乗り場を探したら、後ろの方だった。1時間くらいで着くかと思ったら、週末の夕方&次の日が休日ということもあって高速&市内は渋滞していた…。今回の宿・凱統大飯店(KDMホテル)に着いたのは、20時だった…。このホテル、東区に通じる忠孝東路に面しているくせに、すぐ近くにコンビ二がないし、飯屋も早く閉まってる…(^_^;)。んじゃどこにご飯食いに行くか、と考えたところ、思いついたのは遼寧街夜市。わーいブエノスアイレスごっこができるー♪とかなんとか言いながらMRTに乗りこんだが、いざ当地に着いたら腹は減っておらず、小さい鶏肉飯一杯だけしか食べられなかった。あとは緑豆豆花をテイクアウト。
9時半ごろホテルに戻る。100チャンネル以上もあったTVで『古惑仔2』を観ていた(みんな北京語喋っていた…吹き替えだから)ところ、なんだかホテルの下の方が騒がしい。何だろー?と窓から下を覗いたら、忠孝新生駅の入り口でサンタ帽をかぶった集団が道行く人にクリスマスソングを歌いまくっていた。香港や東京に比べ街のクリスマス度が低いかも…なんて思ったものなんだが、とりあえずクリスマス気分にはなれたか。
明日は弟が台北に出てくるが、全くの別行動になる。さーて、何するかなぁ…。

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珈琲時光(2003/日本)

この映画の主演を張った一青窈(以下ヨウちゃんと記す)の歌に、『大家(ターチャー)』というのがある。台湾人の父と日本人の母を持ち、二人とも成人する前に死別してしまったという彼女の、両親に対する感謝を日本語と中国語を交えてうたった歌だ。大丈夫、ありがとう大家、あなたたちがいたからワタシは生きていける…といった意味の歌だったような気がする。この映画『珈琲時光』を台北の映画館「光點台北」で観終わった後、ワタシはどーゆーわけかこの歌を思い出していた。

井上陽子(ヨウちゃん)は群馬出身で、東京に暮すライター。かつて台湾で日本語教師をしていた彼女は、日本で教育を受けた台湾人音楽家、江文也について調べていた。2003年夏、台湾から帰国した彼女は、親友の古書店主肇(浅野くん)から連絡を受け、資料を受け取ってから帰省する。群馬の実家では父(小林稔侍)と義母(余貴美子)が待っていた。到着してからすぐ寝込んでしまった彼女は、深夜に夜食を食べながら義母に「アタシ妊娠してるの。産むから」とそっけなく告げる。義母と父はなんと言葉をかけていいのかわからない。結婚しないで子供を育てることは容易ではない。ましてや収入も少なく貯金もない彼女は大丈夫なのか、と義母は心配する。
子供を宿した身体を気遣うようにミルクを飲み、電車を使って東京中を隈なく歩き回り、江文也の資料を集める陽子。そんな陽子をそっと見つめる電車オタクの肇。無理をしすぎて風邪をひいた陽子を看病したのは肇だった。彼女にひそかな思いを寄せている肇だが、電車の音に対する愛を語るようには、陽子に思いを伝えられない。
両親が上京し、陽子の部屋に泊まる。彼女は二人に結婚しないわけを話す。子供の父親は彼女が台湾で日本語を教えていた生徒で、海外に工場を持つ傘製造工場の息子だった。しかし、彼は母親べったりで彼と自分が結婚したら確実にその仕事に縛られる。彼女は結婚よりも東京で自分の仕事とともに新たな命を育てて生きることを選んだのだ。
今日も陽子は電車に乗り、東京をさまよう。午後のまどろんだ空気の中、電車の座席で転寝をする彼女の前に、いつの間にか電車の音響収集作業に励んでいた肇が立っていた…。

「小津安二郎誕辰(生誕)100年記念」と冒頭に打たれたこの映画は、小津監督作品の精神を現代の東京によみがえらせた映画だという。…しかしこの文章を書いているワタクシもとはしは、黒澤明は好きだけど小津は観たことねーなーという、とても電影迷とは思えないと批判されること間違いなしの人間である。ええ、トニー好きの元香港電影好きの友人に、「小津作品に出ていた佐田啓二(貴一ちゃんパパというのは説明不要よね)がすっごくトニーに似てるんだからアナタは絶対観た方がいい!」と強力リコメンドされても、昨年('03年)NHK-BSで小津作品一挙放映があっても、今まで全く小津作品に縁がないまま来ちまったんですよワタシ。
そんな人間なので、この映画に対する批評の中によくあった「なぜこれが小津生誕記念映画なのか。それなら台北を舞台にすればいいのに」なんてー批判の意味は全くよくわからない。よくわからんから反論も擁護もできない。すまんね。だからここでは基本的にはこの映画に対しては「小津生誕記念作品」という枠を全く取り払った、ホウちゃん初の日本映画として感想を書く。

