« 2004年1月 | トップページ | 2004年3月 »

2004年2月

ただいま“フルタイム・エフェクト”ツアー中!

もとはしです。ただいま東京で酔っぱらってまふ〜。Oo。(^o^)゜゜ワタシは東北人なので地元に香港映画が来ないと観ないんだけど、今日は「フルタイムキラー」&「ツインズエフェクト」を観に来てるんざんす。楽しかったよん。月曜以降に感想書くのでお楽しみに♪twins_ef.jpg

| | コメント (0) | トラックバック (0)

特攻!BAD BOYS(2000/香港)

 春のイーキン祭り(笑)第2弾は、前回の『幻影特攻』に続いて再びSF映画(それほど大掛かりではないけど)。
 そこでふと思った。なぜイーキンってSF的設定の映画に多く出るんだろうか?たまたま感想を書く時点でそういう作品が並んでしまっただけなのだろうけど。…んでジェネティックってなんやねん?遺伝子改造人間?サイボーグとはどー違うの?いきなり何でこんなことを?まぁ、これについてはまた後で。

 素肌に上着を直接重ねたイケてる(大笑)二人、キング(イーキン)とジャック(古天楽)。この二人にキングの妹クイーン(クリスティ)を加えた3人が特攻野郎Bチーム…もとい、私立探偵ユニット“BAD BOY”。そんな彼らの元に入った2件の依頼。一つは台湾の実業家(台湾の映画監督クー・イーション)から、元台湾女子陸上界のエースだったヤン・チン(すーちー)の捜索、もう一つはマカオの青年(久々!トントンことダニエル・チャン)から、突然姿を消した彼の恋人シャドウ(すーちー)の捜索を。そんな中、キングは街でなぞの美女イレブン(すーちー)に出会い、恋に落ちるが、彼女とヤン・チン、そしてシャドウは全く同じ顔をしていた!この3人に秘められた恐るべき秘密の核心にBAD BOY達は迫っていくが、イレブンの前には黒幕である日本人坂本太郎(日本語が話せるせいか日本人役が多いマーク)が現れて彼女を拉致する。イレブン救出に向かい、坂本の工場に乗り込んだキングとジャックが見たのは、イレブンと同じ顔をした女性たちが保管されたカプセルだった…。

 そう、ネタはクローニングなのだ。詳細にネタをばらすと坂本と日本企業が企んだのは、ヤン・チンのDNAを利用したクローン人間開発計画。ここで素朴にツッコミ!坂本は最高のクローン人間(これが先に挙げたジェネティックでもある。この言葉自体は海外ドラマ『ダークエンジェル』にも登場するね)を作ったというが、そんなに作ってなにすんねん?まぁ、アテネ五輪に日本代表として出場させて世界新記録更新を連発させて金メダルを独占させる…ってことで得になるか?それから、クローン羊ドリーでさえ成長はフツーの羊と変わらなかったと思ったが、どうやればそんなにすぐに20歳ほどの娘さんに成長させることができるんだ?SF好きだからってわけじゃないけど、ついついそんなことを考えてしまったよ。そのあたりの背景がしっかりしてればもうちょっと面白くなったんじゃないかと思うんだけど、そーゆーのを求めちゃいけないかな?

 イーキンは…う~ん、役柄的になんだか自信満々なキャラだったなぁ。違和感あるかなという気もするんだけど、まーたまにはいいか。古天楽はいつもより薄め(笑)。この二人のコンビは結構バランスいいんじゃないかな(それでもイーキンは小春とのコンビが一番いいが)。あと、すーちーファンにたまらないのではないでしょうか、イレブンの役回りは。それから工場にいたすーちーず11(笑)もかなりすごかった。偉いわすーちー。…誰?一人お持ち帰りしたいって言ってるのは?ゲスト出演の皆様(ヴィンセントさんや今は亡きブラッキーさん、ジジ・ライちゃんなど一部古惑な面々)にはわらかせていただきました。

原題:BAD BOY特攻(for bad boy only)
監督/イップ・ワイマン 
出演/イーキン・チェン ルイス・クー スー・チー クリスティ・ヨン マーク・チェン

| | コメント (0)

もしかして、コレがウワサの『Three 2』か?

 ネットサーフィンしていたら「なにぃ?」という記事を見つけた。↓

 ハセキョウ 初映画で世界デビュー

 TVの民放ドラマをあまり観ないワタシは「ハセキョーって誰やねん?」と思ったし、その彼女の初主演映画がただいま絶賛公開中の『ゼブラーマン』の三池監督作品だというから香港映画デビューってわけじゃないんだけど、注目したのは香港編とプロデューサー。

 こ、これってもしかして、以前から話を聞いていた『Three』の続編?

…というわけで先ほど予定を変更して『Three』の『going home』感想をアップしたのでした(笑)。
 この『Three』、ワタシは昨年のみちのく国際ミステリー映画祭で観ていたのですが、その時に韓国編のプロデューサー、オ・ジョンワン女史が『Three 2』の企画が韓国・香港・日本のオムニバスであがっているって話があったんですよん。『Three』自体、いつ日本公開されるのかなぁと思っていたらこっちが上がってきたのかい!

 もちろん、ワタシが楽しみなのは当然日本編よりも、アンドリュー・ラウ監督の香港編っす(大笑)!

| | コメント (3) | トラックバック (1)

going home(2002/香港)-韓国・タイ・香港合作『Three』より

 アジアンホラー花盛りの昨今、『反則王』のキム・ジウン、『ナンナーク』のノンスィー・ニミブット、『君さえいれば』『ラヴソング』のピーター・チャンが釜山映画祭で出会ったことから生まれたアジア発のオムニバスホラームービー『Three』。B級ホラーテイストが高いジウンさんの韓国編『memories』、伝奇的な雰囲気を漂わせたニミブットさんのタイ編『the wheel』に続き、トリを飾ったのが、もしかして『ラヴソング』以来7年ぶりくらいの香港映画じゃない?と思った我らがピーターさんの『going home』。この作品は合作にして短編でありながら昨年の香港電影金像奨にも最優秀男優賞等でノミネートされた。

 取り壊し間近の団地に越してきた警官(エリック・ツァン)と息子。彼らのほかには隣に住む大陸から来た男性(レオン・ライ)と彼の妻、そして赤い服を着た少女が住んでいた。少女と遊んでいた息子が行方不明になり、息子を探す最中に警官は隣人を訪ねる。隣人は漢方医で病弱な妻を薬草風呂に入れてかいがいしく面倒をみているのだが、警官は男の妻がすでに死んでいるということに気づく…。
 ピーターさんの映画を観るのは『ラヴソング』以来5年ぶり。ハートウォーミングドラマが持ち味のピーターさんがなんでホラーを…と思ってたら、彼は『the EYE【アイ】』のプロデューサーだったってことを思い出した。それでホラーに味を占めたのか?
 レオン・ライ(以下リヨン)演じる男が死んだ妻を生き返らせようとしてせっせと面倒を見る(演じている女優さんは大変だっただろう、死体演技。肌を露出しない香港映画には珍しくフルヌードまで見せていたぞ!)姿に愛は感じるが、それって客観的に見ればラブラブ死体なネクロフィリア野郎じゃねーか…。げに不可解は悪霊よりも呪いよりも人間の業か。ちなみにリヨンはこの演技で香港電影金像奨最優秀男優賞ノミネート(&台湾金馬奨最優秀主演男優賞受賞)。この映画の後にイーキンと共演した《双雄》ではこの映画の演技を継承したようなサイコ野郎を好演したそうで、もしかして今後この路線を行くのか?とマジに心配になる…。(注・その後リヨンは《無間道3終極無間》《大城小事》に出演。《大城》はホラーじゃないから安心か)だってリヨン、ただでさえ背がでかくて無表情だから、この映画での感じはホントに不気味で怖かったのよー。

 ところでこの話の舞台になった団地、おそらく郊外だと思うけどどこだろう?ホントに幽霊が住んでいそうな感じに撮れていたなぁ。この映画のロケ地めぐりは怖くてできないかもしれない…。(いや、すでにないのかもしれない)

香港題:三更之回家
監督:ピーター・チャン 撮影:クリストファー・ドイル
出演:レオン・ライ エリック・ツァン

| | コメント (0)

ヴァーチャル・シャドー 幻影特攻(1998/香港)

 今日からは『恋の風景』ハイビジョン放映&『ツインズ・エフェクト』日本公開記念として(^^ゞ、イーキン・チェン主演作品の感想をアップします。…ていっても今まで感想を書き溜めただけでなかなかアップできなかった作品ばかり(笑)、しかもツッコミかなり多めかもしれないのでファンの方はどうか笑って許してくださいませー。m(_ _)m
 まずは『星願』『東京攻略』のジングル・マー監督のデビュー作でもある『ヴァーチャル・シャドー』をアップ。

 CIAで極秘裏に開発されている「VR戦士プロジェクト」―コンピューターにインプットされたデータを人間の神経系統にダウンロードし、身体能力に優れた人間を開発するシステム―に参加している3人の中国人研究者タンゴ(イーキン)、CS(小春)、ブルー(ケリー)は香港の孤児院で育った幼馴染。CSはケイト(樋口)との結婚を控え、タンゴはブルーと愛し合っていた。そんな中テロリスト(テレンス)が別班の研究所を襲撃、さらには結婚式に乱入してCSの目前でケイトを殺してブルーを拉致する。タンゴとCSは自らVR戦士の被験者となることを決意、肉体にデータをダウンロードし、戦士となった二人はブルー奪還のために戦うが、CSのコントロールが不能に陥り…!

