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going home(2002/香港)-韓国・タイ・香港合作『Three』より

 アジアンホラー花盛りの昨今、『反則王』のキム・ジウン、『ナンナーク』のノンスィー・ニミブット、『君さえいれば』『ラヴソング』のピーター・チャンが釜山映画祭で出会ったことから生まれたアジア発のオムニバスホラームービー『Three』。B級ホラーテイストが高いジウンさんの韓国編『memories』、伝奇的な雰囲気を漂わせたニミブットさんのタイ編『the wheel』に続き、トリを飾ったのが、もしかして『ラヴソング』以来7年ぶりくらいの香港映画じゃない?と思った我らがピーターさんの『going home』。この作品は合作にして短編でありながら昨年の香港電影金像奨にも最優秀男優賞等でノミネートされた。

 取り壊し間近の団地に越してきた警官(エリック・ツァン)と息子。彼らのほかには隣に住む大陸から来た男性(レオン・ライ)と彼の妻、そして赤い服を着た少女が住んでいた。少女と遊んでいた息子が行方不明になり、息子を探す最中に警官は隣人を訪ねる。隣人は漢方医で病弱な妻を薬草風呂に入れてかいがいしく面倒をみているのだが、警官は男の妻がすでに死んでいるということに気づく…。
 ピーターさんの映画を観るのは『ラヴソング』以来5年ぶり。ハートウォーミングドラマが持ち味のピーターさんがなんでホラーを…と思ってたら、彼は『the EYE【アイ】』のプロデューサーだったってことを思い出した。それでホラーに味を占めたのか?
 レオン・ライ(以下リヨン)演じる男が死んだ妻を生き返らせようとしてせっせと面倒を見る(演じている女優さんは大変だっただろう、死体演技。肌を露出しない香港映画には珍しくフルヌードまで見せていたぞ!)姿に愛は感じるが、それって客観的に見ればラブラブ死体なネクロフィリア野郎じゃねーか…。げに不可解は悪霊よりも呪いよりも人間の業か。ちなみにリヨンはこの演技で香港電影金像奨最優秀男優賞ノミネート(&台湾金馬奨最優秀主演男優賞受賞)。この映画の後にイーキンと共演した《双雄》ではこの映画の演技を継承したようなサイコ野郎を好演したそうで、もしかして今後この路線を行くのか?とマジに心配になる…。(注・その後リヨンは《無間道3終極無間》《大城小事》に出演。《大城》はホラーじゃないから安心か)だってリヨン、ただでさえ背がでかくて無表情だから、この映画での感じはホントに不気味で怖かったのよー。

 ところでこの話の舞台になった団地、おそらく郊外だと思うけどどこだろう?ホントに幽霊が住んでいそうな感じに撮れていたなぁ。この映画のロケ地めぐりは怖くてできないかもしれない…。(いや、すでにないのかもしれない)

香港題:三更之回家
監督:ピーター・チャン 撮影:クリストファー・ドイル
出演:レオン・ライ エリック・ツァン

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