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寶島餐廳-飲め!食え!歩け!台北5days(その4)

9月26日日曜日。本来なら今日帰る3泊4日のツアーを設定するはずだったのだが、日本の連休と台湾の中秋節連休が重なったために飛行機が取れず、結局成田午後発便利用の4泊5日ツアーになった。でも、それでよかったのかもしれないな。おかげで市内も遠足もゆっくりじっくり回れるのだから。ajinは今夜の最終バスで町に戻るとのことで、出る前に自分の持っていく荷物を整理していて、夜ホテルに戻ってきた時にそのまま帰れるように準備していた。
まずはMRT中山駅から忠烈祠に近い剣譚駅に向かう。この駅は士林夜市の最寄駅でもあるのだが、圓山大飯店のすぐふもとだ。当初の予定ではこの近辺から近くまで行くバスになるはずだったのだが、忠烈祠行きのバスが駅付近にないじゃん…。というわけで今日もまた歩くことに。いつもは霧雨程度の雨も今日はちょっと強めに降ってくる。中山北路を横断し、圓山大飯店の下をくぐって歩くこと約20分。忠烈祠に到着したが時間は10時20分。正時の衛兵交代には間に合わなかった。日本や韓国や台北以外から来ている観光客に囲まれて写真を撮られても硬い表情を崩さずにじっと直立不動している若き衛兵君は偉いっ、と思いながら、中華民国の歴史を綴った本館に入館。ここは公的な施設ということもあって、帽子を脱がなければならない。帽子をかぶっていると、この祠の2ヵ所を守っている二人一組の衛兵君たちの姿勢を正す助手さん(白ワイシャツに黒パンツをはいているのですぐわかる。衛兵君の汗を拭いてあげていたりした)に注意された。ここは近年リニューアルされたらしく、中華民国の成立から台北臨時政府制定までの歴史も日本語で説明が書かれていた。あくまでも中華民国の歴史なので、戦時中の台湾本土の歴史の説明(まぁ、日本統治下だったから…)などはなかったような気がする。そーいやぁ『上海グランド』でレスリーが演じた許文強って台湾の抗日運動の戦士だったわけだけど、あれは中華民国としての立場からなんだろうか、やっぱり、なんてふと考えてしまったのであった。
11時が近づき、正門付近が騒がしくなったので、祠を出てカメラを準備する。忠烈祠名物(こらこら)正時の衛兵交代だ。

zhonglieci.JPG

今まで衛兵交代は中正記念堂や國父記念館で見てきたけど、そこは1組だけの交代だったからすぐ終わってしまった。しかし、この祠は正門と祠の入り口とで2組が守っているので、その2組を一斉に交代させる。ただ、その距離はずいぶんとあるし、移動スペースもゆったりとしている。だからかどうなのか、この衛兵交代で衛兵君たちがマーチングのように決めるポーズと行進が名物になっているようなのだ。ここにきた事がないだけあって今まで見たことがなかったけど、いざ見てみるとさすがにカッコいいなぁ。衛兵交代が始まるのは正時10分前で、両方の交代が終わって前の時間の衛兵君が詰め所に戻ったのは20分。つまり、30分かかっている。てーことはここの衛兵君、ずっと立っているのはたったの30分ということなのか。それってもしかして、中正や國父の衛兵君よりも楽ってわけ?(注・そんなことはない。なんと言ってもあのパフォーマンスがあるってことを考えたら、かえってここの衛兵任務の方が大変なんじゃないか?)
のぶこがしきりと「アンタ、あの衛兵たちは幾つくらいの子なのかって、助手の人に聞いてきなさい!」というので聞いたら、助手さん曰くだいたい21,2歳くらいの子達だそうだ。なるほどねー。

grandhotel.JPG

そしていよいよ圓山へ。ただ、高台を登るのはしんどいのでタクシーを2台捕まえて分乗。真ん前に乗り付けてもらってなかに入ると、なんだか物々しい。外には中継車が停まっており、カメラを持った人がロビーをうろうろしている。そんな時、正面に書かれた文章にワタシの目は釘付けになった。
-なんと、今日は台湾の与党・民進党の臨時党大会が行われており、このホテルのレストランで昼食会が催されるらしいのだ。てーことは陳水扁なんかが来るのか?…しかし、ここで臨時党大会&昼食会があるってことは、レストランの営業はどうなっているのか?とうろうろしていたら、レストランマネジャー(多分)さんが日本語で声をかけてくれた。ここでのぶこが彼に「飲茶レストラン開いてます?」と質問したところ、二つある飲茶レストランのうち、香港飲茶は満席だけど上海飲茶はあいているとのこと。マネジャーさんに案内され、「園苑」という名のレストランに入る。ここではプーアル茶にまた当然のごとく小籠包を注文。もちろんそればっかり食べていたわけじゃなくて、蒸餃子や焼賣や野菜炒めなども注文したんだけどね。調子に乗ってお茶を飲んでいたが、よく考えたら次は紫籐蘆に行くのだからここでどんどん飲んでしまうとまずい。きりのいいところで切り上げてMRTで移動。