 ♪VR戦士、誰が~ために戦うー、VR戦士、誰が~ために戦うぅぅぅー…あ、失礼しました。『009』が好きだったもんで、ついつい子供の頃放映されてたアニメヴァージョンの替え歌を歌ってしまったわ。この作品、『マトリックス』より先に作られていたのに、香港映画の悲しき宿命で日本公開が遅くなり『マトリックス』のフォロワーのように扱われてしまった作品。内容は全然違うのにね。
 この映画を観ながら『マト』との関係やSF的ネタをあれこれ考えてたら思いついたのがこんなことだった。(いやワタシ、元SF少女だったんすよ。これ話すと引かれるんだけど)『マト』でも多少ネタにされていたと思ったんだけど、ウィリアム・ギブスンが1980年代に書いたSF小説『ニューロマンサー』は、現在のインターネット社会を予言するかのように、電脳世界(サイバースペース)でやばい仕事をこなしていく主人公が暗躍していく話だったんだけど、その関係を不等式で表すとしたらコンピューター≧人間という割合で示されそうだけど、この映画では最強の戦闘能力を持つ人間のデータを、別の人間の肉体にインプットしていくからコンピューター≦人間っていう感じかな?肉体に機械を直接組み込まないものの、これも一種のサイボーグなんだろーな。もっとも現実では不可能だと思うが。

 しかし、サイボーグといえば改造人間。この映画にもタンゴ&CSの“改造”シーンが出てくるけど、いや、水(培養液?絶縁液?何だったんだろー?)に浸かりながらの改造でも別に構わない。ただそこで、二人が身に着けていたあの白いバミューダは何よ!(笑)イーキンも小春もカラダはそんなに悪くないんだけど、あのシーンでバミューダは間抜けでしょう。改造されるなら全裸(あ、でも3級片以外の香港映画ではヌードは御法度だろうから後ろからとか)無理なら一般的なアンダー(ブリーフとかトランクスが無難)が限度だろーが。手に汗握るシーンなのにそんなんだから笑うしかなかったじゃないかー。
 小春の暴走やその後の展開はそれなりに予想できたけど、もーちょっとエモーショナルでもよかったかなぁ、とか、ところどころで詰めが甘いと思うくだりあり。でも『マト』よりこの映画のほうが、人間の肉体/精神的な“痛み”が通じるんじゃないかな。それは肉体を駆使する香港映画だから出てくるのだけど。…とかなんとか言いつつ、この映画では『風雲』から一般的になってきたCG処理が随所に見られるから、痛み云々って言うのも過去の作品ほどじゃないんだろーけど。

原題:幻影特攻(hot war)
監督/ジングル・マー 製作/ジャッキー・チェン
出演/イーキン・チェン チャン・シウチョン ケリー・チャン テレンス・イン 樋口明日嘉

| | コメント (2)

やっぱりレスリーは、“愛され系”明星だ!

 ああ、早いなぁ、あれからもう一年経っちゃうんだぁ。ワタシは決してレスリーの熱烈なファンじゃないけど、この間の香港旅行で、所用でマンダリン・オリエンタルに入ったら妙に切ない気分になってしまったくらいだもの…。

 先日、某所で4月1日の一周忌の日にはこのマンダリン・オリエンタルのフロアを借りて追悼セレモニーが行われるという記事を読んだけど、日本でもこんな映画祭が開催されるとか。

 レスリー・チャンさん一周忌で甦る 「笑顔をもう一度」ファン熱望

 一周忌でいろんな企画が立てられるだろうと思ったけど、なんと未公開作(ビデオ&DVD化のみ)の上映なのね!これはすごい。いいねぇ、首都圏&関西圏は。ファンは是非劇場へ!といってももとはしに言われなくても行くわよって?あはは、ごめんごめん。もちろんそうでない方も観てもよいでせう(^o^)。…残念ながらワタシは行けないけどね。

 最近よく聞くのが“愛され系”という言葉。いろんな人に愛されるものという意味がこめられているけど、これってレスリーに当てはまるねぇ、ホント、なんて思っちゃう。

 映画を観に行けない分(笑)、ここでもレスリーの命日前後からレスリー作品でまだ本館に感想を書いていないものをここでアップしていこうかと企画中。でももとはしのことだからツッコミだらけの感想になるのは間違いないような…(先の『ダブルタップ』『カルマ』の感想あたりを参考にしてほしいんだけど)。変なこと書いても怒らないで~!許してね、レスリー迷の皆様m(_ _)m…と今のうちから謝っておこう。以上。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

小さな中国のお針子(2002/フランス)

 今年は「フランスにおける中国年」らしく、春節の時にはエッフェル塔が紅色に染められた。かつて鄧小平もパリで青春時代を送っていたというし、マギー・チャンの前の旦那はフランスの映画監督オリヴィエ・アサイヤスだったし、『天地英雄』の姜文さんの奥方も確かフランス人と聞いたから(これもずいぶん前の話だけど)、フランスと中国というのは縁の深い関係にあるのだなと思う。
 この『中国の小さなお針子』は、舞台が中国でダイアローグも中国語、出演も中国の若手俳優を揃えているけど、フランス映画。パリ在住の中国人監督で、監督第1作『中国、わがいたみ』が日本でも公開されているダイ・シージエ監督が自らの小説『バルザックと小さな中国のお針子』を映画化した作品。

 文化大革命の頃、中国では退廃的な大人たちや西洋文明がバッシングされ、歴史的財産も壊された。そして多数のインテリ青年が「下放」により、書を手放して農村で働くことになった。下放青年のルオ(チェン・クン)とマー(リュウ・イエ)は四川省の山奥の村で慣れない重労働に身体を痛めつつも、モーツァルトのヴァイオリン曲を「毛主席を讃える歌」とごまかして奏でたり、村では仕立て屋に最新の流行を指導し、再教育中の青年が隠し持っていた外国小説をむさぼり読んでいたりしてつらい日々をしのいでいた。そこで「お針子」と呼ばれる少女(チョウ・シュン)に出会い、二人は彼女に恋をするが、ルオは少女に積極的にアプローチし、マーは思いを寄せながらも陰で二人を気遣っていく。二人の影響でバルザックを読み、知識を持つことを欲するお針子。そして広い世界を見たくなったお針子は、山奥の村と二人の青年のもとから旅立ってしまう…。

 監督は中国出身、舞台は中国、台詞も中国語、そして今や“中国四大女優”の一人となったチョウ・シュンに、『山の郵便配達』《藍宇》で注目されたリュウ・イエと豪華キャスト。でも、この映画はフランス映画の香りが漂ってくる。ダイ監督自身、フランスに暮らして20年ほど経つというので、フランス的になるんだろうな。この印象はやはりフランス在住のベトナム人映画監督、トラン・アン・ユンの『夏至』を観たときに、舞台も台詞もキャストもベトナムなのにフランスっぽいと感じたのと同じだった。
 やはり文革をテーマにした『中国、わがいたみ』は大学の講義で観ていたんだけど、こちらは結構辛くてね、他愛ないことを大罪と問われてしまい、労働改造所に送られた少年の話はかなりきつかった。ダイ監督はイーモウやカイコー、『春の惑い』の田監督と同世代。この3人の監督も実際に文革を経験し、自作で文革に対する悲しみや怒りをストレートに描いているので、作風や思想は違っても共通点があるのかな、と思っていた。でも、『お針子』では思ったより文革のハードさが画面に出ていないのは、文革批判が原因で撮影不可能になるのを恐れていたからか、それともこの物語で文革はただの背景だったから、悲惨さを強調しなかったのか?…たぶん後者だろうな。ここで描かれる下方の生活に辛気臭さや悲惨さがないのは、ルオとマーがお針子との恋愛に夢中だったからそれを吹き飛ばせたといえるのかもしれないし、あえて文革期の山奥の村を桃源郷のように描くことで思い出として際立たせようとしたのかもしれない。

 無学な少女に知識を教えていくうちに恋に落ちていく男、というパターンは『マイ・フェア・レディ』でも知られる“ピグマリオン”からか?でも、知識を与える男も成熟した大人ではなく、インテリとはいえまだまだ若くて坊ちゃん育ちだった学生。だから、お針子とルオ&マーは対等なスタンスで結ばれる。何もない四川の山奥で築かれた微妙な三角関係は、ルオかマーがお針子と結ばれることで崩れるのではなく、お針子の自立で崩壊する。恋愛ものとしてこの映画を観ればどちらとも結ばれないのはどうもなーなんて思う人もいるのかもしれないけど、これは恋愛映画ではないのでこういうこともありなんだろう。女性の自立云々をいうとちょっと古風な展開かなと思うところはあるけど、フランスの観客はここに感動したのかな?

 お針子のチョウ・シュンは日本でも『ふたりの人魚』や『ハリウッド・ホンコン』で知られるけど、撮影時すでに20代半ばだったというのにちゃーんと18歳で通じるルックス。同じ“四大女優”のチャン・ツーイーやヴィッキーとはまた違った個性を持ってるようだ。あと、もともと控えめな俳優だなぁと思っていたリュウ・イエ君はここでも控えめ。『山の郵便配達』ではその控えめさとヒョロヒョロ感で印象を残していたので、控えめが魅力?と認識するかも。対するチェン・クンは兄貴分気質の印象。
 しかし、ラストで成人した現代の二人が出てくるんだけど、ここははっきり言っていらなかったような気がする。現実を描くのも大切だけど、二人にお針子の記憶を美しく刻ませたまま、あえてロマンティックに結んでも充分だったんじゃないかなぁ。せっかくのフランス映画なんだから。

原題:Balzac et la petite tailleuse chinoise
 監督・原作/戴思杰(ダイ・シージエ) 
 出演/周 迅(チョウ・シュン) 陳 坤(チェン・クン) 劉 燁(リュウ・イエ)

| | コメント (5)

陳凱歌監督最新作《無極》

 香港旅行記を書いていてすっかり出遅れてしまったのだけど、『天地英雄』の感想に続き、日本俳優つながりということでこのネタを。

  真田広之 アジア大作主演に

 以前『北京ヴァイオリン』

そんなカイコーの次回作は武侠ものらしい。キャスト候補にはヒロこと真田広之氏や郵便配達のリウ・イエ君が上がっているのだが…、あー、もしかしてカイコー、盟友にしてライバルのイーモウを意識してる?なんてね。

 なんて書いたんだけど、ほんとに決まったねぇ、ヒロくん。あ、なんか馴れ馴れしいな。真田さんでいいや(^^ゞ。

 真田さんといえば『サムライ』以前にも、すでに香港映画出演経験(ミシェル姐と共演の『皇家戦士』…だよね?)もあるし、なんといってもロイヤル・シェイクスピア・カンパニー初の日本人キャストで『リア王』に出演したキャリアがあるから、無問題でしょーと思っとります。
 しかし他のキャストも異常に豪華…。まず、『友へ・チング』のチャン・ドンゴン。あら豪華。もちろんドンゴンも中国語話すんだよねー?そして以前書いたリュウ・イエ君。そして香港からはニコとセシリアだ!まぁ、なんて豪華なんだ!!このメンバーでは最年長だぞ、真田さんが!

