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2046countdown!本blogは『2046』関係報道を正しく批判的に読み解いていきたいと思います。

まずは、本日より開催の韓国・釜山国際映画祭のこのニュースから。

MSN-Mainichi INTERACTIVE 釜山国際映画祭

この映画祭、韓国語が全くできないこのワタシでさえも、一度は行ってみたいと願っている映画祭なのだ。
そして、釜山より先に始まっていたのに、実際は…な東京国際映画祭。KEIさんに教えてもらったこの企画イベント、いったいなんなんでしょうねぇ…(号泣)。

日本という国はつくづく平和な国だと思う。だって、この映画でのあの方の出番が増えたことくらいでニュースになっちゃうんだから(ただしスポーツ紙限定)。しかし、いくら出番が増えたとしても、上映時間中3分の1にも満たないはず。それで喜んじゃーあきまへんわ。もっと厳しいことを言えば、あの方のことだけしか話題にならんのか、この映画は!日本全国民があの方のことだけ知りたいってことじゃないんだぞ!といつものように吠えてみる。

ま、確かにさー、そう書きたい気持ちはわかるよ日本マスコミ。なんてったって某女性誌で11年連続抱かれたい男№1だし、所属グループも出す曲ヒットだし、ドラマに出れば高視聴率連発だしさー、確かに日本が誇るスターなんだけどさ、彼は…。でも、いくらアタシが中華圏びいきだからってわけじゃないけど、なんかあの方、やってること甘いんだよねぇ。…ま、それはあの方に対してやややっかみ気味に報道する日本マスコミのささやかな悪意(?)を真に受け止めてしまうこっちにも問題があるのかもしれんが。それを抜いても、やっぱりあの方を好きになれないワタシであった。あのグループ自体も好きじゃないけど、個人個人を見ていけば悪くないんだけどなー。

といつまでもグチグチ書いてたらバッシングされそうなので、あの方についてのツッコミはこのへんでやめておこう。で、次は何について考えるかといえば、日本における王家衛のイメージ。今気がついたんだけど、王家衛作品って間違いなく全部日本公開されているんだよねぇ。しかもデビュー作『いますぐ抱きしめたい』から順番にちゃんと紹介されている。すごいぜ。そんな彼が日本で最初に評価されたのが、英題「Days of being wild」、つまり『欲望の翼』こと《阿飛正傳》が、東京国際映画祭の今は亡きヤングシネマ部門で賞を獲ったことじゃないだろーか(nancix diaryさんを参考ください)。…実はこの映画、台湾留学時にすでに公開されていて、キャストのメンツを見た時点で非常に気になっていたのだが、結局観る機会に恵まれず、さらに日本公開が決まっても本上映で見事に見逃し、結局中華圏本公開の6年後にやっと観られたという苦い思い出がある。しかし、本格的に王家衛が日本でブレイクしたのはいわずと知れた『恋する惑星』。いやぁなんせあの当時の宣伝攻勢はものすごかった!クエタラの強力リコメンドにオサレー&アイディア一発勝負っぽい邦題と音楽、そして誰が主演だかよくわかんないコンセプト(大爆発)。…この宣伝攻勢のおかげで、ワタシはこの映画の主演が、お懐かしや『悲情城市』のリャン・チャオウェイ…いや違った梁朝偉さんだったとは夢にも思わなかったもの。デモねー、あの映画を観てみんなが注目したのは、宣伝でもバンバン表に登場していたフェイと金城くん。まーこの二人がメインヴィジュアルだったからしょーがねーわよねー。…しかし、その翌年に公開された『天使の涙』では、メインヴィジュアルがこれまた脇役のカレン・モクだったくせに、日本でカレンがブレイクしなかったのはなんでだろう~♪(あのエキセントリックさが…だったのかしら?ちなみにもとはし、この映画のカレンは好きじゃないけど、女優としての彼女のキャラはとっても好きざんすー)
なんだか話が異常にズレてきたなー。ま、今書いたように、日本における王家衛のイメージって、圧倒的に『恋する惑星』&『天使の涙』の“重慶大厦2部作”のオシャレで疾走感があってとにかくクール!というものなんだろーけど、これまで王家衛映画を全部観てきた人間からすると、こーゆー認識はどこか王家衛の本質ではないように思えてならない。やっぱ王家衛作品と言えば、『欲望の翼』や『花様年華』のような、どこか湿気を帯びているようで濃密な恋愛と、それを失うことへの恐れと諦め、そして過去への追慕をラテンミュージックに乗せて綴る、大人のための映画なんじゃないか(音楽はラテンじゃないけど『楽園の瑕』もこの路線。あと『ブエノスアイレス』も今考えれば異色ではあるが、やっぱこの路線か)、なんて気がするんだけど、どーだろーか?

