初恋のきた道(2000/アメリカ・中国)
日本における張藝謀(以下イーモウ)の印象って、この映画以前と以後で分かれるような気がする。この映画より前はコン・リー姐さんとのラブラブファイヤーぶり(大笑)を噴出させた激情の映画群ばかりだったのに、『あの子を探して』とこの作品以降は中国の純真を銀幕に体現する抒情派と化しているような気がする。じゃあ『キープ・クール』は?『英雄』&『十面埋伏』はどーよ?とツッこまれるとよわよわなんだけどもとはし。…まぁ!なにはともあれ、現在の日本においてイーモウの代表作を挙げろって言われれば、真っ先にこの映画を挙げる人がほとんどかもしれないねー。
久々に再見した(この映画を教材にした電影中国語講座に参加したのだー)ので、改めて感想なんか書いてみる。ま、観た印象は初見時とほとんど変わらないんだけどねー(^_^)。ああ、ええ話やなぁ…。なんてステキなんだ、'50年代末の中国辺境に花開いた自由恋愛の純粋さ!以上。って感じだったんだが。…いや、皆さん揃いも揃ってこの映画を絶賛なされるので、ワタシがツッコミするのもなんか悲しくなるんだよねー。
あえて書くなら、初見の時には、若き日の母(ツーイー)が恋した小学校教師の父(チョン・ハオ)が右派の疑いをかけられて町につれていかれるくだりで、これって文革の頃じゃなかったっけ?とかつっこんでいたんだけど、カレンダーを確認したら「1958年」とあったので、そっかぁ、文革じゃなかったのねと改めて気づいたのであった。そんなあたりかなぁ。現在の場面の主人公の実家の寝室に貼られていた『タイタニック』や台所のサッカーのポスターもツッコミしたいポイントでもあるんだけど、それやったらやっぱ無粋よねー(笑)。
この映画の魅力といえばなんといってもツーイー。実はもとはし、彼女はあまり好きじゃないんだけど、そんなワタシでもこの映画に関してはかわいいよなぁ、って思っちゃうんだよねー。まー、デビュー作ってこともあって、垢抜けない雰囲気がいいんだな。今や「アジエンス」のCMとか『十面埋伏』(どーも「LOVERS」と書きたくないんだよなー…)とか見ても、はーそーですかツーイーちゃん、って気分にさせられるんですけど(苦笑)。そんなアタクシでも以前からちょこちょこ書いている(&このblogで最も多いサーチワードでもある)狸御殿withジョーはものすごーく楽しみだったりするんだよーん。
ちなみに来月の電影中国語は『山の郵便配達』がネタ。これまた感想を書いていない映画なので、来月の今ごろ感想書きまふ。初々しいリュウイエ君が観られるのが楽しみだわー(^o^)。
原題&英題:我的父親母親(The Road Home)
監督:張藝謀(チャン・イーモウ)
出演:章子怡(チャン・ツーイー) 孫紅雷(スン・ホンレイ) チョン・ハオ チャオ・ユエリン
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