 ところで、こんなに豪華なのはいいんだけど、本来の主人公は誰になるわけなの、カイコー?  

| | コメント (0) | トラックバック (0)

ヘブン・アンド・アース 天地英雄(2003/中国)

 祝!貴一ちゃん日本アカデミー賞最優秀男優賞受賞記念!(冗談冗談。しかもワタシ貴一ちゃんファンじゃないし)というわけで『ヘブン・アンド・アース 天地英雄』を観た。日本では20年以上のキャリアを誇る彼がなぜ中国映画に出演!?いや、香港ではフェイと共演の『ウソコイ』の時に「日本周潤發」と紹介されていた(オーバーな!とツッコミ入れたもんだ)くらいだから知名度はそれなりにあるんだろーけど、貴一ちゃんくらいのキャリアになるとあまり日本から出たがらないじゃないかな。だから驚いたのさー。でも、いい心がけだぞ貴一ちゃん。しかも共演は姜文さんにヴィッキー!豪華やーん。
 …しかしこのタイトル、やっぱなんとかしてくれ。「天地英雄」だけで充分だよ。

 唐代初期!飛鳥時代末期!遣唐使!シルクロード!突厥!キャラバン!馬賊!いやぁ、こうやって語句を並べたてるとなんかロマンだねぇー(^o^)。飛鳥時代から平安時代初期までに唐へ渡った遣唐使でいちばん有名なのは、文明堂のドラ焼き「三笠山」の由来になった句「天の原ふりさけ見れば春日なる三笠の山にいでし月かも」を詠み、故国に帰ることなく客死した阿倍仲麻呂じゃないかと思うのだが、どうだろうか。
 でもさー、実際に遣唐使って唐では何をやっていたのだろう?阿倍仲麻呂は当時の皇帝に重用されたそうだけど、学校の日本史ではそこまで習わなかったような気がするんだよん。ホントにこの映画の来栖(貴一ちゃん)のように、皇帝の密使として裏切り者の暗殺するための刺客として送り込まれたりしたのか?…まぁ、『英雄』や大河の『新選組!』に倣って(ん?)時代考証に口出し無用ってことでいこう。細かいこと気にすんなってことやな!(おいおい、それでツッコミできるのか?)
 その貴一ちゃん、もとい来栖が将軍の娘文珠(ヴィッキー)と共に追う裏切り者は元軍人の李隊長(姜文さん)。彼は突厥の捕虜(といっても女性や子供)を処刑しなかったことで朝廷のお尋ね者となっていたが、キャラバンの用心棒をして暮らしていた。そんななか、李は印度から経典を持ち帰る少年僧のキャラバンを護衛することに。そのキャラバンを狙うのは馬賊の安(王学圻)や突厥の兵。やがて来栖もキャラバンに合流し、任務はとりあえずおいといて僧と荷物(これに伏線がある)を守り、安たちと対決することに…。

 観ていて思ったこと。う~む、キャッチコピーと内容がかなーり違うじょー(爆)。
 主人公は来栖一人だけじゃなくて、メインはあくまでも李隊長。よーするにダブル主演なのか?そのため、語りの視線も来栖に同行しつつ李隊長にも思いを寄せる文珠に設定してるわけだな。
 しかし話はかなり大味だったぞー。僧侶が運んでいた荷物の実体が明らかになるあたりでううーむ…となってしまったし、多勢に無勢が見ても明らかになったクライマックスの城砦での戦いの決着も「おいおいそれでいいのかよホントにぃ!」と叫んだ(もちろん心の中で)。いや、それがなんだかは書かないよ。ここでネタバレしたら余計つまんないし。
 アクションはワイヤーをあまり使っていないせいか(でも一部で人が飛んでた場面あったな)、日本の合戦シーンのような団体戦メインかな。しかし貴一ちゃんが刀を振るうと、どーしても日本の時代劇を観ている気分になるのはワタシだけでせうか?カメラワークはアクティブで、「ドイルにーさんじゃないんだからー」とつっこんでいたら、なんと撮影監督はベテランカメラマンにしてウディ・アレン作品でもカメラを担当しているチャオ・フェイ(趙非)さんじゃないすか。ビックリー。

 その時代劇っぽい(おいおい、この映画も時代劇じゃないか)アクションしてた貴一ちゃん、一番心配してたのは中国語の台詞なんだけど、…悪くなかった。でも『大地の子』での上川隆也さんの台詞運び(実際、日本俳優では彼が一番中国語が流暢だったと思う)のレベルにはまだまだかなって感じ。細かい三つ編みを組み合わせた長髪と衣裳は凝ってたな~。んで姜文さんは久々のカッコいい役。でも、あまりにも典型的なヒーローキャラで面白みがないような気も…?最初の長髪より短髪の方がいい。ヴィッキーはほこりくさい西域に出てもちゃーんとキレイどころなので殿方はご安心を。(って何を安心するのだ?)

 全体的には平坦かなぁ、イマイチ面白みに欠けるとこあるかなぁって作りだけど、最近では珍しい唐代が舞台で、新疆ロケが生きている乾いた西域の映像は悪くない。シルクロードがお好きな方はそのへんだけでも観る価値はあるかもしれないなぁ。あと、インドの巨匠A.R.ラフマーンの音楽は、ちゃーんと中国の大作映画にふさわしいスコアだったよ。

監督:何 平(ホー・ピン) 音楽:A.R.ラフマーン
出演:姜 文(チアン・ウェン) 中井貴一 ヴィッキー・チャオ 王学圻(ワン・シュエチー)

| | コメント (2)

春光乍洩香港彷徨記―おまけ(その2)

今回は旅行期間中の香港芸能系ニュースを振り返ってツッコミ…もとい感想。
それでは、エンタメーッフラーッシュ!フラーッシュ、フラーッシュ…(口エコー)

○レスリー、マダムタッソー蝋人形館にて甦る!
 いつの間にかヴィクトリアピークのピークタワーにできていたマダムタッソー蝋人形館。(ちなみにもとはしは本家ロンドンのにも行ったことあります。確か成龍さんがいたような…)ここにはアンディやケリー・チャンの蝋人形があるんだけど(テレサ・テンもあったかな)、4月1日の1周忌を前に現在ロンドンでレスリーの蝋人形が製作進行中。アニタ・ムイの蝋人形も作って!との梅姐迷の希望も寄せられているそうで、これも実現したら嬉しい。
 今度香港に行く時には絶対見に行こうっと。写真も自由に撮れるし(^^ゞ。

○成龍さんが誘拐!!
 2月10日の太陽報の一面にでかでかと出ていた成龍さん。ついでに息子の陳祖明君の写真もあって、「いったい何?」とビビったワタシ。帰国後確認したら、成龍さんと祖明君が誘拐されて多額の身代金を要求されたという報道がされたとか。結局これは成龍さん自身から「デマだよーん」とのコメントがなされたわけだけど、身代金は自らのギャラ最高額1億5千万元と同額だったらしい。1億5千万かぁ、元でも円でもドルでもかなりの金額だよなぁ…*タメイキ*(-o-)。
 ちなみに現在成龍さんは香港で新作《新警察故事》の撮影中、そして祖明君はTwinsと一緒に《千機変2》を中国雲南で撮影中。…祖明君って結構薄味のお顔だった。

○ヴィックが香港(まち)にやってきた!
 F4の仔仔ことヴィック・チョウが来港して、香港は大騒ぎだったらしい。
 というわけで仔仔↓
vick.JPG

…ごめん、これだけで。実はワタシ、諸事情によりBSデジタルの『流星花園』を観るのを挫折した。これに関して仔仔には別に罪も恨みもないんだが…。

○チカちゃんin紅館
 《花好月圓》が公開中のチカちゃんことミリアム・ヨンがこのころ紅館(香港コロシアム)でコンサートをしていた。Twinsやイーキン等ゲストも賑々しかったみたい。うーむ、一度は紅館のコンサートを体験したいんだが、誰のを観たいかな?…いや、一度香港でのコンサートを観てみたかった梅姐やレスリーはもういないし、トニーは演技メインでコンサートしないからね。学友さんやフェイやケリーやイーソンあたりが楽しそうかな?

○これから公開される香港映画、何が面白いかな?
 劇場で映画を3本も観たり、『電影双周刊』の特集から、今後公開される港産片情報をいくつか仕入れることができた。
 スティーブン・フォン(以下ステ)が30歳を前に初長編映画の監督に挑戦したのは《大[イ老]愛美麗》。ダニエル・ウー(以下彦祖)、イーソン・チャン、チャップマン・トゥ、ロー・カーイン(久々?)、ウワサのカレン・モクが出演し、ステ監督自身も俳優として出演。ステはマーティン・スコセッシを尊敬しているそうで(『タクシードライバー』と『レイジング・ブル』が好きらしい)、そーゆー雰囲気の映画になるのではないかと。ちなみにカレン・モクといえば、彼女のお兄さんがアニメDVDを製作して映像作家デビューしたらしいっす。この映画は復活節公開。
 ステ監督作品は成龍さんの新しい映画会社「JCE」の製作によるものだけど、最初に書いた《新警察故事》が《大[イ老]愛美麗》に続いて公開。共演はニコラス・ツェー、彦祖、シンガーの王傑、シャーリーン@Twins、そして復活のチャーリー・ヤン!しばらく災難続きだったニコも映画は久々?とにかく頑張って欲しいよ、ニコ。もちろん他の皆さんも。
 レスリーの遺作となってしまった『カルマ』。その作品の監督、ロー・チーリョンが再びホラー映画《KOMA》を監督。主演は同じく『カルマ』のカリーナ・ラムに『the EYE【アイ】』のアンジェリカ・リーという“アジアンホラーの女王対決”。…でもこれって日本でいえば『リングO』の仲間由紀恵と『着信アリ』の柴咲コウの対決みたいなもんか?
 あとは邦題『LOVERS』ってどうよ!と言いたくなった張藝謀さんの新作《十面埋伏》(これ、香港映画というより中国映画では?)、『Cut』にも紹介されたチャウ・シンチーの《功夫》、そしてカンヌ出品ははたして決まるのか?の《2046》が今年公開になるのか。
 今後、面白い香港映画が作られれば、どんどん観ていきたいな。もちろんツッコミありでね。以上。

 この他にも書き逃したことは多少あるかな。まぁ、これまた思い出したら書いていきます。

(蛇足)ずっと知りたかった日本の某人気ドラマの香港タイトル。

…それは、《[巾蒙]面超人》だ!さーて、これ、なんでせう?先頃、日本でも新シリーズが始まったばかりのアレです。

 答えは『仮面ライダー』。台湾では確か《假面乗手》だったような気がする。日本のシリーズの人気を受けて、香港でもたびたび紹介されたり、ピーター・ホーが《[巾蒙]面超人555劇場版》に出演したりで、ちょっと気になってたのよ、タイトル表記を。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

春光乍洩香港彷徨記-おまけ(その1)

今回は、これまで旅行記に書き忘れたものをいろいろと。

○2日目夕方、油麻地にておやつとして義順の牛乳プリンを初めて食べた。今まで散々脇を通っていたのに、全く気がつかなかったアホなもとはし。
 食べたのは蓮の実がどっさりとトッピングされたホット牛乳プリン。生の蓮の実は銀杏みたいな舌触り(でも臭くない)で、肌によさそうだ。この店の味は再現できないかもしれないけど、脇屋先生の香港スイーツの レシピ本がうちにあるので、今度作ってみよう。

