それならば、“華流”はどうか?
いよいよ今週末から台湾行き。初秋の台湾旅行から半年たたないうちに行けるのが嬉しい。
台湾の冬は留学時以来の14年ぶりである。クリスマスの時期は留学生主催イベントの追い込みでほとんど街に出ず(なんせ台北より遠かったからなぁ)、「さ、淋しい…(/_;)」と思ったものだったが、この旅行ではクリスマスイブを台北で過ごす。ツリーやデコレーションが華やかなのはやっぱりオサレスポットの東区や敦化南路あたりかなぁ。楽しみ楽しみ。(>まぁ一人だけどさ!)
さて、今年もいろいろあったけど、アジア芸能関係で日本を席巻したのはなんといっても「韓流」か。香港映画を始めとした中華芸能好きのもとはしは、『シュリ』や『JSA』などの映画や神話などのK-POPの勢いに触れるたび、「いやぁ大韓芸能は元気があるなぁ、しかしもーちょっと頑張れよ中華芸能!」と複雑な気持ちで観ていたものだった。まぁ、嫌いじゃないんだけど、これまで一緒に香港映画サークルで活動してきた友人が次々と大韓芸能に転んでいったので、人気が高まるごとにちょっと悲しくなってきたのだ。
そして、この春突然沸き起こった冬のなんちゃら大フィーバーに代表される韓流ブームだ。いつの間にか(マスコミに指示書でもきたのか?)日本語読みの“かんりゅう”はちもともとの語源である中国語読みの“ハンリュウ”に変化し、映画館では毎週のように韓国映画が封切られ、TVの一般ニュースでも堂々と取り上げられる始末。かつて返還前後の香港ブームを経験した身としては、それ以上で席巻しまくる大韓芸能の風など、嵐のように思えてしょうがなかった。このブームに対する違和感は、以前2度ほどこちらで書いた(「“中流”ってどーよ!」&「なぜ韓流批判に《十面埋伏》を持ち出す?」)ので、改めて書きはしないけど、このバカ騒ぎですっかりアンチ韓流になってしまったのは言うまでもない。(でも『殺人の追憶』と『オールド・ボーイ』は面白かったぞ!)あああああー、早く終わってくれ韓流ブーム。そうじゃないと安心して韓国映画を観られないよー。
ところで、そんな韓流ボルケーノでうんざりしているうちに、いつの間にかしっかり浸透していたのがF4と台湾ドラマ。残念ながらワタシは挫折してしまったんだけど、日本の人気マンガ『花より男子』を台湾でドラマ化した『流星花園・花より男子』を始め、『烈愛傷痕・恋の傷愛のめまい』『部屋においでよ』がBSデジタルで放映され、『山田太郎ものがたり』『ママレードボーイ』『戦神 MARS』等の日本少女マンガのドラマ化も話題を呼んでいる(この3作は今日本で観られたっけ?『戦神』はまだ台湾で放映中じゃなかったかな。よくわからんけどさー)。これらの人気少女マンガのドラマ化で注目されたのが台湾明星たちで、これまで台湾明星というと、金城くんや張震やニッキー・ウーやリッチー・レンのように、香港映画に進出した明星しか知られていなかったこともあったせいか、ドラマ放映で台湾にこんなにかわいい子たちがいたなんて!と改めて注目されたのだろうな。その前に、これまた見ていなかったから知らなかったけど、ココリコ遠藤と台湾でユニットを組んで話題になり、俳優デビューを果たしたチェン・ポーリンもいたね。
なんと言っても若者明星なら2,30代女子に受けるし、韓流に飽きてきているお姉さま方も誘えるかも…。
しかし、なんでも型にはめたがるのが好きな日本人だからこそ“韓流”の言葉が大いに浸透したのだろうけど、これに習って、台湾芸能ブームを“台流”(ネタ元は岸上さんの亞洲秘密房間(=゚ω゚)ノ)と称するのはどうだろうか。もともと“韓流”が中国語由来ということを考えると、中国語を使っている台湾では当然そんな呼び名などない。かつて台湾を席巻した日本ブームだって“ロ合日(ハーリー)”と呼ばれていたから、わざわざ似通った呼称を作る必要はないだろう。いっそ、呼ぶのだったら“華流”はいかがだろうか?これは台湾明星ブームに加えて、中国の四大女星の主演作品や香港映画もどんどん紹介するってことで。もともとこれら三地域の映画は“中国語圏映画”とか“中華圏映画”とか呼ばれていたし。この呼び名は『恋する惑星』から『ブエノスアイレス』までの王家衛作品を配給したプレノンアッシュ(社長の篠原さんのBlogがあります)が『香港電影通信』で使っていたのが最初かと思ったので、イデオロギーの違いはあってもカルチャーとしては一緒にしちゃっていいんじゃないかなぁ、なんて思うのだ。
あと、ちょっと蛇足になるけどもーちょっと。
しかし、ワタシは中国語学習者にして中華芸能が趣味であっても、決して中国という国そのものが諸手を挙げて好きというわけではない(台湾は大好きだけどさ)。そんな人間が見ても、最近の日本世論って明らかに反中国方面に行ってないか?あの世論調査の結果といい、防衛大綱のアレといい、確かにいろんなことで印象が悪くなったから批判されるのはわかるけど、それだけでそう判断するって何だよってアタシは言いたい。せんきちさんのblogにもあったけど、いったい何をもって「親しみ」というのか?政治的なこと全く抜きで中華趣味やってるからこそ、なおさらそう思うのだ。
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