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《鬼馬狂想曲》(2004/香港)

 もし、この映画が日本で公開されるなら、こんな邦題はいかがだろう。

 『Mr.Boo!2004 ハミー・ボーボーと賢者の箸』

 …え、何それだって?だってそーゆー内容の映画なんだもん。
 あ、この映画は『1:99電影行動』の一編で、この映画の監督ワイ・カーファイがジョニー・トゥとコンビを組んで撮った短編《狂想曲》に続いて、香港映画史に残る許(ホイ)兄弟作品、邦題で言えば『Mr.Boo!』シリーズをリメイクしたものなのだ!《狂想曲》では、長兄マイケルをラウ・チンワン、三男リッキーをチャップマン・トゥ、四男サミュエルをアンディ・ラウ、そしてド近眼で地味ーなヒロインをサミー・チェンを演じていたが、ワイさん単独監督のこの長編でメインキャストはラウチン以外一新。リッキーにあたるのが小春ことチャン・シウチョン、サミュエルを古天楽ことルイス・クー、サミーと同じメイクの地味ーなヒロインにセシリア・チャンという面々。元祖Mr.Boo!マイケル・ホイ先生も、あっと驚く特別出演。

 1969年香港。私立探偵社の社長(ラウチン)、気弱なフーグー(小春)、ブルース・リー崇拝者のキット(古天楽)は依頼により骨董品店の警備にあたっていたが、そこに侵入した泥棒と乱闘し、店をメチャクチャに。壊したものを事務所まで持ってくるが、その中のランプから一人のド近眼の少女(セシリア)が現れた。彼女はホグワーツ魔法学校(爆)の生徒ハミー・ボーボーと名乗り、社長たちの願いを魔法でかなえてあげるというが、半人前の彼女の魔法は全くかなわないので彼らはそんなことを信じない。落胆した彼女は外に飛び出すが、チンピラ(ジャンユー)に襲われて身ぐるみ剥がされ、大切な従妹の箸を強奪されてしまった。失意のまま探偵事務所に戻り、憧れのいとこを慕って出ていったフーグーの替わりとして下働きをするボーボー。一方、チンピラが手に入れた箸は双子の少女(Twins)に変身。チンピラたちと共に悪事を働く。遅効性の魔法と暴れん坊の従兄(怪獣のぬいぐるみ)に悩まされつつ、はたしてボーボーは従妹を取り戻せるか?そして、3人の私立探偵の願いはかなうのか?
 …なんか、これ以上あらすじを書くと支離滅裂になりそう。書くのがバカバカしく、じゃなかった難しくなってきたのでここで終わり(笑)。

 白状しまーす。もとはし、長年香港電影迷やってるくせに『Mr.BOO!』シリーズって観たことありませーん(爆)。
ヴェテラン電影迷に「けっ、尻の青いガキがなった気しやがって」とかなんとかいわれることは確かっすね(おいおい)。それはさておき、『1:99』の《狂想曲》はこんなアタシが観ても結構面白かったんだよん。本館で《狂想曲》の簡単な感想を書いた時点では、あれが『Mr.BOO!』だとは全く気づかなかったんだけど、あのドタバタしたおめでたさが賀歳片のいいところなんだなって思ったの。で、その面白さはこの長編にもあったんだけど、香港じゃ所詮ガイジン(笑)&広東語まだまだ初級者のもとはしにゃ理解できないところも多数…。うむぅ、ここはヒマができたら日本語字幕版『Mr.BOO!』シリーズを借りてきて精進すっかなぁ…。(日本語吹き替え版の広川太一郎さんのやつだとアドリブばりばりだっていうしなぁ)

 賀歳片と言えば《見習黒薔薇》の『キル・ビル』パロを挙げるまでもなく、いろんな時事ネタが盛り込まれるのも魅力。一応ネタバレで書くけど、まず今年はクリスマスに『ハリー・ポッター』がなかったせいか、これがパロディのベースになってるし(舞台が35年前だから、いいのかそのへんは)、去年秋の中国初の有人宇宙飛行もしっかりネタにされてた。あとは60年代ということで、登場人物のファッションも注目かな。ボーボーは地味だからダサダサなんだけど、まるでザ・ピーナッツみたいなTwinsに、クリスティ・チョン演じるジェーンの衣裳はゴージャスでセクシー、そしてキュート(^o^)。

 滞在時の新聞には、この映画のヒットを受けてサミュエル・ホイが久々に映画界に復帰して、お兄ちゃんたちとのトリオを復活させてコメディに出るかも、という記事があった。これまた楽しいかもね~。

英題:Fantasia
監督:ワイ・カーファイ
出演:セシリア・チャン ラウ・チンワン ルイス・クー チャン・シウチョン ン・ジャンユー  クリスティ・チョン Twins マイケル・ホイ

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