○香港でも日本以上に“韓流”がブームといえるそうだが、グッズやTVドラマをあまり見かけなかったのはなんでだろう~。うん、それは多分もとはしのアンテナにひっかからなかっただけだと思うのさ。それでもさ、信和のある店には確かに大韓グッズがいくつかあって、ペ“ミスター冬ソナ”ヨンジュンのシールを見つけてしばしフリーズしたり、ウォンビンの生じゃも見つけたけどさぁ。
 アジアを巻き込む“韓流”にはいまいち乗り切れない中華者もとはしも、さすがに映画だけは別。香港では来月シネマテークで『殺人の追憶』が公開されるそうだ。その1ヵ月後の日本公開も楽しみ~。

○ワタシは岩手県人なんだけど、香港人に「どこから来たの?東京?」と聞かれることはあっても、「岩手?」とは聞かれない(大笑)。毎年うちの地元で開催されている「みちのく国際ミステリー映画祭」にゲストでミシェル・リーやスティーブン・フォンが来ているとは言え、香港人にとって岩手県なんてものすごーくマイナーなところに違いない。スキー場が多くても春節のヴァカンス時に日本でスキーやスノボをするというトニーが来たことなんか絶対ないし。
 でも、新聞を何気なく眺めていたとき、「東京&東北ツアー」というのを発見した!…どーせ東北なんて宮城でしょー?なんて思ってよく読んでたら違った。東北での利用ホテルは盛岡郊外の某ウォーターパークつきホテル。そしてスキーツアーの場所になっているのは…「澤石」スキー場ってどこ?…あ、もしかして雫石(しずくいし)!そーかそーか、「雫」って日本独自の字だもんな。そっか、香港人も岩手には来るのね、ツアーで。…ここまで来るの、大変そうだなぁ。…ああ、トニーも来ないかなぁ、「澤石」。(こらこら!!)

とりあえず今日はここまで。また思い出したら続きをば。では失敬!

| | コメント (0) | トラックバック (0)

《無間道Ⅱ》(2003/香港)

 行きのキャセイの中で、東京への便でこれが上映されると知ったのであえてVCDを買わなかった。昼食やトイレでバタバタしてたからきちんと観られたわけじゃなかったけど、日本公開も決まるかもしれないし。
(てゆーか『終極無間』も合わせて2作の配給決めて劇場公開希望してます>配給会社さま)

 かつてはクリストファー・ドイルとともに王家衛の“眼(=カメラマン)”として『今すぐ抱きしめたい』や『恋する惑星』の流麗な映像を作り上げたアンドリュー・ラウ。その経験を生かして、監督デビュー後はカメラも兼ねながら、90年代中盤にはイーキン・チェン主演の『古惑仔』シリーズ『風雲』『中華英雄』などの徹頭徹尾のエンターテインメントでヒット作を連発した彼。そして2000年代、『ファイナル・ロマンス』のアラン・マックとともに満を持して世に放ったこの《無間道》三部作。警察からマフィアに進入した臥底(潜入捜査官)のヤン(トニー)とマフィアから警察に送られたスパイのラウ(アンディ)の苦悩と対決から時間を遡ったこの2作目では、若きラウ(エディソン)とヤン(ショーン)が潜りこんだ先-香港皇家警察のウォン刑事(アンソニー)とマフィアのサム(エリック)を中心に、サムの妻メリー(カリーナ)と彼らの関係、ヤンが護衛に就く大物ンガイ(ジャンユー)、ウォンの同僚のロック(フー・ジュン)などが新たに登場する。トニーとアンディ不在の穴をジャンユーやロイなど『古惑仔』組(あの映画での両者のぶちキレ演技も今は昔…)がカバーし、まるで高村薫の小説のような濃密さで男たちの熱いドラマが展開する。

 この物語の本来の主人公であるヤンとラウではなく、あえてウォンとサムにスポットを当てたことで、ぐっと渋みが出たかな。若者二人よりベテランを観たかったのでそれは嬉しかった。アンソニー&エリックの、それぞれ年齢を重ねたから出る味わいはいい。1に(3にも?)つなげるために、新登場人物もほとんどこの1作で退場するから血なまぐさくはあるけど、ラストの1につながる一つの出会いなどはなかなか気が利いていたような。…うーむ、こんなふうにしか感想が書けないかな。やはり。再見したら改めて感想を書くので、このへんで許してくださいませ。

 ただいま、香港で買った『無間道Ⅰ+Ⅱ小説』(李牧童:小説改編・星島出版)をちょこちょこと読んでいる。この映画を日本語&中国語字幕なし(英語字幕だった)で観て理解できなかったところもこれで拾ってフォローできればいいか。

英題:Infernal Affair 2
監督:アンドリュー・ラウ&アラン・マック
出演:アンソニー・ウォン エリック・ツァン カリーナ・ラウ フー・ジュン ショーン・ユー
   エディソン・チャン ン・ジャンユー ロイ・チョン

|

春光乍洩香港彷徨記-2月11日・帰還

 モーニングコールの前に目覚めた。5時だった。顔を洗って細かいものを片付け、いらない衣類や下着をまとめて捨てる。多少衣類がなくなった分、お菓子や新聞や本が詰まったキャリーバッグは行きより重い。7時にホテルをチェックアウトし、ネイザンロードの空港行きのバス停に。これをいいチャンスに、今まで人がいてなかなか撮れなかったバス停の広告写真を撮りまくり。2年前の暮れにもイーキンのデジカメの広告は撮りたかったんだよねぇ~。
 8時ごろ空港に到着。早速チェックインする。ちなみに預けたキャリーバッグの重さは10.9kg。そんなに重くなかったのね。腹ペコリン♪なもとはしは残りの元を美心(マキシム)の飲茶で使うことに。ここは広東語で通し、普[シ耳]茶に蝦餃(4つ)、菜肉包(3個)と「一[中/皿]両件」を守ったけどこの甜品が食べたい!とお茶を飲みつつ粘り強く待ってたら…マンゴープリンが出てきた(はぁと)。これで99元。さーて買い物できないぞ~(笑)。
 パスポートコントロールを通過し、搭乗ゲートまで歩いていく羽目に。「上海灘」に横恋慕しつつ(高価だから買えないけどさ)歩く。搭乗ゲートの近くにネットコーナー(しかもマック)があったのでこのblogや本館をのぞいていたらすでに搭乗受付が始まっていた…。日本時間午後3時過ぎ、成田空港にタッチダウン。すぐ京成のスカイライナーに乗りこみ、新幹線に乗り換えて帰盛。

 旅はこれで終わったけど、『春光乍洩香港彷徨記』はもーちょっと続くのであった…。 

| | コメント (0)

《花好月圓》(2004/香港)

elixir.JPG

 台湾の歌手兼俳優、リッチー・レンの写真を、電影迷に見せてもそうでない人に見せても同じ反応が返ってくる。
 「あ、岸谷五朗だ」
 うん、それを決して否定はしないよ。アタシも似てると思うから。もっとも、今朝ドラに出ている岸谷五朗本人は、まるで作家の高橋源一郎みたいなんだけど(笑)。リッチーは決していい男ではないけど、演技を見たり歌を聴いているとなんだか和んでしまう。“中華の癒し系男優”とか呼んでみたりして。ミシェル姐との《飛鷹》が見られなかったのは残念だったけど、代わりにこの《花好月圓》を観た。最近《行運超人》や《地下鉄》など、映画出演も増えているチカちゃんことミリアム・ヨンとコンビを組んだ賀歳片だ。

 古代中国。男子ばかり続いたので女の子の誕生を願った皇帝夫婦の間に待望の女児が誕生。とてもかわいく産まれた姫は…めっちゃくさかった!太医(ケニー・ビー)はSARSこと新型臭炎(これは意訳)と診断、姫は宮廷から隔離され、マスクをつけた侍女に育てられた。やがて美しく成長した姫(ミリアム)に縁談が持ち上がるが、やはりその体臭が敬遠される。ついに皇帝は姫の体臭を消す方法を国中から募る。その中に、花の香りで人々を癒す芳香治療師(つまりアロマセラピスト)の夢渓(リッチー)がいた。ライバルは宮廷所属治療所の若き医師。最終選考にこの二人が残り、3ヵ月で姫の体臭を消す方法を完成させなければならないことに。学はないけどなんとか自分の能力を上に認めさせたい夢渓は、街でアロマセラピーの被験者になる人間を探す。そこで出会ったのは生臭ーい魚を扱う魚屋三人組(ラム・シュー、エリック・コット他)と、彼らの妹分で、ものすごい臭いの持ち主の含香(ミリアム)だった。彼らの協力のもと、ハーブバスやハーブ石鹸で臭いをなくす実験を重ねる夢渓だが、若医師とグルになった太医が彼らをことごとく妨害する。そんな中、夢渓と含香は引かれあっていく。はたして、姫の悩みは元から断てるのか?二人の恋の行方は?そして、妙に姫に瓜二つな含香の秘密とは…?

 この作品の監督は、香港では劇場内に花の香りを漂わせて話題を呼んだ映画『ラベンダー』のイップ・カムハン。3年ぶりの新作も花と香りがテーマのラブストーリーになったけど、その花の香りを消し去ってしまうほど臭いお姫さまがヒロインとはどーゆーことだ。『ラストサムライ』でヒロイン小雪がトムクルの世話をしているときに兄の渡辺謙さんに「あの者の臭い、なんとかなりませんか?臭くて臭くて…」とこぼすシーンがあるほど、西洋人は我々と比べると体臭が強い。ワタシたちは体臭が薄いからオーデコロンや香水は必要ないと思うのだけど、日本人は自分の臭いに敏感である。体臭を気にするのは湿気の中で生きる日本人だけだと思っていたんだけど、もっと湿気がきつい香港人も同じ?…それにしても、前作と違って劇場に臭いこそ漂わなかったものの(臭わなくていいって!)、こーゆーものをネタにしちゃうのは、日本じゃまずできないだろうし、案外香港でも子供が臭いでいじめられたりすることあるんじゃないか?日本人の感覚だと不謹慎だなぁって思っちゃうんだけど、その辺は香港人と何かのズレがあるからかな。これ、日本劇場公開は絶対ありえないだろうな。
 とんでもないヒロインを可憐に演じていたミリアム・ヨン、中国名は楊千[女華](ヨン・チンワー)。中国名そのまま「チンワー」と呼んでもいいんだけど、漢字からあえて「チカちゃん」と呼んでます、もとはし。おそらくトニー・レオンと共演した《地下鉄》の日本公開が決まれば正式に紹介されると思うけど、ここ数年の香港芸能界でそれなりの位置を確立しつつある歌手という説明が妥当かな。イメージとしてはサミー・チェンの気の強さを抜いてちょっとホッコリした感じ、かな。98年にイーキンが主演したミュージカル《仲夏夜狂想曲》(これでよかったっけ?)にジジ・リョンに続く第2のヒロイン役で出演したので注目されたのかな。(手元にこのときにジュリエットのような衣裳をまとったチカちゃんの写真があった。アップしませんが)汚れた服を着ても素直でお転婆な含香はなかなかかわいかった。それにしても『少林サッカー』でのヴィッキーの扱われ方に度肝を抜かれたワタシとしては、ついつい比べてしまって役柄的にもーちょっと汚してもいいんじゃないかなー…なんてつい思ってしまう(いや、決して意地悪で言ってるんじゃないのよー)。
 リッチーは前述した“癒し系”だからというわけじゃないけど、人々を香りで癒すアロマセラピスト。結構ハマッてた。古代中国にアロマセラピーはないんじゃ?というツッコミは無粋よ(笑)。もちろん劇中ではチカちゃんとともに歌います。やっぱ歌もいいねぇ。林雪(ラム・シュー)&エリックのコンビは初見だけどやっぱおもろいねぇ。その他、スペシャルゲストにケニー・ビー。なんと悪役です。そして水泳代表からタレントに転身した“水泳王子方力申”ことアレックス・フォンは決して方中信ではないのでご注意を。で、彼、何の役だったっけ?医師だっけかな?HPにもなかったんで…(笑)。