台北駅を過ぎて古亭駅で降り、師範大学の脇を通ってまたまた延々と歩く。歩いている間は雨もやんでいたので、まずはよかった。しかしいつ着くのかなぁ、遠いよなぁなんて思ってずーっと和平東路を歩き、ガイドブックの地図の通りに歩いていったら、鉄筋アパートの間に低い一軒屋が登場。おお、ここが紫籐蘆か。しかし、お客さんが次から次へと入っていく。もしかして満室?と思いつつ、受付の店員さんに「七個人」と言ったら、ほぼ満席になっている少人数のティースペースを通り抜けて、店の奥にある8畳くらいの個室に案内してくれた。わーい、畳だ畳だー(^o^)。

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ワタシより本格的に茶藝をやっているajinと相談し、包種茶と東方美人を合わせて7人前注文。ここは一人分(だいたい250元前後)で注文する。お茶請けはミニ月餅、ハート型鳳梨酥、ピスタチオ、干しマンゴー、そしてなぜかあたりめをチョイス。なんであるんだあたりめが、ここは飲み屋か?
まず始めに、包種茶の一煎目は店員さんが入れてくれた。説明はもちろん北京語なので、ワタシとajinが通訳。二煎目以降は二人で入れることにする。…しかしさすが紫籐蘆、台北茶藝の発祥地と言えるお店だけあって、とにかくうまい!包種茶は若々しい味、ajinが入れた東方美人は今まで飲んだものに比べると香りも味もぜんぜん違う!ものすごく高級感のあるお茶だったのだ。ワタシや弟のような中国茶飲みだけでなく、誰もが幸せな気分になるお茶だった。なお、ここではお茶の葉を缶ごと置いといてくれたのだが、基本的に台湾の茶藝館では出されたお茶を持ち帰っていいらしく、滅多に飲めない美味なお茶を喜んでお持ち帰りしたのだった…。といってもそれをやったのはワタシじゃなくて弟である。こんどここに来ることがあったらワタシもお持ち帰りするかのー(笑)。

新生南路からバスに乗り、松江路→林森北路と歩いてお買い物タイム。三越やそごう(崇光)のような日系百貨公司に寄ろうと思ったけど近くになかったので昨日も通りすがった欣欣の地下にある恵康に連れて行く。ここなら何でもあるだろーなー、と思ったらちょうどいいところに新東陽の月餅の箱が山積みに!父や叔母がそれを買い、ワタシは鳳梨酥をいくつか買う。さらにトシミさんに「お茶が買いたい」とリクエストされたが、ちょうどお隣に天仁茗茶があったので寄ってみる。店員さんは一袋600元の天仁名物の茶王を薦めていたが、叔母はそれより大きいパックで100元で売っていた凍頂烏龍茶を買っていた。さらにお隣のリージェントDFSにも寄ってみる。ワタシは何も買うつもりがなかったが、まぁ今後のお買い物計画のためのウィンドウショッピングとして…なんて。帰りにリージェントのレストランを通りかかったら、オサレーな月餅が売っていたんだが、さすがリージェント、オサレーなだけあって、お値段もオサレーだった(なんだそりゃ)。ひととおり買い物したら、もう6時前。お腹も空いたので、早めの夕食にすることに。さてどこにしようかねぇと思った時に、母や叔母夫妻が「ここがいい!」と言ったのが、ホテルのすぐ隣にある日本料理店「初穂」。いやワタシら明日帰るから別に日本食じゃなくてもいーんじゃねーか、なんて思ったものなんだが、よく考えたら約1名、半年ほど日本食とご無沙汰している人間がいたので、彼のためにも入った。ここはお好み焼きと日本各地の地酒がメインのお店だとのことだけど、お好み焼きを中心にホッケや野菜炒めなどの一般的な日本料理を注文。ここで働いている店員さんはほとんど台湾人だったけど、旅している間に台北が気に入って住みついてしまったという、ブエノスの張震のような日本人青年がいた。ええ、もちろん日本食はおいしゅうございましたわ。てゆーか、お好み焼き自体食べたのが久しぶりだったってのもあるんだけど。
その後はバスの時間まで、親子でお買い物。今まで書店やCDショップに足を運べなくて悔しかったんだが、南京東路の新光三越にあるCD・コンピュータ&ブックショップ「Fnac」にて、ずっと欲しいと思っていた《地下鉄》サントラを発見。これがお土産品以外で唯一の、自分のための買い物だった。
時間になったのでajinを國光客運ターミナルまで送り、帰りはバスでホテル近くまで戻る。お金の精算や荷物のパッキングをする。明日は5時50分にバスが迎えに来るというので、4時半くらいに起きなければいけない。冷蔵庫に残したビールを一気飲みして眠る。

この旅行記、次回アップ予定のその5でラストです。もーちょっとおつき合いくださいませ。

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