そして、『花様年華』と同時に撮られていた『2046』。撮影当時はなんと言ってもあの方が参加されるのみ日本マスコミが取り上げなかったので、うっかりそれを真に受けてしまった今より若いワタシは「ったくカーウァイのミーハー野郎!ほんでもってオマエはまた『恋する惑星』路線に戻って日本だけのウケを狙ってんじゃねーのか!」なーんて激昂したもんだった。当時、完璧にアンチあの方だったワタシは、とにかくありとあらゆるところで毒吐いていたっけなー。当初からキャスティングにフェイがいたこともあって、その不安はまさに大きかったしね。(いや、フェイが悪いんじゃないけど、未だに日本での彼女のイメージって『恋する…』でしょ?)しかもSF…。ま、ワタシはSF好きだからそれはそれでかまわなかったし、当時は仲間で悪乗りして「2046予想ストーリー」と銘うって『ブレードランナー』もどきな物語を考えてはメールしまくって楽しんだもんだけど…。そんなわけで、この映画には実に複雑な思いを抱いていた。主演はいつもながらのトニーというのは充分承知している。でもあの方のせいでますます彼がかすんでしまったら…なんて考えてどんよりしていた。
でも、どうも、そんな恐れは杞憂に終わりそうだ。カンヌでの評判にnancixさんの試写会レポート、そしてネット上にちょこちょこと出てきているレビューを読んだ限りでは、この映画は王家衛の王道路線を突き進んでくれそうな映画になっていると思ったのだ。だから、楽しみに待っていようと決意した。
…でも、相変わらず日本マスコミはあの方偏重報道。ま、ひいきもバッシングも言いたきゃ言わしとけ!梁朝偉迷にして中華趣味女子もとはしの使命は、雨ニモ負ケズ風ニモ負ケズ雑音ニモ負ケズ、情報を建設的に批判して自らの考えを構築し、正しい情報を伝えるメディアリテラシーを駆使して『2046』をアピールすることだ!
てーわけで早く観たいぞ『2046』!!わははははー。

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コメント

>雨ニモ負ケズ風ニモ負ケズ雑音ニモ負ケズ、情報を建設的に批判して自らの考えを構築し、正しい情報を伝えるメディアリテラシーを駆使して『2046』をアピールすることだ!
 そうだそうだ! ゴマメのはぎしりだろーが何だろうが、マニアで何が悪い! お互い頑張りましょう! 作品の真価も知らぬまま伝聞やいいかげんな情報だけでけなす連中に、不当に迫害されているのは我慢ならん! 打倒お○ぎ!
 …とはいえ、もとはしさんがご覧になってコロッと(あー…これは…叩かれても仕方ない…)と落ち込まれたらと怖いです…_| ̄|○。

投稿: nancix | 2004.10.09 00:47

淀川長治さんの、どんな映画でも自分の私見よりは大衆に観てもらおうとその映画のいい点を優先し、映画を優しく、わかりやすく、それでもって実は厳しく紹介する姿勢に慣れ親しんだ身としては、彼亡き後TV等いろんなところでぶいぶい言わせてるお〇ぎがなんか許せなかったりします。オマエほんまに映画を愛しているのか!と何度叫びたくなったことだか。
ええ、お互いに頑張りませう。この映画の真意を日本の皆様に正しく伝えるために。公開開始前夜、いろんなものと戦ってまいります。

しかし、S〇A特集…発売即完売だったとは(ーー;)。

投稿: もとはし | 2004.10.10 02:07

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