英題:Elixir of love
監督:イップ・カムハン
出演:リッチー・レン ミリアム・ヨン ケニー・ビー ラム・シュー エリック・コット  アレックス・フォン(方力申) 

| | コメント (0)

春光乍洩香港彷徨記-2月10日・遠足

 わーいわーい、今日は西貢(サイクン)まで遠足だぁ。それでも一人だけどさ~。てーわけで今朝はセブンイレブンで新聞と一緒にサンドイッチも買ってきてかるーく朝食したよ。9時にホテルを出てMTRに乗り、彩虹(チョイホン)というところで降りる。ここで直通の小巴(ミニバス)に乗れば行けるのだが、なんとそこまで運賃(7.5元)分の小銭がない。ターミナルのにーちゃん曰く「八達通(オクトパス)でもオッケイだよー」とのことなので、これまでこのプリペイドカードを購入せずに香港を行動していたもとはしも、ついにオクトパス購入を決意。駅に下りて150元(大人料金)で購入。

 ♪バスは~山を越ーえーてー、サイクンの海へ~(以上TVアニメ『銀河鉄道999』の主題歌のメロディで。笑)地元の人々を乗せて降ろして小巴は走る。ドライブドライブ嬉しいなぁー。すっかりもとはし、子供モードである。…なぜ、サイクンに行くことを決意したのか?答えその1・単に遠足がしたかった。その2・『古惑仔』の舞台として有名だから電影ロケ地めぐりができるので。じゃもとはし、トニー迷のくせになぜ『無間道』のロケ地めぐりはしないんだ?…というツッコミはしないで~(笑)。
 約30分ほどで到着。おお、新界地区の緑色の的士(タクシー)が泊まっているぞ。思えば遠くへ来たもんだ~。
埠頭にはゴルフ場行きの船乗り場?ここは近くの島にゴルフ場があるのか?…おお、この船はもしかしてサンパンディナーができる船?などとあちこちキョロキョロ。…しかし、御飯屋関係はまだ開いていないし、かつて日本のTV番組でイーキンが紹介した『満記甜品』も開いていなかった。しょうがないので街中にある海の守り神・天后廟にお参りし、しばらく街を散策して小巴で彩虹まで戻る。
 さて、これからどこに行こう。今まで行ったことがない九龍城はどうだろうか?黄大仙で降りて小巴で九龍城へ向かったが、…降りそびれました!(爆)んでそのまま旺角まで行っちゃいました!しょうがないので同じ九龍でも「城」でも「湾」でもない「塘」にあるでっかいショッピングセンター「又一城(フェスティバルウォーク)」に行こう。KCR旺角駅から鉄道に乗り込む。
 KCR九龍塘駅から見上げたところにある又一城は噂に違わずデカかった。まるで香港の六本木ヒルズ?(それは全然違うぞもとはし)しかしヒルズに例えるには背後に自然が多すぎ。KCRで九龍塘からこの先に行くと新界だ。さしずめ、ここが都心部と郊外の境目らしい。てーことは香港のイオンモールか?
 どーでもいい独り言はさておき、腹が減ったのでここで昼食。なんとここには昨日行った皇后飯店の支店がある。もちろん新しい店だから本店のあの雰囲気そのままとか『欲望の翼』のポスターなどは飾られていないのだが、ここのボルシチとパンが無性に食べたくなったので突入。なんとランチが60元だった(通常はセットが120元くらい)ので迷わずランチをオーダー。選べるメインディッシュは洋食店なのでビーフサーロインステーキも捨てがたかったけど、フライドポークのクリームソースがけwith炒飯を選んだ。スープはもちろんボルシチ。久々のボルシチは美味だった~。本店はちょっと苦いところがいいんだけど、疲れているので苦さのないまろやかな味がいい。お腹もすいてたからパンと一緒にあっという間に平らげた。…しかし、やっぱりというかさすがというか、メインディッシュの量は半端じゃなかった。隣の若い女の子のグループを見たら、一人の子は残して下げてもらっている。えー、いいの?全部食べなくても?残しても恥ずかしくないんだ!というわけでワタシも彼女たちにならい、とりあえず炒飯は3分の2、ポークは1枚半食べて下げてもらった。食後の飲み物に「Tea」といったら、あらかじめエバミルクが入った[女乃]茶がやってきた。…し、しまつた(注・誤記ではない)、暖かい檸檬茶といっておくべきだった!ただのTeaだとこれを出されるってことを忘れていたよオレは!えーと、念のため言っておきますと、もとはしは[女乃]茶嫌いじゃありませぬ。
 食事を終えて何をしようかなぁ、ウィンドウショッピングでもいいけどまた足を疲れさせるのもなんだよなぁ…と思ったら、ここにはシネコン(又一城AMC電影院)があることを思い出した。あとはまた旺角をブラブラするだけだから、ここで観ちゃうか《花好月圓》!というわけで電影院へ。チケを買ったらリッチー&チカちゃん(ミリアムをこう呼んでいる。理由は次にアップの《花好月圓》の感想にて)のかわいいポストカードを2枚もらったわ♪

 映画が終わったら4時。今度はMTRに乗って旺角で下車。再び信和中心へ行って生写真を買う。でも、昨日と合わせて買ったのはたったの10枚ほど。明星目当てで香港通いを始めたときは、それこそ100枚も買ってたくらいだもんなぁ。それも大好きなトニーだけじゃなくて、レスリーやアンディたち四大天王、イーキンや小春やニコラスやスティーブンや彦祖やサム、挙句の果てにアンソニーやジャンユーやラウチンも買ってたくらいなんだから(笑)。ここでなんだかシミジミしてしてしまった。ここからもとはしはお買い物モードに突入。ここからホテルまで昨日とまったく同じルートをたどるが、寄った先で常にお買い物していた。買ったものはKubrickで見かけたクリストファー・ドイルの最新写真集(それともダイジェスト?)『There is a crack in everything』(ちなみに表紙は『ブエノスアイレス』撮影時の短髪トニー)にL&Gコーナーがあるここなら確実にあるはずと踏んだ《藍宇》VCD。
 ホテルに帰って大きな荷物を置き、再びお買い物続行。まずは今までなかなか寄れなかったチムのHMV。今回はお目当ての新作CDがないので、まっすぐVCDの棚へ。昨年の賀歳片だったトニー&チカちゃんの風水ラブコメ(っぽい?)《行運超人》、一昨年の賀歳片だったトニー&フェイ、台湾のチャン・チェン&ヴィッキー・チャオの《天下無双》、そしてその前にすーちーと共演したコメディを探したけど、題名を度忘れしたので発見できず。その代わり、同じすーちーつながりで、メイベル・チャン監督作品の《北京樂與路》を購入。その足で1日目に行った茶藝樂園へ。1日目に飲んだ酔貴妃(100g260元)を購入し、これとは別に「秋音王」という新茶を勧められた。淡い黄色の清茶で何煎でもいただけるおいしいお茶だった。んじゃこれもーと言って店員さんに差し出すと100g600元とのこと。…あっちょんぶりけー!そんな金ねーよ!!唖然としていたら店員さん「あ、50グラムでもオッケイ!」と言ったので結局50g300元で買う。50gと言ってもかなり量が多いし、お茶がたくさん出せるということを考えれば決して高くないと考えようか。(ちなみにまだ飲んでません。お客様が来た時にでも出そうかと思って…)この時点で残り元がかなり減り、予定していた豪華ディナーを断念(笑)。後は夕暮れのチムを散歩して昨日と同じくらいの値段で夕飯をテイクアウトしてホテルでTVを観たり、本や新聞を読んで過ごせばいいか。チムをのろのろ歩き、今まで入ったことがなかった一番端のビル「星光行(スターハウス)」に入る。ここの商務印書館で『無間道』小説版全2巻を買う。なんとか読みこなしたいなぁ。安い弁当屋を求めて広東道をさまよったが見つからず、ホテル付近の道を徘徊すると、茶餐廳発見。ここで叉焼飯(25元)をテイクアウト。まだお金に余裕があったので、ホテル裏手の『許留山』で日替わりお買い得メニューになっていた紫米のアイスwithフルーツを20元でテイクアウト。ホテルに戻ると葉っぱのジャスミン茶があったので、コーヒーカップに葉ごと入れてお茶を作る。TVB、ATV、チャンネル[V]、そしてNHKワールドを観ながら夕飯。昨日は間食できなかったお弁当もなんと今日は全部食べてしまった!デザートも美味。あとはお茶を飲みながら荷物整理。明日は7時にホテルを出るので、オペレーターに6時に起こすようコールを頼み、12時には就寝。明日ちゃんと起きられるかしらん。

obento.JPG   ←これが今日の夕飯っす。

| | コメント (0)

《鬼馬狂想曲》(2004/香港)