『悲情城市』で台湾在住の日本人を登場させ、『フラワーズ・オブ・シャンハイ(海上花)』では日本人女優も主演させ、『ミレニアム・マンボ』で台湾人のヒロインすーちーに夕張の町を旅させたホウちゃんだから、いつかは日本映画を撮るのではないかという予感はしていた。ま、思ったより早く撮ってくれたなぁって感じかな。しかしホウちゃん、浅野くんとかハギーとか稔侍さんとか余さんとか、いかにも日本映画的なメンツをそろえているのに、アップを廃したり低い位置から覗き込むように撮ったりしている撮り方(『海上花』『花様年華』のリー・ピンビンが撮影)は台湾の頃と同じじゃないか。電車の場面はほとんど隠し撮りだし(すごい)。さらに今回はほとんど即興演出だそうで、なんか王家衛みたいやなぁなんて思ったもんだが、さすがに撮影はフラフラしてないから安心できる(こらこら)。
またホウちゃんは時々、主演俳優の中に必ず非職業俳優(つまり素人)を入れたり、非台湾人俳優(『悲情城市』におけるトニーとかね)を入れてアクティブファクターとするのだけど、今回のアクティブファクターは堂々主演の歌手ヨウちゃん。意外と小さい(浅野くんとの身長差が!)のでビックリ。演技というより地?という印象も受けたけど、彼女が演じた陽子には少女のような佇まいに母として現代の東京に生きようとする覚悟を決めた潔さを感じる。浅野くん演じる肇ちゃんはいつもの浅野くん(苦笑)。でもなんだか安心する存在で、肇ちゃんみたいな男の子だったら親友として一人欲しいかななんて思ったり(アンチ浅野ファンの方すみません、実はワタシ結構好きなんです彼。なんてったって今回は自作の絵も披露してくれたし)。でもきっと恋愛には至らないだろうな、やっぱ。
あと、作中の小道具で印象的だったのは陽子の夢のイメージを作ったモーリス・センダックの絵本『Outside over there(まどのそとのそのまたむこう)』。これ、大江健三郎の小説『取り替え子(チェンジリング)』でも物語の象徴として登場してきた有名な絵本なんだけど、なんだか唐突に登場する感があっても、よく考えれば新しい命を宿した陽子の未来に対する不安の象徴として使われたのかな?このへんはよくわからんので、台湾で買ってきた文芸雑誌「INK」に掲載された、ホウちゃんと朱天文さんのクロストークを読んでからフォローするか(トニーのことにももちろん触れられていたし、nancixさんも書かれていた、ホウちゃんがトニー主演で探偵映画を作りたいということも紹介されているようなので)。

新年一発目から例によってダラダラ書いてしまったけど、この映画でホウちゃんは、大都会東京に息づくささやかな人々のスローライフと、人間関係の優しさ、困難な時代や状況でも強く前向きに生きていこうとする人々の姿に小津作品と共通するものを見出して、フィルムに収めたのだろうな。日本人ではないホウちゃんが東京を撮るから、ワタシは普段ついつい見落としてしまうささやかな生活の一断片を彼に拾われて見せてもらった気分になり、それがとてもいとおしいと思えたのだ。
陽子は自分の子を育てていく決意をしたけど、彼女一人だけで育てるわけではないだろう。彼女を育ててくれた両親、見守ってくれる肇ちゃんや彼の友人誠治君(ハギー)、本編では登場しなかった夕張に住む盲目の叔父さん、そんな人々が彼女と新しい命を見守ってくれるのかもしれない。そこで陽子は自分を取り巻く人々に、「大丈夫、ありがとう大家」と心の中で言って生きていくんだろうなぁ。そんなわけでこの映画の裏テーマ曲として、この映画を思うたびに『大家』を心の中で流すワタシであった(苦笑)。あ、もちろんこの映画の最後に流れるヨウちゃんの『一思案(ひとおもい)』(井上陽水作曲!)もステキな曲なんだけどね(^_^;)。

英題(仏題?):cafe lumiere
監督:候孝賢(ホウ・シャオシェン) 脚本:朱天文(ジュー・ティエンウェン) 撮影:李屏賓(リー・ピンビン)
出演:一青窈 浅野忠信 萩原聖人 小林稔侍 余貴美子

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