 もし、この映画が日本で公開されるなら、こんな邦題はいかがだろう。

 『Mr.Boo!2004 ハミー・ボーボーと賢者の箸』

 …え、何それだって?だってそーゆー内容の映画なんだもん。
 あ、この映画は『1:99電影行動』の一編で、この映画の監督ワイ・カーファイがジョニー・トゥとコンビを組んで撮った短編《狂想曲》に続いて、香港映画史に残る許(ホイ)兄弟作品、邦題で言えば『Mr.Boo!』シリーズをリメイクしたものなのだ!《狂想曲》では、長兄マイケルをラウ・チンワン、三男リッキーをチャップマン・トゥ、四男サミュエルをアンディ・ラウ、そしてド近眼で地味ーなヒロインをサミー・チェンを演じていたが、ワイさん単独監督のこの長編でメインキャストはラウチン以外一新。リッキーにあたるのが小春ことチャン・シウチョン、サミュエルを古天楽ことルイス・クー、サミーと同じメイクの地味ーなヒロインにセシリア・チャンという面々。元祖Mr.Boo!マイケル・ホイ先生も、あっと驚く特別出演。

 1969年香港。私立探偵社の社長(ラウチン)、気弱なフーグー(小春)、ブルース・リー崇拝者のキット(古天楽)は依頼により骨董品店の警備にあたっていたが、そこに侵入した泥棒と乱闘し、店をメチャクチャに。壊したものを事務所まで持ってくるが、その中のランプから一人のド近眼の少女(セシリア)が現れた。彼女はホグワーツ魔法学校(爆)の生徒ハミー・ボーボーと名乗り、社長たちの願いを魔法でかなえてあげるというが、半人前の彼女の魔法は全くかなわないので彼らはそんなことを信じない。落胆した彼女は外に飛び出すが、チンピラ(ジャンユー)に襲われて身ぐるみ剥がされ、大切な従妹の箸を強奪されてしまった。失意のまま探偵事務所に戻り、憧れのいとこを慕って出ていったフーグーの替わりとして下働きをするボーボー。一方、チンピラが手に入れた箸は双子の少女(Twins)に変身。チンピラたちと共に悪事を働く。遅効性の魔法と暴れん坊の従兄(怪獣のぬいぐるみ)に悩まされつつ、はたしてボーボーは従妹を取り戻せるか?そして、3人の私立探偵の願いはかなうのか?
 …なんか、これ以上あらすじを書くと支離滅裂になりそう。書くのがバカバカしく、じゃなかった難しくなってきたのでここで終わり(笑)。

 白状しまーす。もとはし、長年香港電影迷やってるくせに『Mr.BOO!』シリーズって観たことありませーん(爆)。
ヴェテラン電影迷に「けっ、尻の青いガキがなった気しやがって」とかなんとかいわれることは確かっすね(おいおい)。それはさておき、『1:99』の《狂想曲》はこんなアタシが観ても結構面白かったんだよん。本館で《狂想曲》の簡単な感想を書いた時点では、あれが『Mr.BOO!』だとは全く気づかなかったんだけど、あのドタバタしたおめでたさが賀歳片のいいところなんだなって思ったの。で、その面白さはこの長編にもあったんだけど、香港じゃ所詮ガイジン(笑)&広東語まだまだ初級者のもとはしにゃ理解できないところも多数…。うむぅ、ここはヒマができたら日本語字幕版『Mr.BOO!』シリーズを借りてきて精進すっかなぁ…。(日本語吹き替え版の広川太一郎さんのやつだとアドリブばりばりだっていうしなぁ)

 賀歳片と言えば《見習黒薔薇》の『キル・ビル』パロを挙げるまでもなく、いろんな時事ネタが盛り込まれるのも魅力。一応ネタバレで書くけど、まず今年はクリスマスに『ハリー・ポッター』がなかったせいか、これがパロディのベースになってるし(舞台が35年前だから、いいのかそのへんは)、去年秋の中国初の有人宇宙飛行もしっかりネタにされてた。あとは60年代ということで、登場人物のファッションも注目かな。ボーボーは地味だからダサダサなんだけど、まるでザ・ピーナッツみたいなTwinsに、クリスティ・チョン演じるジェーンの衣裳はゴージャスでセクシー、そしてキュート(^o^)。

 滞在時の新聞には、この映画のヒットを受けてサミュエル・ホイが久々に映画界に復帰して、お兄ちゃんたちとのトリオを復活させてコメディに出るかも、という記事があった。これまた楽しいかもね~。

英題:Fantasia
監督:ワイ・カーファイ
出演:セシリア・チャン ラウ・チンワン ルイス・クー チャン・シウチョン ン・ジャンユー  クリスティ・チョン Twins マイケル・ホイ

| | コメント (0)

春光乍洩香港彷徨記-2月9日・放浪

 昨日は1時に寝たのだけど、5時(日本時間6時)にいったん目が覚めてしまった。もう一回寝直したら7時になっていた。着替えて向かいのセブンイレブンに新聞と水を買いにいく。新聞はいつも東方日報・太陽報・蘋果日報を買っている。娯楽欄だけ見てあとは捨てているんだけど、3部も買うとむちゃくちゃ多くて重い!
 9時ごろホテルを出発、重慶大厦に寄って尖沙咀の天星小輪(スターフェリー)ターミナルへ。チムのプロムナードでヴィクトリア湾の写真を撮る。中環(セントラル)行きフェリーの1階に乗り込む。久々に1階だ~。フェリーを降りて、初めて文華東方酒店(マンダリン・オリエンタル)がすぐ近くにあることを知った。…レスリーが死んだところだ。24階建てだそうだが、周りと比べると建物は意外に低い。ワタシは心の中で合掌した。
 坂をどんどん上っていく。個人旅行だとたいてい寄る陸羽茶室の飲茶がワタシを待っている♪10時に着いたのでまだ朝の飲茶サービスがやっている。さっさと席についておじさんに普[シ耳]茶を頼み、お弁当スタイルで点心を運ぶおばさんから叉焼包2個と魚丸を腸粉で巻いて蒸したようなもの(名前失念)4つをいただいたらお腹一杯。やっぱり理想はお茶1種類に点心2個の「一[中/皿]両件」なのねぇ。
 11時過ぎに店を出て、上環まで歩く。お目当ては『無間道』でヤン(トニー)とウォン(アンソニー)が逢引(笑)したビル。海に面した道路(干諾道中)沿いだけど平日の午前中のせいか結構ゴチャゴチャしたところだ。ここでウォンさんが…だったのか!今それが起こったら困るぞ、などと想像するもとはし。

 再び中環まで歩き、トラムに乗る。目的は西湾河の香港電影資料館。トラムはちんたら進むので、だいたい50分ほどかかる。でも2元だから嬉しい。電影資料館では創生期の西洋映画展が行われていた。その後は資料室を見学。再びトラムに乗り、今度は北角(ノースポイント)へ。市場のど真ん中を歩き、鶏や鶏肉に出合わないかと恐れるワタシ(おいおい!)。ここでは古い生写真を買うために星輝圖書公司を目指したんだが…。来る時間が早すぎたのだった。(その後4時の開店時間に合わせてもう1回行ったが開いていなかった。月曜だから休みだったのか?)
 三度トラムに乗り、今度は銅鑼湾(コーズウェイベイ)の手前、香港中央図書館で下車。本好きなワタシとしては、ここは前から寄りたかったところだった!中央は吹き抜けになっている最新式の図書館。1階の総合貸出カウンターは池袋のジュンク堂みたい。2階の児童コーナーを通って3階の一般コーナーへ。チェックしたのは翻訳小説。やっぱ日本人だから、日本の小説がどれだけ翻訳されてるか知りたかったのよね。村上春樹&龍、よしもとばななのような現代の定番や、三島由紀夫に川端康成の名作もチェック。赤川次郎の翻訳は意外と多いなぁ。そしてなぜか目立っていたのが日本の現役ノーベル賞作家大江健三郎。(以下オーケン。もとはしは最近彼の新作『二百年の子供』を読んでいたからやたらとオーケンの本に目が行ったのだろうか?)す、すごいぞオーケン(何がすごいか意味不明)。…ところで三島や太宰が好きなトニーはオーケンとか読むのかなぁ、オーケンってちょっと理屈っぽいところあるから読むのが大変そうかもなぁ、などと心の中で呟いたワタシだった。
 銅鑼湾の街の中まで歩き、本ついでに商務印書館ものぞいてくる。あ、『無間道』小説版ってこれかぁ。明日買おう。3時を過ぎ、お腹もすいてきたので、『欲望の翼』でお馴染の皇后飯店まで行く。なにかケーキでもあれば…と思ったけど、ケーキを扱っているのは元為[女尓]鐘情のほうだったというのを忘れていた。で、ここでは西土司(フレンチトースト)とホットの檸檬茶を。この店はディナーになると混むけれど、昼間訪れてもいい感じだ。帰りにこの店の支店でもある皇后餅店でお土産用にヌガーとクッキーを大量に買い込む。だってお土産専門店で買うより安くすむんだもーん(^^ゞ。
 北角までトラムで戻り、ここでトラム乗車用の小銭(2元)も尽きたのでMTRに乗ることに。まだ時間も早いので海を越えて一気に旺角(モンコク)まで行くことに。駅で降りると亞皆老道(アーガイルストリート)にある「雅博茶坊」に行ってみることに。この道をずんずん歩いていったのだが、途中鉄道(KCR)の高架をくぐりぬけた。あ、ここって映画で観たことあるなぁ。『色情男女』や『天使の涙』に出てきたんじゃなかったっけか?初めて通った。雅博茶坊でしばしウィンドウショッピングした後、ここまで来たならやはりここに行かねば!というわけで、明星好きの聖地・信和中心へ向かう。夕方もいい時間ということもあり、狭いビル内は中高生でひしめき合っている。店主か学生か知らないが、タバコを吸っている輩が目に付く。う、ここでうっかりタバコの火の不始末でビルが燃えたらヤバイよなぁ…。ワタシの全然知らない日本のアニメの音があちこちから聞こえてくる。
 いつもの生写真&明星グッズ屋へ。最近はF4の仔仔ことヴィック・チョウがサイン会のために来港したり、レオン・ライとフェイ・ウォンの《大城小事》の記者会見などがあったり、ミリアム・ヨンのコンサートがあったりで彼&彼女たちの写真が多かった。韓国明星の写真やグッズもあるけど、思ったより少ない。しかし、カウンターの壁一面にレスリーの生写真を大量に用意していた店があったけど、あれは日本迷向け?と思ったりして。まぁ、ワタシは買わなかったけど。明日も時間があったらまたのぞきに行こう。
 信和中心を出て彌敦道(ネイザンロード)を下る。衆坊街(パブリックスクエア)で曲がり、「香港のシネマライズ」または「香港の盛岡フォーラム(笑)」と言えそうな百老匯電影中心(ブロードウェイシネマテーク)とブックカフェ「Kubrick」をのぞく。ここは置いている本がなかなかよく、映画館の中にあるグッズショップも日本のものが混じっていたりするけど何も買わなくてもけっこう楽しい。いつかここのカフェでケーキか軽食片手に本を読んだりしてゆっくりしたいんだけど、来る時に限っていつもお腹がすいてなかったりするのでその野望もなかなかかなえられず…(笑)。
 6時半頃ホテルに戻る。昨日港威戯院でタイムテーブルをもらってきたのでここで《鬼馬狂想曲》か《花好月圓》を観ようかな、と思ったら今日に限っていい時間がない。そこで新聞を引っ張り出して電影欄で近くの戯院を調べたら、尖東(チムトン)の華懋(チャイナチェム)で上映される《鬼馬》の時間がちょうどよかったので、歩きすぎで痛い脚に鞭打って(笑)チムトンへ。
 映画が終わったのは9時半。何も食べずに観たのでお腹がペコペコ。どこかのお店で食べる元気もないし、カールズバーグのつまみでなにかテイクアウトしよっかな、と、金馬倫道(キャメロンロード)をさまよっていたら、潮州料理の茶餐廳を発見(名前失念)。ここで猪[オ八]飯(骨付きポークステーキご飯)を買ってテイクアウト。25元!安い!!量が多い!!食えるのかもとはし!?(結局食べられなかったが)ところで、ワタシはいつもなら食事をした後、アルコールは山林道にある行きつけのバー「Deep Blue」に行って飲んでいたのだが、夕方通りかかったときに店は閉店していた…。そうか、店閉めたのか…。それならしょうがない、ホテルで飲もう。というわけで、ビール片手に弁当食うワタシ。疲れた身体にアルコールがよく効き、食べ終わってしばらくしてベッドの上でバタンキュー。
 再び目覚めたら3時だった。顔をさっさと洗って就寝。でもなかなか寝付けず困った。明日はちょっと遠出して西貢(サイクン)でも行こうと思っているのに…と思いつついつの間にか寝ついていた。

| | コメント (0)

《見習黒薔薇》(2004/香港) 

 今月、いよいよ『ツインズ・エフェクト(千機変)』が日本でも公開される香港のスーパーアイドルTwins。実はもとはし、前回渡港した2002年末に、信和中心で彼女たちの写真を買っていたにもかかわらず、当時はどっちがシャーリーン(通称阿Sa)でどっちがジリアンかわからなかったし、映画も完全にスルーしてたのでまったくノーマークだったのだ。だけどそんな間にも彼女たちはブレイクし、次々と主演映画が公開されていたとはビックリだった。てーわけで新作の《見習黒薔薇》を観た。

「ワタシは宇宙人だ」と言い張る不思議ちゃんのサンディこと沙織(シャーリーン)と、近眼で普段は冴えないのにフルネームで呼ばれるととたんにキレて大暴れしてしまう心理学専攻のジルこと阿嬌(ジリアン)は、部屋探しの際に意気投合。そんな時、ある屋敷の行儀見習い募集に目をつけた二人は意気込んでお屋敷へ。しかし、そのお屋敷の持ち主は伝説の怪盗黒薔薇(テレサ)だったからさぁ大変。幾つものトラップをくぐり抜け、二人は知り合いのタクシー運転手ロー(イーキン)に助けを求めるが頼みの彼も役立たず。なんのかのあって黒薔薇の正式な弟子となるサンディとジルだった。
 一方、街では謎の怪盗、ポイズンアイビーこと紫藤女が暗躍していた。実はこのアイビー、かつては黒薔薇の弟子だったのだ。黒薔薇の嘆きを聞いたサンディとジル、そしてローは彼女のために立ち上がるのだが…。 

 日本ではレオン・カーファイ主演の『黒薔薇VS黒薔薇』で紹介された(そういえばこの映画にもテレサ・モウは出ていたけど、こっちではうっかり「黒薔薇」を名乗ってしまって大災難にあってましたな)60年代の香港コメディ映画を代表するキャラクター、伝説の女怪盗黒薔薇。《電影双周刊》によると、そもそも黒薔薇は60年代のアメコミのキャラクターから流用されて誕生したのだとか(一応大筋で、後でよく読んで確認しておきます)。なるほど…。この映画にはロビン(映画の中でイーキンがコスプレして、黒薔薇に「帰ってきたのねー!」と泣きつかれる)やポイズンアイビーが登場してくるから『バットマン』あたりをパクッたのだろうか?黒薔薇の衣装は全身黒に目を覆う仮面。これはどの映画にも共通するらしい。そーいえばマギー・チャンが初めて出た(そして監督に惚れられて結婚して離婚した)フランス映画『イルマ・ヴェップ』でも、マギーは黒薔薇みたいなカッコしていたなぁ。
 そんな黒薔薇を演じているのがお久しぶりのテレサだったんだが(4年前の香港映画祭で上映された《小親親》で骨董屋の主人役で観た以来)今までおばちゃんっぽい役柄ばかり見てきたせいか、今回の黒薔薇では意外なミステリアスさが出ていて、今まで観たテレサの中で一番キレイかも~なんて思ったりして(笑)。螺旋階段の上から降りてくる最初の登場シーンを観てびっくりしたもの。マジでテレサ?ってね。
 ここ数年異常に映画に出まくってない?と感じるイーキン(そういえばまだアルバム出してないんだっけ)。メインタイトルでは一応名前がトップだったけど、今回は(も?)若いTwinsに主役を譲ってどちらかといえばサポート的役柄で活躍。しかし、頼りたいときに一番役に立たないというのはコメディキャラのお約束か。前述したロビンコスプレは、最近の映画版バットマンに登場したロビンみたいなマッチョスーツではなく古式ゆかしい緑の短パン&グレーのタイツ姿。身体の線が出る衣装なせいか…なんか、イーキン、肥えたんじゃない?(あ~、ファンの方許して!)
 そして!“Ladies and gentlemen,黒薔薇参上!”と派手ーに登場する二人の見習黒薔薇、シャーリーン&ジリアン!お茶目でパンクな阿Saにしっとりおしとやかな(そうか?)ジリアンと個性がはっきりしているので案外覚えやすいかも。彼女たちといい台湾のF4といい、中華のアイドルユニットは個人個人の個性が日本のユニットよりはっきりしているから覚えやすいんだよね。(…だってミニモニ。やw-indsや嵐やNEWSってさっぱりわかんないもん)人気があるのはやっぱり阿Saなのかなぁ。もとはしはジリアンが気に入ってるんだけど(笑)。
 おっと忘れちゃいけない敵役にもコメント。アイビー役の女優さんはフェイス・ウー。あれ、何かに出てたっけ?この映画の監督でもあるドニー・イェンの妹クリスってどこにいる?と観ていたら…もしかして、このゴーゴー夕張もどきの子?(注・『キル・ビル』は未見)当然女子高生スタイルの彼女はヌンチャクを振り回してTwinsたちと戦うんだけど、
予告で観た栗山千明ちゃんの、鉄球を振り回す「本家」の動きよりはキレがあったから(千明ちゃんファン&『キル・ビル』好きの方ごめんなさい)、これがウワサの妹クリスなのかなぁと思った次第。…ところで話はずれるんだけど、ゴーゴー夕張って『バトル・ロワイヤル』の戦う女子中学生からきたキャラなの?(だから観てないんだよ『キル・ビル』)
 映画の内容自体は…、ツッコミたいところはいっぱいあるんだけど、まぁね、これって旧正月映画だからねぇ(笑)。
監督が久々のドニーさん(『英雄』の長空はカッコよかったなぁ)なもんでアクションは満載だったし、結構笑えたし。ラストはお約束の『恭喜發財、萬事如意』でしめさせてもらったし、ゲラゲラ笑って「あ~スッキリした!」と満足して映画館を後にしたもとはしだった。
 しかし、香港人と同じところに反応して笑ってしまったのに、広東語がよく話せないワタシって何者? 

rosenoire.JPG

英題:Protage de la Rose Noire
監督:ドニー・イェン&ウォン・チュンチュン
出演:Twins(シャーリーン・チョイ&ジリアン・チョン) イーキン・チェン テレサ・モウ フェイス・ウー クリス・イェン

| | コメント (0)

春光乍洩香港彷徨記-2月8日・上陸

 キャセイパシフィックは予定通りテイクオフ。5時間ちょっとの空の旅を快適に楽しむには、パーソナルモニターで映画が楽しめるこの飛行機がやっぱり一番。今回、香港行きのフライトで上映された香港映画は『無間道(インファナル・アフェア)』とイーキン&カリーナ・ラムの『恋の風景』だったけど、『無間道』は何度も観てるし、日港合作の『恋の…』は今月NHKハイビジョンで放映される日本語字幕版を観るつもりでいたので外し、全編日本ロケで話題のアメリカ版『東京攻略』といえそうな(笑)『ロスト・イン・トランスレーション』を観た(この映画の感想は本館の日記にアップ予定)。
 いつもは「beef or chicken?」の機内食も、この頃はBSE&鳥インフルに配慮したせいか、カツ丼とシーフードの選択制。多少疲れ気味なのでカツ丼はもたれるだろうと思い、シーフードをチョイス。今回は白身魚のチーズ焼withマッシュポテト&温野菜添えだった。

 午後4時前に香港国際空港着陸。どんよりとした雲が空を覆い、小雨が降っていた。
 到着ロビーに出てすぐお金を両替。前回香港ドルをほとんど使ってしまったので手持ちがない。空港での換金は街の中(特に重慶大厦)よりレートが悪いのであまり期待していなかったが、なんと1万円=675元。…なに、このレートは?今まで香港に何度も足を運んでいてここまで高いレートは見たことないぞ。もしかして街の中じゃ700元超えてるってこと?とちょっと喜びながら、尖沙咀(以下チム)行きのバスに乗り込んだ…。

 今回のお宿は君怡酒店(キンバリーホテル)。チムのど真ん中にあるこのホテルは日本のツアーパッケージでもよく利用されるところで、もとはし自身も3年前の年末に仙台発のJRのフリーツアーで利用したことがある。目の前にセブンイレブン&仙跡岩、裏手の加連威老道(グランヴィルロード)付近には許留山に多数の茶餐廳と食いっぱぐれない便利さがあるのでお気に入りの場所だ。このあたりのホテルはかつて映画館も併設されていた美麗華酒店(ミラマー)に、キンバリーと似ている雰囲気の温莎酒店(ウィンザー)、そして安いので一度泊まったけど、その原因は途中の坂のせいに違いないと思う仕徳福山景酒店(スタンフォード・ヒルヴュー)など。

 旅の疲れもなんのその、さっそくチムに繰り出す。食欲がないので麺類をさくっと食べ、ついでに映画でも観ようと計画。そんな時、焙茶工房しゃおしゃんの小香さんから薦めていただいた『茶藝樂園』の近くを通ったので入ってみることに。観光地のど真ん中にあるだけあって、お店の小姐は日本語で話しかけてくれた。広東語で喋りたいもとはしはなんとも言えずしどろもどろだったけど、諦めて日本語で話すことにした。試飲させてくれた「黄金桂」とこの店の名物だという「酔貴妃」を飲み、お茶請けの干しイチジクを遠慮なし(おいおい…)に食べていると、お客さんがどんどん入ってくる。でかい顔してどんどんお茶を飲んだはいいが、買うにはお金が足りなかったので3日目にまた行くことにして去る。

 広東道に面した海港城(ハーバーシティ)を歩き、二つのシネコンを回って上映作品と時間をチェック。観たいと思っていたリー・チーガイ監督久々の香港映画にして、サミー・チェン&ジェリー・イェン@F4主演の《魔幻厨房》は上映終了していて、ジングル・マー監督、ミシェル・ヨー&リッチー・レン主演の《飛鷹》は1日1回上映のみになっていた…。う~みゅ、《無間道Ⅲ》&《地下鉄》のVCD&DVDもまだ発売されていない代わりに楽しみにしていたのになぁと思って、旧正月後半の港産片をチェックすると、Twins&イーキンの《見習黒薔薇》(注・中国語の「バラ」の漢字が表示できないので今後は日本語の「バラ」で書きます)、『1:99電影行動』に続いてラウ・チンワンがマイケル・ホイに挑戦した21世紀版“Mr.Boo!”こと《鬼馬狂想曲》、そしてリッチー&ミリアム・ヨンの時代劇《花好月圓》の3本となっていたので、滞在中にこれを全部観ることに(ヒマだなぁ~)。港威戯院(ゲイトウェイ)で8時に上映される《黒薔薇》を観ることに決めて斜め向かいの茶餐廳『大牌[木當]』に駆け込む。入るのはこれが初めてだ。御飯つきのセットメニューや麺セットなどあったけど、魚丸の入った汁入り河粉&熱蜜檸檬茶を注文。香港のレストランは御飯ものでも量が多くて食べきれないことがあるが、麺も量が多かった…。でも、スープも合わせてあっさり味だったのでなんとか完食~。そしてレモンティーには例によって大量のレモンスライスが投入。それをアイスティと同じようにロングスプーンでクラッシュしながら飲むとおいしかった~。はちみつレモンで紅茶を作ったような感じだった。

 帰りは仙跡岩で珍珠[女乃]茶をテイクアウトし、セブンイレブンでカールスバーグと香港名物ねぎクラッカーと水、そして『電影双周刊』を購入。ホテルで一杯やるかと思ったけど、さすがに疲れているときに一杯やって明日起きられなくなるのもイヤかなと思ったので、日本から持ってきた台湾ウーロン茶を沸かしたお湯の中に入れて飲んだ。テレビをザッピングしながらそのまま就寝~。

| | コメント (0)

春光乍洩香港彷徨記―プロローグ2(笑)

 どうも、これがホントのプロローグです(笑)。

 本日、香港より帰還いたしました。食べまくり歩き回りお茶のみまくりでお腹いっぱいだわ足は痛いわトイレは近いわと大変だったっす。
 前回書いたように5年ぶりの一人香港旅行だったので、普段じゃできないようなことを目いっぱいやったのだけど、一人だと不便だったこともいろいろあったかな。でも絶対日本じゃ公開されそうもない旧正月映画(《見習黒薔薇》《鬼馬狂想曲》《花好月圓》。《魔幻厨房》《飛鷹》は公開終了、フェイ・ウォン&レオン・ライの《大城小事》は明日より公開…)も観てきたし、これまた日本公開もなさそうなトニーの最近の出演映画(《天下無双》《行運超人》)、ちょっと観たかった呉彦祖&すーちーの《北京樂與路》、そして《藍宇》!のVCDも購入してきたし(映画の感想は旅行記と別に、VCDも観たら感想をアップ予定)、本も《無間道》小説版にドイルにーさんの写真集購入と、収穫はまぁまぁってとこです。次回から1日分ごとに旅行記をアップしていきますので、お楽しみにー(^o^)。

| | コメント (0)

春光乍洩香港彷徨記―プロローグ

いよいよ明日から香港。今は成田の近くにいる。今回は5年ぶりの一人旅ということでやや緊張気味のもとはし。もちろん鳥インフルも大いに心配なのだ(^_^;)。でもそれを気にしていたらなにもできないから、なるべく楽しみたい。 明日出発前にネットカフェに入れたらもっかい書くつもり。ではでは。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

『フルタイム・キラー』記者会見

 昨日のうちに書くつもりが都合で書けず、今さらな話題だけど、節分の日に記者会見があったのね。

 劉徳華:『全職殺手』日本公開で記者会見

 香港の新聞サイトで写真を見たけど、やっぱ反町ってでかいんだなと改めて思ったりして(笑)。
 しかし、これは香港でも同じなのかもしれないけど、映画についての記者会見なのに、なんでマスコミは主演俳優のハニーのことなど、映画に関係ないこと聞きたがるんだかねぇ?映画の記者会見なんだから映画のこと聞こうよマスコミ(ってここでこんなこと書いても無駄かしらん)。そーいえば木村さんも昨年11月にもうすぐ完成予定の『2046』記者会見で香港マスコミに妻子のこと聞かれてたしね。

 反町といえば、あまり9-10時代の民放トレンディ(死語)ドラマを観てないワタシにとっては、彼のハニーが主演を張った大河ドラマに出演した時の、彼の役柄の口癖「~で、あるか。」が妙に印象に残ってしまったのね。で、『フルタイム』を観る時には反町の台詞の語尾をすべて「~で、あるか。」に脳内変換しながら観てしまうような気がしてならないなぁ。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

鳥インフルがなんだ!行くぞ香港!!

 香港行きまであと6日。 仕事が忙しくてまだ準備していない…。

 もう最近、SARS報道より鳥インフルエンザ報道を目にするたびにブルーにならざるをえないもとはし。頼む、頼むから香港にまで上陸しないでくれ鳥インフルよ!と願うばかり。やっぱりうがい薬とマスクは必要とみた。あとは公園の鳩に近寄ったり、追っかけないことか(こらこら)。

 これ以上暗いことは書けないので、楽しいことを。
 香港にいったら是非見たいものがこれだったりする(笑)。

    香港:貴金属店「黄金製のスター」で客寄せ

 うむ、これってどこのお店かしらん?ホイホイ(アンディ・ホイ/許志安)とかソーさん(ウィリアム・ソー/蘇永康)は似てるなぁ。エリックさん(エリック・ツァン/曾志偉)は「あれ?」って思ったけど…。きっと遠目から見ても、ものすごーく目立つんだろーな。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

アンディ・ラウ、ただいま来日中!

 今月公開される『フルタイム・キラー』のプロモーションのため、現在来日中のアンディ。東京以外にもプレミア試写会で挨拶に行くようで、かなり精力的に動くみたい。頑張れよー華仔(^o^)。
 反町隆史と共演したこの作品のことは3年前に撮影しているということを聞いていたものの、長い間日本公開が決まらずにいたのでどうなるものかと思ったものの、公開決定でとりあえずホッ。映画自体はまだ未見なので、実際のものを観たらここに感想をアップ予定。もしツッコミ多かったらすみません(と今のうちに謝っておこう)。

 また、来日前に香港でインタビューされた記事が今日の日刊スポーツサイトにあった。
  アンディ・ラウが反町とキムタク語る

 ま、日本のスポーツ新聞のインタビューだから、どーしてもアジア映画に出演する日本明星のことがメインになってしまうのはしょうがないとしても(笑)、この記事を読んでちょっとビックリ。華仔、いつから木村さんと知り合いだったの?やっぱり以前スマスマに出た時から?…いや、個人的にはワタシは木村さんなんかどーでもいいのだけど(笑)
(そんな木村さんがトニー・レオンと共演する話題の王家衛作品『2046』については、公開が決まったらゆっくり触れるってことで)

| | コメント (1) | トラックバック (2)

カルマ(2002/香港)

 昨日に引き続いてホラー映画なので今回もネタバレ少なめで…。

 この作品はレスリー・チャンが初めて挑んだホラーにして、遺作…。一時期、この映画を撮り終わった後に情緒不安定になり、それが彼の死に影響したかなんていう噂もあったけど、真実はさすがのワタシもわからない。んじゃ、この映画ってそんなに不安にさせられるのか?と思いながら観た。

 両親に別れられた若き翻訳家ヤン(カリーナ)は、引越しした部屋で奇妙な現象に巻き込まれる。この部屋には土砂崩れで死んだ大家の妻子の霊が取りついているのではないか…?それに怯えて情緒不安定になった彼女は心霊現象を信じない精神科医ジム(レスリー)のもとへ行く。両親の離婚による心の病と判断した彼は親身にカウンセリングしていくうちにヤンと恋仲になっていく。しかし、ヤンが悪霊から開放されると同時に、ジムには学生時代の彼女の幽霊が見えるようになってしまった…。

 この映画の前に『the EYE【アイ】』を観て恐怖におののいてたもんだから、「よりによってまたホラーかよぉ~」とげんなり気味だったワタシ。実際観てみると、ホラーともサイコサスペンスともいえないような印象だった。てゆーか前半はホラーで後半はサスペンスって感じか。『アイ』もこれと似た雰囲気だったけど、こっちは前後半が分断されちゃってて、どっちとも中途半端な感じがした。(幽霊たちも『アイ』より怖くないし)。まー、それらを無視してラブストーリーといってもいいんだろーけど、う~ん…。
 あと、主役としての重点はレスリーよりカリーナちゃんのヤンにあると思ったかな。
 レスリーが演じている、目に見えるものしか信じないのに、ヤンと出会ったことで、ミイラ取りがミイラになるように(…ちょっと語弊があるか?)悪霊に悩まされることになるジムの痛々しさは何ともいえない…何度も出てくるプールのシーンも含めて(あれは違う意味で痛々しいのだが、ここではあえて言わないわ)。そうであっても、ビルの屋上で自分が原因で死んでいった昔の彼女との対決シーンとその決着のつけ方は、レスリーにしかできない荒業だったような気がするぞ。これをあの人とかこの人がやったらちょっと…って感じか(笑)。

 しかし、カリーナちゃんってかわいいなぁ。大輪の花のような中華美人女優とは違ったシロツメクサのようなかわいらしさがあるぞ。

原題:異度空間(Inner sense)
監督/ロー・チーリョン 出演/レスリー・チャン カリーナ・ラム

| | コメント (0)

« 2004年1月 | トップページ | 2004年3月 »